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読了後、思ったことは
「まだ、スマホに機種変更しないでよかったかも」
でした。
著者は静岡理工科大教授であり、日本とアメリカで長く半導体結晶等の研究をしていた。
現在のIT社会に関係してきた経歴もある。
三十年前に危惧していたことが、今の時代に起きている。
スマホ中毒という造語に納得する。
いったん外に出ると、大人から子どもまでが片手にスマホを持ってる。
離そうとしないし、つねにいじっている光景を見ない日はない。
常々、その様子を客観的に見て「不気味」と感じていた。
それを、この本が的確に表現してくれた気がする。
使えばよい道具。
しかし、今はその道具に使われている気がする。
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スマホ中毒症についての、科学的分析と対策かと思ったが、筆者による文化文明論と思ったほうがよい。
そうやって読めば、アヘンとまで呼ぶスマホ中毒症に対する処方箋としてなるほどと思える部分もある。
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ゆとり世代の若者に言及していたので気になった
携帯が高機能になることで多くの情報を手にすることができるようになった
これは便利なことなのだろうか!
その情報は 今必要なものなのか?
そもそも情報とは何なのだろう!?
モノ⇒情報という目に見えない物への欲求&執着をwebの世界は作り出してしまった
パソコンがないと仕事ができない
itにより人間は退化する(幸福・感記・憶五感)
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この著者が仰るように、現代人は覇気が無く、スマホやタブレットによる頭の未使用からくる知的性の後退という話には共感した。でも、スマホが「アヘン」だからといって、進歩してきたIT技術を使わずに生活を送るのは、少しナンセンスだと思う。