紙の本
枕元にはウッドハウスを
2016/01/27 19:43
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投稿者:コーヒーマニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編ではスピーディに、畳み掛けるような笑いを仕掛けるウッドハウス作品の中で、最高傑作との誉れも高き、長編の本作には、これぞ真骨頂!と思わせるだけのタネも仕掛けも、盛りだくさんです。あれよあれよという間に、ウッドハウス中毒になること、間違いなし。枕元の必需品です。
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噂のジーヴス本、2冊目。
今度は長編ということで、読んだばかりのいかにも短編の形式を生かした楽しさと比べてどうだろうと思いましたが… これが!抱腹絶倒でした。
バーティに近づいてくる人々の面白さ加減、バーティが意地を張るために余計こんがらかる事態、ひっぱりにひっぱるジーヴスの解決策…
あっぱれです!
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ジーヴスシリーズ第二弾。今回は長編。事態を打破しようとして、次々と面倒ごとを引き起こすバーティの神業的ダメっぷりが最高。後、酒は怖いということがよく分かる本。
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ジーヴスシリーズ初の長編。ご主人のバーディがおバカで愛らしい。しかもみんなにいじめられてかわいそう。大笑い。
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今回は長編。二組のカップルと、叔母さん夫婦の金銭問題、ついでにフランス人シェフの進退問題が同時進行。ラスト付近のどたばた具合は、シチュエーションコメディを見ているようで実に可笑しい。相変わらず若主人の服装センスについてもめている二人もみどころ。
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登場人物が、だれが誰やら…!!主の女の子がこんがらかってしまう。バーディのからまわりっぷりというか、トラブルメーカーっぷりがかわいらしい。ジーヴスとバーディはドラエモンに似ていると思ってたけどトムとジェリーにも煮ているのかもしれない。というか何故そこまで御主人様を窮地に追い込むのが済みなんだジーヴス。一種の愛情なのかそれは。
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国書刊行会版のジーヴスシリーズ第2作。
『比類なきジーヴス』の方は、まだ独立した連作短編集として読めますが、こっちは完全に長編です。なんと第1作の『比類なきジーヴス』は、文藝春秋の『ジーヴスの事件簿』とほぼまるまるダブっておりました・・・・ガク。
しかし、どっちか選ぶなら文藝春秋の方がおトク。
なぜなら文春版には、ジーヴスがなぜ若主人バーティに仕えることになったきっかけのエピソードと、ジーヴスものの原型となった短編と、ジーヴスが語り手のお話が入っているから。(※ラストのは、バーティがジーヴスの陰謀で女学校でスピーチをさせられる羽目に陥るちうお話。「よしきた、ジーヴス」でもエピソードの存在自体には触れられる。)が入っているからです。
ついでに、イヴリン・ウォーのウッドハウス賛も入っています。
もうひとつ付け加えるなら、戦時中のウッドハウスのふるまいについても、こちらの訳者の森村氏はウッドハウスが政治的に無頓着だったと評しているのに対し、文春版の訳者は擁護気味。
ついでに、訳文も文春版の方がこなれてます。
これは仕方ありませんね。文春版の訳者は小説の翻訳が専門ですが、森村氏の専門は犯罪学や刑事政策だそうなので。どちらにしろ、続きを読みたかったら、このまま次の『それゆけ、ジーヴス』へどうぞ。
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・・・笑った! 英国ユーモア満載のウッドハウス・コレクション(国書刊行会)第二弾。
考えが裏目に出るバーティとやっぱり頼みは執事のジーヴスのコンビものお笑いの長編です。
もし、何かくだくだ悩む暇があったら、笑ったほうが健全だ、と気分転換にはもってこいの一冊。
もつれにもつれ、こんがらがった展開も、結局ジーヴスの名案で“終わりよければすべてよし”というわけです。
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・イモリを愛するガッシー・フィンク・ノルトのバセットとの恋。
・タッピーとアンジェラの離婚問題。
・ダリア叔母さんの料理人アナトールの辞表。
・ジーヴスに頼らず和解に導こうとするバーディ。
・非常ベルを鳴らしたことで解決する問題。自転車で劇走するバーディ。
2009年9月7日再読
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遊んで暮らせる身分の青年バーティーと、彼の執事ジーヴスの話。 今回は長編。
友達・従妹、二組のカップルの婚約問題に、叔母さんの借財問題、天才フランス人シェフの進退問題まで加わる。今回ジーヴスの機嫌を損ねるアイテムは白のメスジャケット。「自分だけで解決する」と意気込んだは良いもののバーティはとにかく苦労している。望まない婚約までさせられている始末。ジーヴスによって仕組まれた解決手段は、これまたえぐい策だなぁ…。ジーヴス容赦ない。面白いけど。バーティは頭は悪いのかもしれないが、良いやつだ。面白かった。
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会話やバーティーの語りがいちいち面白い!そして今回は長編ストーリー。続きが気になってしょうがなかった。
バーティーのヘタレ振り、ジーヴスのドSぶりには心震える。21世紀の日本人女性のツボをついてくるウッドハウスはすごく未来を生きてたね
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面白すぎる…!
言葉が湧き出てくるようで、ほんとにすごい。
昭和9年の作品、江戸川乱歩、久生十蘭、小栗虫太郎と同時代、しかも同じ雑誌に載ってたりした… なんかわくわくするなあそれ!
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バーティーはジーヴスに反抗をくわだてる。
そしてダリア叔母の家でも緊急事態発生。
いつものごとく、深く考え抜いた場当たり的発想で事態を混乱に陥れる。
知り合ったらとんでもない迷惑をかけ続けられてうんざりさせられること請け合いの人物たちがゾロゾロ登場してくだらないことに大騒ぎする。
この巻ではビンゴは出てこないのに。
読書の愉しみはこういう本にこそあるわけ。
(2006年04月02日読了)
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今回は長編。バーティーのひっかきまわしっぷりにほれぼれ&爆笑です。ジーヴスの活躍は最後までおあずけですが、そこに至るまでにちりばめられているユーモア最高です。短編のすぱっとまとめる切れ味も良いですが、長編も良いですね。
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バーティー&ジーヴスシリーズの長編。奮闘するものの結局は事態を混乱させるだけのバーティーにわかっていても笑ってしまう。さりげなく意趣返しするジーヴスの腹黒い解決策も見事