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建築探偵桜井京介の事件簿、第7弾<『桜闇』は番外編らしいので/ヴェネチアが舞台の今回。幾つもしかけられた罠に、はまらなかったりはまったり。京介の登場時間が少ないか。登場人物が美形が多いので、キャラ萌えっぽく見えるような気がするけど、ミステリとして面白いと思う/数少ない行ったことのある海外ヴェネチアが舞台なのは嬉しい。またヴェネチアに行きたくなる。
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2010/12/8〜12/11
イタリア人実業家の亡夫から相続したヴェネチア沖の小島に隠棲する日本人女性、レニエール夫人から依頼されてヴェネチアを訪れた神代と京介。跡を追ってきた深春と蒼と合流するが、島の売却に絡んだトラブルに巻き込まれる。島に渡った京介たちはレニエール夫人の周りで起こっていた不可思議な殺人事件に遭遇する。
1年ぶりの建築探偵シリーズ。いつもながらの京介の推理が光る。が、悲しい結末である。
ヴェネチアには昔訪れたことがあり、風景などを懐かしく思いながら読んだ。
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文庫が売れていない!?なにを〜〜!?
私が買い占めてやるッッ<そんな経済力はミジンコ程もありません・゚・(つД`)・゚・
いや、仮面の島のテーマは、タイトルが示すとおりに「仮面」でした。
この作品の中では、仮面というのは人の仮面。
人は、少なからずとも役割を与えられていきているもので、その時点で、むしろ人と接する時点で、実は目には見えない仮面を被っているのかもしれない。。
でも、人がどんな仮面をつけていようと、そうだ。蒼が言うように愛せるんだ。
その仮面も、全てひっくるめて愛する事ができる。
そして、仮面を被っている人自身も、(あるいは私自身も仮面を被る事があったとしても)
仮面を被る必要性があったからで、そして、そんな仮面をつけた「仮面の私」
のほうが、好きになったりする事もあるのじゃないかと…
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人は仮面を被って生きているのか?
ペルソナ…。
仮面の奥に秘められた真実を暴き出す、建築探偵シリーズ、初のトラベリングミステリ。
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ホントに久々に建築探偵読みました〜 ・・・って言っても今回は建築よりも美術でした。ってか、コレずっと前にノベルで読んでました。忘れてた(笑)
建築探偵初の海外でした!良いな、イタリア。ヴェネツィア♪
ミステリのネタ的につっこむと、多分かなり辛口になっちゃうんですよね(-_-;)でも蒼の成長話的には良かった、のかな?すごく折り返し地点な感じがする話でした。
建築探偵はたまに読みたくなるシリーズです。
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図書館で借りて読んだんですが、購入したので再読しました。ミステリーの部分と、主要登場人物の話がうまく混ざっていて面白かったです。蒼がとても二十歳とは思えない言動をしているので思わず笑ってしまいました。
2008/3/16再読
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ヴェネツィア行きたーーーい!
京介が大好きです。
この巻では、蒼が神代教授の養子になるかどうかを自分で決断する。
蒼、がんばれ><
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2月28日 読了
イタリア人実業家の亡夫から相続した、小島の館に隠棲する日本人女性=レニエール夫人。彼女から鑑定の依頼を受けヴェネツィアを訪れた神代教授と京介だったが、跡を追った深春、蒼と合流そうそう島の売却を巡るトラブルに巻き込まれる。そして不可解な殺人事件が!文庫版特典「蒼のヴェネツィア案内」も収録。
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今回の舞台はヴェネツィアです。
島の売却を巡るトラブルに蒼の養子縁組話。
そこに降ってきた日本人ライターの行方不明話。
1/3くらいから話は怒濤の展開を見せます。
仮面の黒装束が銃を持って押し入ったり、
京介や蒼も襲われるし(お約束)警察は無能だし。
ドタバタの仮面舞踏会ですねぇ。
頑なに仮面をかぶり続けた人は、
その仮面を剥がされたらどうなるんだろう。
裏の顔?本当の顔?それとも仮面の方が真実?
切ないような恐ろしいようなお話しでした。
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素顔よりも仮面の方が私は好きでした。それは私がなりたかった私自身なのかもしれません。
犯人の独白の中の1行だけど、これがすごく印象的だった。
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■舞台はヴェネツィア!トラベルミステリ編
イタリア人実業家の亡夫から相続した、小島の館に隠棲する日本人女性=レニエール夫人。彼女から鑑定の依頼を受けヴェネツィアを訪れた神代教授と京介だったが、跡を追った深春、蒼と合流そうそう島の売却を巡るトラブルに巻き込まれる。そして不可解な殺人事件が! 文庫版特典「蒼のヴェネツィア案内」も収録。
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蒼の特殊能力が最近出てこないけれど。。。
意識して、周りも利用しないようにしているのだろうか。。。
蒼は大学生、けれど周りは就職という形をとっていないので
今まで通りな関係かと思いきや
ラスト、色々関係性に悩んでいるようで。。。
次作、時系列は繋がっている用なので楽しみ。
事件の動機が。。辛い。。。
10代の一年は長いというけれど
24歳で現在53歳、20代の煌きも貴重。。。
推理物、建築、という印象は薄れ
最近は人間の真理や動機等の感情=結構文系なものを読んでいる感想を抱く。
ので、読みやすいのだけれど。。。
後書き解説が面白かった。
身近すぎる人って、憧れの対象になり辛いのかなぁ。。
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建築探偵桜井京介シリーズ(長編の)7作目です。
舞台となった建築はルネッサンス期のヴィラ、
ラグーナに浮かぶ小島の1つに建つ15世紀の建築です。
今回京介と神代教授はヴェネツィアにやって来ます。
ヴェネツィアの小島を購入したい企業からの依頼ですが、
鑑定の為所有者に会ってみればまったく知らないと言われます。
すわトラブルだという矢先、
蒼や深春や神代教授の隠し子(笑)まで乱入してきます。
さらにトラブルを持ち込む輩まで出てきて、
どんどんややこしくなっていく内にとうとう殺人事件まで。
最初から怪しい人がいたので、
トリックはともかく犯人については意外性は無かったです。
それよりも関係者の心情や動機に関してちょっと強引に感じてしまい、
感情移入し辛かったです。
ただヴェネツィアの街の雰囲気がとてもよく伝わってきて、
臨場感があって入り込んで読むことができました。
私も長めに滞在してあちこち歩き回ってみたくなりました。
ふところ事情が許すなら老舗ホテルにも泊まってみたい・・・。
これまで京介は巻き込まれた事件の謎を渋々解いてきましたが、
「人の身で人の罪を暴くことに意味はあるのか。」
終わりの方の独白でその態度にも納得です。
その京介が今回は事件に積極的に係わろうとします。
最後深春に促されてなにやら打ち明けようとするところで終わりますが、
依然謎のままの京介の過去がそろそろ出てきそうな予感がします。
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面白かった。
前作にあった閉塞感みたいなものがない。イタリアだからかな?ヴェネチアが美しい。情景描写がとても好き。
蒼の成長が丁寧に描かれているし、京介の考えてることもなんとなくわかったような気がする。
今回は京介が積極的に事件に関わったので、はなしが分かりやすい。最後の真相まで一気に読んだ。
タイトルの「仮面」ということば。
仮面を外したかったり、
仮面をつけたままでいたかったり。
大好きなひとと一緒にいたいから、仮面をつける。それが「なりたい自分」ならそれでいいのだと思う。
「素顔よりも仮面の方が私は好きでした。」という言葉が印象に残っている。