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モダニティの文脈で使用可能。インタビューでの個別的分析段階での使用か。
ギデンズ:「?ライフ・ポリティックス」の概念→使えるか謎だけど覚えておきたし。
From宮本孝二『ギデンズの社会理論』
ライフ=文字通り、生命、生活。
ポリティクス=広い意味の政治として設定。
→マクロであれ、ミクロであれ、ある争点についての意思決定、すなわち合意形成の過程。
生活ないし生命のありかたの選択が、自己と環境、自己と他者、自己と自分自身といった関係の形成方向をめぐって争点になり、それらについてなんらかの問題解決案の決定が目指される社会過程が、ライフ・ポリティックスなのである。P109
特性
1 選択の自由及び、生成的パワー(変革能力としてのパワー)という前提に基づき、生のありかたの選択を争点とする政治的決定を目指すこと
2 グローバルな規模に拡大した相互依存のコンテクストの中で、自己実現を推進することができ、かつ道徳的に正当化しうる生活形態の創造を目指すこと
3 脱伝統の時代である現代社会において、存在問題に如何に対応するか、すなわち、いかに生きるべきかという問題を解決するにあたって必要な倫理の発展を目指すこと
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98年時点でのギデンズの社会論まとめ。著者の博士論文に手を加えたもののようで、理論書然としていてなかなかかみ砕きにくかった。というのもギデンズ自身の著にまだあたっていないから。この辺は難しい。ギデンズを俯瞰するものではあっても、彼自体を知らないと難しい。入門書ではないな。
マルクス的な社会進化論に対する批判からその理論を築いていることを理解した。一元的に行為のみが社会発展の要因ではなく、その場としての構造により行為が規定されてくる。そしてその行為自体が構造を変化させる。「時間と空間の剥離(グローバル化)」「脱埋め込み(脱伝統化)」「反省性」を現代社会の特性として論に取り組んでいった。
ギデンズはグランドセオリーにこだわった。現代社会の脱構築化から、グランドセオリーに意味を置けないトレンドが強いが、それでもミクロな各国家、各民族の理論にとどまるのではなく、マクロな社会理論構築に取り組んだという。
この本ではここまで。これから一つずつの著作にあたっていく。
17.6.21
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この本読むの2回目なんですが、理解力がたひないのか、ギデンズの理論が膨大なのか、なかなか理解できずにいます。