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紙の本
たしかに、社員教育と称するものの大半は、作業手順及び業務処理方法の説明に過ぎない。
2009/11/23 23:40
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
発想の原点や感情コントロールの原理など、費用対効果が見えにくい教育は、今時、その余裕が無いとの理由で、行なわれなくなった。ましてや、経営教育などしてしまったら、いかに自社が危ないか気づいてしまって、能力の高いもの者から、辞めていってしまう。
「気づき」を誘発させる研修など、もってのほかだ。いや、まてよ。醜いリストラ強制執行より、退職促進には、いいかもしれない。
終身雇用・年功序列が守られている組織において、その副産物である社風は、需要と供給のバランスが取れているので、なんてことはない、著者のでる幕はない。
しかし、その社風だけが残り、実態は結果主義になっている組織には、本書をトップからアルバイトさんまで、熟読する必要を感じる。
人間関係が恐ろしく希薄な会社組織。著者に言わせると、もともと共通目的を持って人が集う組織であるからして、当然なのかもしれない。加えて新興企業ならそれも良いのかもしれない。ただし、人が生活し、年月がたち、体力が落ち、逆に生活周辺に経費がかかるような年齢になた時、創業当初は新興でも、組織としては新興ではなくなる。
200年の歴史しかない国からそのシステムだけを真似ても、歪みが出ることは目に見えている。真似だけした高度経済成長時代の代償として公害が発生したように。4000年の歴史があるというのに、過去が実力となっていないのが残念だ。
本書タイトルを「社員を育てる余裕は、もはや、ない」に変えたほうがピンと来る世の中になったしまったのではないだろうか。
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