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誰もがみな孤独を抱えながら生きている。だからこそ自然と寄りそい、惹かれ合っていく……。
時にに孤独を友にしながら、前向きに強く生きようとする女性たちの恋の瞬間を描いた4つの恋愛ストーリーを収録した短編集。
2012年8月31日読了。
久々に喜多嶋節を堪能した気がします。
せつなさのある中に、なんかこう、シャキッとしなくっちゃと背筋を正されるような、久々にそんな気持ちになりました。これこそが喜多嶋節という感じです。
ただ、ちょっと気になったのは1話目の「宅急便で届く恋もある」。
4話とも違うタイプのヒロインが登場させたかったのでしょう、彼女は今までにはいなかったおっとり系ヒロイン。
なのに、語り口がどうしてもおっとり系には思えなくて。そこだけがちょっと違和感でした。
残りの3話については、喜多嶋さんご自身があとがきで書かれているようにビタミン剤のような爽やかな作品に仕上がっています。
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生きてる上で、必ずついてまわる「孤独」。
そんな少し重いテーマを著者らしい軽快なタッチで、重苦しくなく、けれど心に残る言葉で綴られています。
どの主人公も時には勢いよく、そして時には悲しみを抱きながら、最後は明るく乗り越えて行く様子が、読んでいて励みになる一冊です。
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仕事が一段落ついて、ふと襲われる寂寥感。孤独だからこそ闘えることがあるが、誰かと一緒に闘いたいと思うのが人の性。
そんなビミョーな心の揺れ動きを描いた4つの恋愛ストーリー。
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〈前向きな孤独〉をテーマにした短編恋愛小説。
どれも素晴らしい。もっと読みたい。
タイトルが素敵
オススメしたい一冊