紙の本
首の姫と首なし騎士4
2013/03/24 10:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:季冬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
【首】―統率者
大国オーランドを打破し、英雄ジョセフ・フォルモントが打ち立てた新興国フォルモント国。
大罪を犯した父王に代わる次期国王の選出を任された、末姫シャーロットは、祖父ジョセフの遺言により、建国の英雄・最強の「首なし騎士」アルベルト・ホースマンを護衛にしていた。自らも含め、王族の中に適任者がいないことを知るシャーロットは、フォルモント一族以外の次期国王を選出するため、候補の一人・亡き母の弟ウェルズの領地タウンゼントを、第一王子である兄レイフォードと訪れることにした。
そこへ、父王に追従し、犯した罪を償った第二王子クローヴィスが、王宮に帰還。かつて、母殺しの妹として、シャーロットを憎悪したクローヴィスとの再会に、シャーロットの心は揺れる。妹を溺愛するレイフォードと、妹を憎悪した過去から戻ってきたクローヴィス。
訪問先のタウンゼント領で、シャーロットが見たものは、仲睦まじい理想的な叔父家族の姿だった。そこで、シャーロットは、思いもかけぬ人物に再会する。
「あの人が死ぬようなことがあったら、許さない」
王国を蝕む暗部に辿り着いたシャーロット。最強騎士アルベルト・ホースマンの存在が、シャーロットにとって強くなっていく。
投稿元:
レビューを見る
あのクローヴィスが戻って来ましたけど、ほんと別人のような変わりように、シャーロットでなくても驚きました。
引きこもり姫のシャーロットが兄のレイフォードとアルベルトとともに、叔父のウェルズの治める領地に向かいましたけど、ダダ漏れ独り言って、結局なかったように思います。前巻はどこが独り言なのか区別が付かないくらい、ダダ漏れてましたのにね。
あと、今回とうとうエルマー家の悪行が明らかになりましたけど、セシルは相変わらず何を考えているか分からないです。シャーロットの完全なる敵とは思えないんですけどね。
人食い竜ガイもガイが探していたゲオルグの妹カルラも出て来て、なんかこの二人いい感じです。アルベルトとシャーロットもなんかまたちょっといい感じになってましたけど、二人の気持ちにはガイだけが気付いているのかなぁ。もうちょっと、アルベルトがかなり焦ったり、アルベルトの心情ダダ漏れ描写があったら面白いのになぁ。
最後にクローヴィスが気になる行動取り始めてるし、次巻も楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
感想はブログにて。≫http://ututusamayouhisseki.blog.fc2.com/blog-entry-145.html ネタバレ含むので注意。
投稿元:
レビューを見る
じれったいけど、それがいい。もっとらぶらぶが増えたらいいなとも思うけど、そうなったらこの話の萌えが減ってしまう気がする。
投稿元:
レビューを見る
前巻と比較すると、ちょっと物足りなかった4巻目。
しかしエルマーさんちは何がしたいんでしょうね。
魔女さんがまさかもう出てくるとは思いませんでした。
次巻は10月だそうなので、(またまた波乱の予感ですが)期待して待ってます!
投稿元:
レビューを見る
クローヴィスがこんないいキャラになって帰ってくるとは!
甘すぎず辛すぎず、でも一筋縄ではいかない展開。
続きが楽しみです♪
投稿元:
レビューを見る
久しぶり、なお兄さん再登場、の巻。
話もがっすんがっすん進んでおりますが…関係は微々たる進み。
どうなるのでしょうか? というより、どうするんでしょうか?
確実に何だかスルーしてる感じなのですが!?w
自分だけで突入していくのと、守りながら突入していくのでは
当然動きが違います。
方向転換してきた竜は、その辺りどうするつもりなのでしょうか?
第二の被害者は、どう手綱を操って行くつもりなのでしょうか?
むしろ再登場はあるのか!?w
何でしょう…こう、新密度というか、スキンシップが
微妙に増えている気がします。
それはそれで面白いですけど、ヒーロー、ばったり。
完璧ではない、というか、動揺理由が理由なだけに何とも言えませんが
一応人だったのか、と違う意味での関心が。
しかし王国全土に根がはびこっていると、それはとてもではないが
一斉排除は難しい…。
再登場お兄さんは、罠に飛び込んでそこからどうにかするつもりでしょうが
駆除できるものなのでしょうか?
投稿元:
レビューを見る
刑期を終えて帰城したクローヴィス。あの高圧的だった第二王子がここまで変わるなんて……。
そして、ついに『王の目』によって集まった各領主たちの情報。
その情報を参考に前回からもしやと考えていた叔父の領へ向かうシスコン王子とシャーロット&首なし騎士。
そこで巻き起こる怪しい瓶から始まる事件とは……。
そして、ついに明らかになる薬石と魔女との悲惨な過去。
それと同時にエルマー家の過去と現在が明らかに!
今回も首なし騎士の無自覚な行動に始終ドッキドキでした!
久しぶりに真っ赤な彼が見られます!
しかも今回は人食い竜も真っ赤っかw
投稿元:
レビューを見る
内容…★★★
人物…★★★
文体…★★
クローヴィス兄さん返ってきた。
こういう気持ち的に絶対に裏切らない味方が増えていくのは嬉しいね。
今回パトリックいた?登場人物のところにいるから、それなりに出番あるのかと思ったけど、タローに居場所とられてないか。
これ最後、恋愛で終わるのかな。やっぱり。
あんまり想像つかないな。
彩雲国物語みたいに政治的な話重視で恋愛要素少なめ希望。
愛より信頼とか忠誠で動いて欲しい。
投稿元:
レビューを見る
2012.07.25読了。紀伊國屋書店で購入。
恋愛色が薄いのかラブラブなのか判断に困るのは変わらず。
ドラマCDは聞いてみたいなと思うのですが、応募するかは検討中です。
投稿元:
レビューを見る
http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-334.html
投稿元:
レビューを見る
“「全部最初からやり直す。……お前を見ていたら、そうしなきゃいけないと思った」
「へ」
「今のお前は"王族"だ。俺と違って、本当の意味で自分の考えを持って答えを出してる。きっと誰にも流されたりしないんだろう。……昔はどうあれ、今のお前は"セシル・エルマー"じゃない。……王族らしさの定義を見失ってる奴が言っても説得力はないと思うが」
「…………」
ぽかんとして目の前に座る兄を凝視する。そのうちにいたたまれなくなってきたのか、彼は帝王学の本を手に席を立ち、「作業の邪魔をした」と短い挨拶を述べて退室していった。扉が閉まり、足音が遠ざかる。
その頃になってようやく我に返り、目の前に立つアルベルト・ホースマンの顔を見上げる。
「ねえ。あれってつまり、励ましてたの?」
「あるいは誉めてたか、懺悔か、でなきゃ愚痴か。俺にはわからん。この一族は何で常に遠回しな言い方になるんだ?解読が面倒くさい」
「悪かったわね、面倒な一族で」
ひとまず悪意ある言葉ではないようだ。確実なのはそれくらいで、後は励ましとも賛辞とも懺悔とも愚痴ともとれる。
——今の私は王族。そんな風に言われる日が来るとは思わなかった。それもクローヴィスに。”[P.73]
4巻目。
今回も面白かったー。
ロッティが首なし騎士の行動に戸惑ってるあたりとか。
モーリスの雰囲気が結構好きかも。
ガイとカルラのやり取りがもっと見たい。すっげ楽しい。
クローヴィスの行動にどきどき。
“(ガイ。それは違う。私が握っているのは手綱じゃない)
きっと、私の手はそのまま彼の首にかかっている。中途半端な"主"の私と、奔放であると同時に忠実過ぎる"彼"の関係は、それくらい危うい均衡で成り立っている。
黙ったきりの私を訝しげに見下ろしていた彼は、おもむろに顔を近づけて表情を覗き込んできた。いつもとは違う様子に気づいたのか、彼は漆黒の瞳を細める。
「あの男に何か言われたのか」
「大丈夫、何でもない。……それより、貴方の準備は全部済んだの?アルベルト・ホースマン。随分早々と戻ってきたようだけれど」
あからさまに逸らされた話題に、彼は訝しげな顔のまま「……全部終わってる」と答えた。旅慣れしていると、やはり身支度が早いらしい。一つ一つにもたつく私とは違う。ため息をついて身支度を再開する。
と。不意に彼が口を開いた。
「アルベルト」
「は?……急にどうしたの。自分の名前の確認?ガイじゃあるまいし」
「…………」
何かけったいなものを見る目で凝視された。”[P.224]
投稿元:
レビューを見る
シリーズ4作目。
超インドアの引きこもり姫シャーロットがついに遠出!(笑)叔父のウェルズの治める領地の視察に出かけることになり、そこである事件に巻き込まれる。その上、首なし騎士のかつての戦友"人喰い竜"も絡んできて…。
シャーロットが外に意識を向け始めてから話がだんだん面白くなってきた。クローヴィスが心配。
投稿元:
レビューを見る
デレベルト4巻!(違う)
姫がはじめて騎士の名前を呼ぶお話です(違います)
絶対的に強いはずの騎士にも弱点が、できてしまったんだなあと、なんだか微笑ましく思い。
惹かれている気持ちがわからない。というところが初々しくかわいいです。
今回は新キャラや裏の目的も出てきて、なんだか話が動きはじめました!
次も期待!
投稿元:
レビューを見る
なんかアルベルトが最初の頃とは別人のようなんですが。
それにしても、不器用な二人…。
特にシャーロットは相手の心配をする前に自分の心配をしようね!!
今回は大きく話が進展した巻だった。
それだけに、今後の展開が波乱含みでいろいろ気を揉ませられる。