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彼のバットは北海道日高地方のアオダモの木。落合も松井もプロ野球選手はアオダモのバットを好んだ。しかしアオダモを取り巻く環境は急速に悪化。あと数年でアオダモバットはなくなるかもしれない。
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「アオダモ」って植物の名前だったのか・・・
というぐらい何も知らない私が、
なぜこんな本を読んでいるのかというと、
仕事のためです。
でも、ちょっと思ったのと違ったかなぁ。
でもでも、職人さんの心意気には感動。
どんな道のプロでもすごい人には共通点がある。
自分の仕事への誇り。
言い訳をしない潔さ。
ひとつのことをし続ける情熱。
そんなバット作りに携わる職人さんたちの心意気のうえに、
イチローさんをはじめとする野球人たちの偉業がある。
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「アオダモの木 植樹セレモニー」なら何度も見たことはあるけど
正直こんなに奥が深いというか考えさせられるとは思わなかった。
たかが木製バット、されど木製バット。
プロ野球選手が使用しているバットの木の種類なんて全く知らなかったけど
あぁそんなに種類があって、その中でもアオダモが消滅の危機なのだな。と。
一本約70年。今植えたとしても70年後の2090年なのか、と愕然とした
沢山の企業や沢山の林業や職人が携わって
その先に選手がいるんだなと改めて知った本。
アオダモ、めちゃくちゃ奥が深い。