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魔女のマリーが願いをかなえる魔法。それそのものが彼女の運命をがんじがらめにしていたと分かる下巻。
からくりが見えてしまうと、なんだこんなものかと一度は感じてしまった。しかし、話が見えた上でもう一度たどってみると、願いと叶えたかった事とがずれてしまった数々のシークエンスに、深い感慨を覚えずにはいられなかった。
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天乃タカ版「まどマギ」といった趣の連作だが、まどマギほど対立やシナリオの緊張感は薄く、どちらかといえば情緒に訴えるドラマが多いかも。
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謎の魔女マリーが「願った心」と引き換えに願いを叶えるダークファンタジーの連作短編集。こういった作品は往々にして「謎めいた案内人」の謎が解かれちゃうと物語の広がりや深みが一気に狭く浅くなりやすいんだけど、この作品も(個人的には)ご多分に漏れず……
マリーを「特別な魔女」にして魔女の起源をマリーに収束させてしまったせいで、話をすっきりさせた代わりに世界観が狭まってしまった印象。単品としては好きなエピソードだったけど、完結編としては微妙だったかなあ。上巻の匂わせる程度でよかった。
雑誌連載時に追っていて、3作目の「初恋」から読み始めましたが、1作目2作目は願いを叶えずに終わったので却って話に入り込めたかも。一番好きなエピソードは「揺り椅子の幸福」。1作目の寂寥感の漂う結末も好きです。
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上下巻セットのスリーブ付きを購入(店舗特典らしい)
上巻に比べて下巻は一層薄暗いと言うか、何と言うか。
雰囲気は嫌いじゃない。
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「罪と罰」はよかった。結末も悪くない。だけどなんだろう、すごい上滑り感があって気持ちが盛上がらなかった。ページ数の問題じゃないしなあ。クックが活きてないからかなあ。