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もっと読みたいもっと分かりあいたい(゚A゚;)
2017/04/14 00:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューを見て買うかどうか迷っていましたが、やっぱり買ってしまいました。アムロとララァ+シャアの物語です。ファーストにそったものなので、ストーリーの展開、セリフはおなじみのところが多いです。けれど、なぜそのセリフを言ったのかというところが、しっかり描かれています。アムロ、ララァ、シャアの3人に興味がある人なら、絶対におすすめです。キャラたちの印象を左右するような踏み込んだ内容になっています。薄々そうかなって思っていたことから、え、そうだったんだてところや、そうじゃなかったらよかったのにってことまでありましたが、富野さん自身がアムロとララァの胸の内を書いてくれているというところがなにより嬉しいです。
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投稿者:はく - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャアとララァの出会い、アムロとララァの心と心の会話、アムロのまわりをとりまく人への想いなど、テレビでは描かれなかった細かい内容が語られています。テレビしか知らない人はぜひ!
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p204
本書は、一九九七年八月刊行の小社ミニ文庫「密会」(上)(下)を合本し、加筆訂正したものです。
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ガンダム小説本だ(笑) が、小説「機動戦士ガンダム」自体がTVシリーズとは別ものに対して、これはTVシリーズにそったもの。去年出た奴だから、富野さん未だにガンダムの恩恵受けてますね(笑)
マシンとして扱おうとしながら結局愛してしまったララァとの関わりが中心で、まぁこれじゃ13年もひっぱっても仕方ないかと妙に納得。むしろ、ララァのシャアへの愛とアムロへの思いの微妙な違いがよくわかった。愛は、フクザツなのだ。
秀作だと思う。
が、あのイラストはよくなーーい。あれじゃ、シャア様は変質者だわ(苦笑)
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なんでここの人たちは、皆なにかと物事を難しく考えるのだろう。
そして、度々色々と比較されるフラウ・ボウさんは、ララァと並んで
この本の第二のヒロインと言えるでしょう。
………
「綺麗な目をしているのね」
その言葉をアムロの耳に刻印した少女は、雨のやんだ湖にむかって飛んだ。
そのように見えた。
それがアムロとあのララァ・スンの、は、じ、め、だった。
………
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アムロとララァの視点から描いた物語。
ララァがシャアと出会い、アムロとの出会いを経てのち、刻を見るまでの物語。
完全に心情描写の小説です。
アムロとララァの最後の交わり時になされた一見意味不明、脈絡不明な会話・・。
それの意味するところが描かれています。
あぁ~なるほど、こういう経緯を得てここに至るのね~ん。って感じです。
また彼らの人物像、その背景にも注釈が載っているという感じなので、彼らという人物をより深く理解できると思います。
そして注目すべきはシャア。
二人の視点から描かれているからでしょうか?
シャアが完全に道化に見えます。というかピエロです。あの格好の話だけではなく、本当に・・・。
もちろん格好は言わずもがな・・なんですけどね。
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ファーストガンダム小説版はTV版とは全く違うストーリーだけど、この小説はTV版に限りなく近い。
アムロとララァの心理描写というか、ニュータイプなので筒抜け状態が描かれている。
富野節は魅力的で、ある層の心をとらえて離さない。
本を読めばその秘密に迫ることができる。やもね!
富野さんの情熱は意思の疎通の追求であり、ロボットアニメは手法でしか無いのかもしれないね。
そういう面では、ニュータイプという概念を出すことは必然だったのかな。
しかしエロイw
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他の小説版やアニメ版とも設定の違う作品。
アムロの性癖が書かれていたり登場人物の設定というか人格が少し異なっているよう。
この一冊でファーストの世界をしっかり表現しているのは流石としか言い様がない。
富野由悠季の小説が好きなら是非読んでみてはいかがだろうか。
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富野監督いわく、ガンダムの原作と言われるであろう小説。アムロとララァに絞った内容でそれ以外は端折ってる。
ジオンの機体は名称使ってるのに、ガンダムは執拗に「白い機体」と名前を使わないのは意味があるのかな?
アニメ版に沿った展開なのでⅠ~Ⅲが合わない人や読んでない人にはいいかも。
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ネタバレ 2000年刊行(初出1997年)。「機動戦士ガンダム(映画版)」の補完としてのアムロとララァの物語が紡がれる本作。サイド6で出会う前の2人、そして出会ってからララァを手にかけ、休戦に至るまでの心の内の想いが明快に描写される。そもそも、映像版では、43話に尺が短くなったためか、ララァの登場自体がかなり突飛で、その後のララァとアムロの感情も見えないままに物語が展開したと感じていた。ところが、俗に言う「一目惚れ」+ニュータイプとしての心の交感を描写した結果、アムロはもとより、ララァの行動が実に腑に落ちたところ。
しかしまぁ、肉感的かつ直裁的な表現は相変わらずだし、世話女房フラゥに対する冷めた描写(ザンボット3のミチに対する描き方とは対照的)、さらには、進化の道筋とは異質の家族関係に多く筆を割いている(F91のテーマとも被る)など、20世紀最終期の富野氏の関心がそこはかとなく感じられて、なかなか面白い。なお、文章が読みにくいとのレビューが散見されるが、あまりそうとは感じない私は富野節に飼い慣らされたのか、それとも毒されてしまったのだろうか?