電子書籍
斬新な漫画
2018/05/25 16:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gtr - この投稿者のレビュー一覧を見る
他にはない漫画です。
初めの50ページ弱までは、書き込みの多い画が流れるように進んでいくのに慣れませんでした。
しかし慣れてしまえば漫画の流れがスッと心に入ってきます。
ちょっとした表現をしっかり描くので、物語を捜索する人にとっては表現技法の資料集にもなりそうだと思いました。
投稿元:
レビューを見る
J-waveの番組で紹介されていて興味を持った。http://www.j-wave.co.jp/original/weekendmagic/metropolitancafe/
投稿元:
レビューを見る
同じく横山裕一。
川崎市民ミュージアムでやっていた「横山裕一展:わたしは時間を描いている」にて購入。サインもいただいた。
『ニュー土木』もすごいがこちらも驚愕。
映画ばりに視点が錯綜する。映像を見ているかんじ。
2次元なのになぜ…。
投稿元:
レビューを見る
友人に借りて拝読。
ずっと読みたかったのに読めてなかったので
初横山裕一!
マンガでしか表現できひん描写、構成。
目の付けどころと表現の仕方が独特唯一で、
読み終わった後、自分の感覚がこの作品に引っ張られてて、
世界観に惹き付けられてたことがわかった。
読解力の要るハイコンテクストなマンガ。
定規で引いたような線も素敵。
いいなあ。
投稿元:
レビューを見る
「せんせー。このマンガ面白いよ」と、生徒(当時小学四年生)に、貸してもらった本であり、軽い気持ちで借りたそのあと、内容にびびって慌てて本屋に走った本でもあり……。
台詞は一切なし、書かれている言葉は数字と単語が一つきり。
ただ「登場人物たちが、電車に乗って、目的地(たぶん……)に到着するまで(たぶん、到着しているんだと思う……)」を直線で描いただけの、文字通りにトラベルな話。
なのだけど、「本を読む」ということについて、目から鱗というか、改めて考えさせられたというか。
静物画のジャンルの一つに「ヴァニタス→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%82%B9」という寓意画があり、これを鑑賞するときには、それぞれの品物がなにを意味しているかをあらかじめ知っておかなければならない。すなわち絵画鑑賞というのは読書と同義である、という考え方を初めて知ったのは荒俣弘氏の博物学に関係するあれやこれやを読んだときだったのだけど、そのときと同じくらいの衝撃を頂いた一冊。
絵も内容も万人受けするものではないけれど、「読む」ということについて改めて考えることができる、という意味でもお勧め。
一応巻末に、それぞれのページの詳細な解説もついているので、買ったはいいけどわけがわからないよ!ということにはならないと思います。多分。