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紙の本
カーらしさ全開
2002/04/01 20:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディクスン・カー、1965年の作品。密室での事件、壁や扉をすり抜けて消える幽霊など、作者にはよくある話。さらには、お互いに憎からず思っている男女が回り道をしたあげくにめでたく結ばれると、これもよくある話です。かといって、マンネリだとか、つまらないだとかいうのではありません。得意な分野を書いているだけあって、話はドンドン盛り上がっていきます。クライマックスの、犯人を罠にかけ正体を見極める場面は、これまたよくあることなのですが、手に汗握る緊張感です。
密室や幽霊の謎も、ちょっとアッサリしすぎという感じはしますがキレイに解かれ、よくできたミステリです。ただ一つ、今まで「ギデオン・フェル」で慣れ親しんだ探偵の名前が、「ギディオン・フェル」になっている。ストーリーには関係のない小さなことなんですが、気になりました。出版社・訳者が違っていても、こういうところはあわせてほしいものです。
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