紙の本
凛々しいヒロイン
2014/03/27 17:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界観がしっかりしていて、ヒロインのしなやかさがとても格好良い。異世界ファンタジーではあるが魔法的な要素は無い。自分に葛藤する少女が、だんだんと新しい居場所を作って行くのが丁寧に描かれている。文体も読み易く、ちょうど良い長さ。ヒロインの恋愛要素があるが、ヒロインも相手も中身が凛々しくカッコイイ。個人的に、普通の恋愛小説より、恋愛描写のインパクトが強いと思う・・・毎回読むごとに身悶えてしまう。うう、素敵だ。同じ世界観の他のシリーズも読んだが、この話が一番好きでおすすめ。
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オビを見て買ったが、少し物足りないかなー。
これだけ大きな設定にしたのに勿体無いな…。もっとガツガツ踏み込んだ話に出来そうなのに。
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本屋さんで何となく見つけて購入。
世界の広さに比べて、話そのものは意外とあっさり終わってしまったので、オムニバス的に別の国の話を読んでみたいかな。
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影をもつ賢王の心を少女が溶かす.ありきたりな設定ながら,軽快な文章であっという間に引き込まれてしまった.
以下あらすじ(巻末より)
文武に優れるメイリン姫は並外れた大力の持ち主。早く婿をとれるよう父王に強いられるが、自分が自分らしく生きられる場所を求め、男装して国を飛び出す。辿り着いたのは賢者の国・シーハン。そこで彼女は孤高を保つ美貌の首長・ターリと出会う。足が不自由な彼に、従者として仕えることになるメイリン。「わたくしがあなたの『足』になります」「あなたの支えなど必要ない」諍いと葛藤を重ねながら、2人は少しずつ心通わせていくが―。
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ユイのメイリン姫は並外れた怪力の持ち主。男より怪力の娘を心配した父王は早く婿を取るように強いるが、自分らしく生きたいメイリンは男装して国を出奔してしまう。メイリンが辿り着いたのは賢者の国・シーハン。そこで足が不自由な孤高の首長・ターリと出会い・・・
身分を捨てて自分らしく生きる道を探すメイリンがカッコいい!
そしてメイリンが出会うフェイエとターリ・・・
優しく守ってくれるフェイエも良いけど、ターリのツンデレっぷりが・・・(*^。^*)
そしてこの物語の結末も予想外でビックリ。
でも、その結末を選んだメイリンがまたカッコいいです!
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おとぎ話のような文章。俯瞰的に書かれた文章が淡々と続き、話がとんとん拍子に展開していきます。
くどい描写が苦手な人にも読みやすいのではないかと。
少し、女性向けなのかな。
男勝りな女の子の恋愛とか、国同士の政治的な駆け引きとか、わたしの好みの直球なのですが、わたしはわりとくどい描写が好きな人間なので、若干物足りなかったです。この1冊の内容をあと3倍くらい引き延ばして濃ゆくしてもいいくらい。
けど、主人公の少女メイリンのさばけた性格が、ドライな文章にマッチしているのかな、とも思います。
三部作の一作目で、あと二作品もすでに文庫化されているようなので、そちらも読みます。
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それ程長くないストーリーでしたが、大変好みの世界観でした。男勝りの主人公・メイリンがジェンダーの壁にぶつかりながらも自分の生き方を捜し求め、真摯に首長・ターリと向き合い、しっかりと生きて行く姿に清々しいものを感じました。一緒に逃亡してきたティムの活躍が少なかったのが少々残念。この一冊でこの世界からさよならするのは寂しいなと思っていたら、三部作の始まりで続きがあるとか!それは嬉しい。
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もともと十代向けということもあり、シリーズ全体であっさりした読後感。
でも、一本通してあるテーマはしっかりと届きます。文章は児童書寄りですが、残るものは深いです。
しんと静かな文章は荻原先生にも似ているかも。
好きな感じです。
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淡々と静かに話が進んでいった。あまりに静かすぎて、小説リハビリ向きではなかったかと。あと、ロマンス読みとしてこの中途半端な関係性はいかんともしがたい!←濃いやつください(笑)
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お姫様の自分探しの旅の話です。
優秀なのに、
結婚して夫を支える以外の道が無いことに疑問を持ち、国を出奔。
まぁお約束です。
ただ、旅の道中は省略されてます。
広大な盆地にある小国家群の中でも端っこにあるユイ国。そこから2つ先(?)の国シーハンにあっさり到着。
盆地のその先は?大陸は1つだけ?
といった異世界の冒険物ではありませんでした。
他の国々が王制を敷く中、選挙により首長を決める国シーハン。
そこで見聞を広めるうちに首長ターリと知り合います。
そしてなぜか性別を隠して従者として働くことに・・・。
このあたりの展開が急で、
なぜ従者でなくてはならないのかいま一つしっくりきませんでしたが。
政治(?)の世界でも自分探しは続きます。
美貌のターリというトキメキ要素もありました。
メイリンが最後に決断した生き方が潔かったです。
周囲の人たちが理解があって優しいのも大きいと思います。
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男装し国を出奔したメイリン姫は、賢者の国シーハンの首長に従者として仕えることにする。
超人的な怪力を有しながら物語の展開上でその力を用いない。それこそがこの物語のテーマに繋がるだろう。
女性の生き方や愛する者と心通わせることを、政治劇の中で描く様が素敵。
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これはジャンルはなんなのだろうか? ファンタジーなのはわかるが、児童書? ラノベ? よくわからないが、恋愛描写が割とあっさりでそこに期待して読むとガッカリすると思う。
というか、なんでお互いに惹かれあったのかよくわからない。特に主人公、序盤で既婚者に惹かれていてそれは納得できたのだが、鞍替えした理由がわからず、そのまま終わってしまった。
また、主人公の家族(父と姉)の描写、後日談も簡潔すぎて、よくわからなかった。時間とページが足りなかったのか?
特別面白くもないが、つまらなくもない。記憶にも残らないと思う。