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「ロシアなんてよく分からない」「何か恐い国なんでしょ?」という方におすすめです。
ジョークを楽しみながら、その中でロシア・ソ連の歴史、当時の政治認識などなど、様々なことを勉強できます。
著者ならではの軽妙な語り口と、自信もロシアンジョークのようなことを連発していて、実に楽しいです。
個人的には、「ブレジネフ」ってこんな人だったのね、という知識が収穫でした。
学習の初歩として、このような本もいいのかもしれないですね。
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こんなタイトルだが、中身は「現代ロシア入門」(かなりお手軽な)。
複雑怪奇で陰謀やら秘密事項が多くわかりづらい印象のあるここ数十年のソ連・ロシアの政治経済を、ロシア人特有のジョークを交えながら軽〜いノリで解説していくので、すんなり読める。
正直ペレストロイカとか言葉くらいしか知らなかったし、エリツィンは普通にいいヤツだと(何故か)思い込んでいた俺にとって、いい入門書になってくれたと思う。
しかしまあ、やっぱロシア(ソ連)ってトンデモねえ国だこと。
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『ロシアン・ジョーク』(酒井陸三、2007年、学研新書)
ロシアン・ジョーク(アネクドート)とは、ロシアがまだソ連時代であったころの言論統制社会でひそかに人々に語られた政治風刺のことである。(現在も言論統制が続いているとみることもできるだろうが…)
本書はいわゆるジョーク集ではあるが、ロシアの歴史、日露関係、ロシア人の国民性の詳しい記述がある。
ソ連からロシアへの移行期の大統領の裏話や筆者の体験談などが詳しく書かれている。
筆者によれば、ロシアは日本を好意的にとらえているようである。モスクワでは日本食ブームが巻き起こり、ロシアの新聞では日本のニュースが毎日のように報道されているという。そのようなことも本書からうかがえる。
辛辣なジョーク(おそらく大半は筆者がロシアで直接集めたものであろう)からはロシア人の国民性がわかる。
ジョークで楽しみ、ロシア関係も学べる本書は一石二鳥である。
(2009年1月10日)
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これを読んで、ロシアを知るも良し、ジョークを楽しむも良し!
非常にオススメです。
読みかけなのですが、掲載されているジョークはソ連崩壊後の現代ロシアのものばかり、かな?
私はソ連ジョークが好きなのですが、これはこれで非常に楽しいため5つ星!
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分かる人には分かるけど、シュールなネタが多いです。また、ロシア独特の国民性もあるせいか、偶に「?」となる部分があります。日本のジョークが海外の人に通じないのと同じ感じですね。
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ソ連は崩壊したのではない,解体させられたのだ。と,著者は述べている。その原因は半世紀以上にわたり支配層が国を食い潰したからだそうだ。さもありなん。で,ロシアンジョークなのだが,彼国の深刻でかつシニカルな笑いが垣間見えて愉快かつ神妙な心持ちとなる。
「ロシアではジョークは必要ない,なにせこの国の存在がジョークだから。」さて,日本は他人事でいられるのだろうか?
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ロシアという不思議な国家の話。作者の体験談が耳を疑うようなものばかりで、ロシアについて何か思うこともあれば恐ろしいとしか思えないことも。ソ連という存在がジョークという言い回しが最高にロックだった。
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●やっぱりロシアは面白い。
●まあ、プーチン時代は暗殺やらきな臭い話ばかりだから、ソ連時代をもっと描いて欲しかったなあ。
●いやまあ、ソ連も同じようなもんか…
●サクッと読めて、クスリと笑える一冊。