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保守が守るべきは国土だけではなく歴史・文化・皇室。気をつけなければいけないのは単なる嫌中・嫌韓であるのではなく、左右内外の全体主義から自由社会を守る!というのを改めて気付かされた。B層用語事典の「原子力村=古舘伊知郎の頭の中だけに存在する」というのが1番笑ったw。B層用語事典は毎度秀逸。言葉の言い換えをこうやって暴いていくと本質が見えてきますね。
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読みながらヒヤヒヤするほどの切れ味の批評に、背筋にぞくっとするものを感じながら、自らはB層かC層なのかと思わずチェックしてしまった。
限りある時間の中で、読むべき本を精選し、古典を読むべしという考えに賛同したので、古典を少しずつだが読み進めて行きたい。
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B層の時もそうだったが結構この著者の考え方と自分の考え方は似ている。だいたい自分の考え方は今の状態では世論から反発されそうなことばかりでありうっかりと口に出すのが怖いくらいであるがこうも小気味よく書かれているとある意味壮快な気分にさせてくれる。
著者の土台には三島由紀夫、太宰治、モンテスキュー、ニーチェ等ものすごいメンバーの裏付けがある。しかし己にはその一遍もないこの違いが大きな差なんだとつくづく感じる。
大いなる古典と戯れる時間が今必要なのかもしれない。
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なかなか面白い本だった。
しかし面白いといって笑っている場合ではない。
僕もいわゆるB層と言われる人たちの動向や考え方に恐怖を感じることもある。
しかし僕自身がB層的なふるまいをしていることもあると思う。
TwitterやFacebookなどで誰もが一家言を語る時代。
(そして悪いことに、誰もが自分が正しいと思っている)
ここで分類されているC層の人たちは周りには少ないように思えるが、
そういう人たちはネットなどでは発言しないからだろうか。
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著書の7割はB層の悪口ばかり。残り3割で語ったC層の結論は、IQの高い保守層。本当にそれでいいのか?
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弱さを売り物にしている人間 「強いほうがわるい」というようなまちがった劣等感 生物界の法則に反したデカダンス 退廃 太宰的なもの 古舘的なもの 橋下徹 東国原英夫 石原慎太郎 天皇制 素人 あがり ムラサキ 大間産鮪解体ショー 民主党 鳩山由紀夫 友近 コロッケ ダチョウ倶楽部 アンガールズ 清水ミチコ 矢野順子 荒牧陽子 近松門左衛門 人形劇 伝統芸能の破壊 ルサンチマン スターバックス 鳥取県 古典 ドストエフスキー デーブスペクター 仏像 窃盗 韓国 tpp 三島由紀夫 拡声器
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タイトルと異なり、B層の検討にページが割かれておりますが、また、他の本で書かれたことが繰り返されていますが、なかなか迫力のある展開で興味深く読めました。
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昔より個人の意見、考えを発信する敷居が低くなったとは思う。
賢人の独裁が理想的だとして、
それができる人間がいないのはどうすればよいのか。
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こういう考え方もあるのねという感じ.古典を読もうという考え方は賛同.良書を読むための条件は悪書を読まない事.情報過多の時代,最先端の情報には多くのごみが混ざっている.それゆえ歴史の地層に濾過され磨き抜かれや古典を読む時間を強制的に創るべし.
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改革とまでは言わなくとも,変えた方がいいものもあるだろう。保守も変化そのものを否定する立場ではないと思う。変化への慎重さ,思慮深さが,昨今のスピード重視やコスパ思考と異なるのだろう。
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B層は構造改革の目的を知らないし,知ろうともしません。ただ,「改革=新しい=なんだか良さそう」「抵抗勢力=古くさい=既得権益」という程度のイメージしか持っていない。
郵政選挙では,このB層に向けて「改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」といった小泉純一郎のワンフレーズ・ポリティクスがぶつけられました。要するに,問題を極度に単純化し,二択か三択を目の前にぶらさげることで,普段モノを考えていない人々の票を集めたわけです。(p.65)
つまり,B層は「近代的諸価値を盲信するバカ」なんです。
彼らは,平等主義や民主主義,普遍的人権などを信仰しています。
そして,なにをどう変えるのかは別として「改革」「変革」「革新」「革命」「維新」といったキーワードに根無し草のように流されていく。
彼らは,権威を嫌う一方で権威に弱い。
テレビや新聞の報道,政治家や大学教授の言葉を鵜呑みにし,踊らされ,騙されたと憤慨し,その後も永遠に騙され続ける存在がB層です。
重要な点は,B層は単なる無知ではないということ。彼らは,新聞を丹念に読み,テレビニュースを熱心に見る。そして自分たちが合理的で理性的であることに深く満足しています。
その一方で,歴史によって培われてきた「良識」「日常生活のしきたり」「教養」を軽視するので,近代イデオロギーに容易に接合されてしまう。(p.70)