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災獣たちの楽土シリーズ第三巻。
今回の舞台は、律花と芳巻で、災獣はそれぞれ凍狐と風鳥。
主人公の律花の末姫は、美人揃いの姉妹の中で唯一平凡な顔立ちで、しかも、工芸品を作るのが好きなため、変わり者とみなされ王宮の中で孤独を感じながら過ごしていた。
そんな末姫が、芳巻のお妃候補に選ばれたことから、物語は動き出す。
一、二巻に登場した主要な人々も再登場し、力をあわせることになる。
この巻の、一番の魅力は、やはり末姫の物を作り出すことへの情熱だろう。彼女の不器用までに熱い思いが、人々を災獣をも動かす。
最初、大地も人の心も荒れ果てていたこの世界が、少し龍神の目指す楽土に近づいた。
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阿呆鳥で馬鹿鳥がおおあばれ…で全員集合でやっつけちゃった…ってねぇ。
まぁその通りなんだけど (^^;;
それでも「今日のところはこの辺で勘弁しといてやる」だし ;p
凍孤も出てきて、災獣全員集合。竜神様は除いて…だけど。誰でも見ることはできるけど、誰も見ることはできない…だもの。
とても面白かったけど、しいて言えば後日談をもう少し読みたかったな。緋乃
人と千矛火が会うところとか、氷晶と郁耀のその後とか、氷晶の創作活動とか…
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災獣シリーズの完結編。メインは律花と芳巻のお話で、阿呆鳥こと風鳥がよく喋ります。見せ場の全員集合は盛り上がりますね。もう少し話が続いても良かった気がするけど、終わりには満足。あと本に入ってた広告(小冊子)が特製になってて笑いました。
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大姫のツンデレがひそかにたまりません。
トータルできれいにまとまりました。生き物がみな素敵です。
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三部作の最終巻。五国の内、残る芳巻と律花の国を中心に、1、2の主人公や登場人物も出てきて、内容が濃厚で面白かった。両国の雪や草原などの表現が対比的で綺麗。
前巻以上に、個性が強すぎて暴走気味な登場人物たちが多くて、最後までぐいぐい読めました。
個人的にはあまり好きな性格でない、口が悪い・ツンデレ(?)な人が目立って、途中放棄しそうになりました;けど、物語の終盤に向かうにつれて、彼らなりの気持ちや思惑が分かり、それが魅力的で物語を引っ張っていて、とても良かったです。