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待ってました、宮田紘次短篇集!!
音楽をやってる著者らしい、音楽をテーマにした短編が多めのこちら。とても温かいです。音楽や人への愛が溢れてます。
「クロウタドリの旅」では「ゴミ」の中に小ネタを挟んできていたり、好きな音楽を垣間見せている。一番好きな話は「空っぽの音」かな
個人的に、表紙の女の子が持っているギターが私が初めて買ってもらったギターにそっくりってとこも心掴まれます。(フェンダー赤)
最後に、兎に角彼の描く女子は本当にキュートです!プリップリ!!
ビームの歴代短編作家好きならずえーーーったい買い!です
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いやぁすごい!音にまつわる6つの物語それぞれ良さがあって楽しめました。とくにいいなと思ったのは3話目のはじまりのリズム、一切セリフはないけど手塚作品をみてるような不思議な感覚になりました。マンガで音を表現することは難しい中それに挑戦する人はやっぱりすごいなぁと思いました。
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表紙と帯の紹介文に騙されたクチです。一巻完結でなく短編集でした。
しかしそんなことはどうでもよく、
音楽だけではなく音というものを漫画表現で挑戦的に描いた話が詰まった漫画。
どこか手塚治虫のニオイがした。
それだけ漫画での構成・表現に創意工夫を凝らした感じを受けた。
どの話もそれぞれ良いところがあって、
どの話が良かったとか挙げられない、僕にとっては珍しい短編集。
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同時代に入江亜季氏や森薫氏がいると、どうしても比べてしまう。
彼らしさがもっと見えてくると良いかなと思います。
今後に期待。
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「音」をテーマに人々の歴史やら感動やらを描いた短編集。
表紙を見てからずっと気になってて購入。
お姫様のお話「奪われた歌」、女子高の話「秘密の合言葉」、琵琶弾きの男のの話「凪の音」みたいなベタベタな感動系が気に入りました。
この人はおっぱいの質感描写はかなりのものだけど乳首と乳輪が残念!
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「音」をテーマにした短編集。「音が見える」男子高校生を主人公にした第1話「視える音」の設定が魅力的なだけにもうすこし読みたかった。SFテイストの第7話「クロウタドリの旅」も、同様。絵がいい、舞台作りがうまい、あとはストーリーをもうひとふんばり「いい話」に落とさない粘りがあれば。伸びしろを感じさせる。
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さまざまな「音」をテーマにした短編集。
帯にやられて購入。
音楽って単語にはやられてしまいます。
捉え方が奇人だなーと。
面白いです。
想像としていなかった展開だったので星はふたつ。
でも
面白い、と言えます。
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「音」、あるいは「聞くこと」をテーマにした短編集。ぼくは第1話『視える音』の雰囲気にひかれ、てっきり連作かと思って買ったから、短編集だったことに気づいたときはまじかってなったのだけれど、通して読んだ感想は可もなく不可もなく、という感じだった。できるだけ自由に設定をつくって物語を描いているのだけれど、なかには既視感の強い作品もあって、クオリティにちょっとばらつきがあった。短編だからある種のテンプレを意識しなければならなかったのかもしれなくて、自由度がそれで狭まれているような感じがした。だから、そういう意味ではすこし期待はずれな印象もあったのだけれど、線のはっきりしたメリハリのある画風は物語の枠に収まりきらない、はばひろく、のびのびと感情を表現できる力があったから、あるいは、視覚に訴えかけてくる音を視ることに重きをおいて読むべき作品なのかもしれない。とりあえず強く感じられるのは、マンガでは伝えられない音を、描写の力を借りてたんに伝えるのではなくむしろ魅せようとしたのが一貫しているところです。
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「音」についてのお話がつまった、短編集★はじまりのリズムが好き!!台詞も効果音も書かれてないのに、[音]がわかる!!わくわくする!!!
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真昼に深夜子の著者、宮田 紘次さんの短編連作。
この作品は音をテーマにしている。
私は読了後、フルオーケストラの演奏を聴いた後、ライブハウスから出た後、大雨が通り過ぎた後にある身体に残る響きを感じた。
良い作品に出会えたことをうれしく思う。
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音楽にまつわる連作的な短編集。
どれもその先が気になって仕方ない。短編として凶悪でw最高。
短編集だけど音楽で括ってあるのでボリュームある感じ。
1話目の音が視える少年の話が特に好き。
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「音」をテーマにした短編集。
時代も舞台も違うとりどりの音楽にあふれているのに、不思議ともの静かな印象。
この登場人物たちで続きが読みたいと思わせるけど、足りない感じはなく、
短いページ数の中で物語が丁寧に綴じられている。
「秘密の合言葉」が好き。
私たちにしか
わからない言葉
たくさん持ってたの
なんて、グッとくるじゃない。
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“「お久しぶりですお姫様
ずいぶん時間がかかってしまいましたが
あなたを助けに来ました
さあ 外に出ましょう」
「………先生……」
「うん?」
「恥ずかしいからやめてくださいよ
楽器に話しかけるの」
「何 言ってんだ 前置きなしじゃ嫌われるだろ」
「女の子口説いてんじゃないんスから」”[P.46]
「視える音」
「奪われた歌」
「始まりのリズム」
「天使の声」
「秘密の合言葉」
「空っぽの音」
「クロウタドリの旅」
「凪の音」
「視える音リプライズ」
目から音が聴こえる感じ。
どの話も良かった。
“それは
「歌う」というにはずいぶん弱々しくて
まるで
ひいおじいちゃんの体の中に入ってきた音が
あちこちぶつかって
かろうじて口から出てきた
そんな感じだった
だから
「やっぱりひいおじいちゃんは空っぽなのかも」
と思った”[P.152]
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マンガというメディアで音を表現しようとする意欲をすごく感じる。「始まりのリズム」は特にそういう意図を感じて楽しかったなぁ。
これを読んで聞こえてくる「音」は読み手によってまさしく「十人十色」になるのだなぁ。
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「天使の声」
なぜこのお話が気にかかるのかというところに、きっと憧れだとかそういうものが詰まってるのかな。