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日頃、行く時には何にも感じていなかった東京駅の復元工事に興味が惹かれてしまう。また、気持ち悪い叔父さんの印象が秘密が分かるに連れ徐々に変化していき、最後は素敵な勇気溢れる人に変わってしまった。子供の頃の気持ちに帰れる本です。
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まず最初に言いたいのは、この本は悪く無い
ということ。
ミステリと言われればミステリだけど、
「子供心を忘れた大人が読むミステリ」が
コンセプトらしく、まぁ……なんというかつまりは
結局子供向けという事を念頭において欲しい。
ミステリ部分は「消えた犯人」「密室」「消えた凶器」に加えて、バラバラ死体とかあって……
あー……
これぐらいしか言えない。
言わないんじゃなく言えない。
たださ子供向けとは言え、普通の文庫並みの
厚さがあって……これかぁ?と思わないでもない。
例え自分が小学校の頃に読んだとしても
なんとなく納得しないと思う。
あえて言うなら「ミステリ10」で見ると絶対に
悲しい思いをするので
「少年探偵1 ミステリ1 東京駅の不思議8」
ぐらいで見るとちょうどいいと思います。
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本書がジュブナイルの「ミステリーランド」で書かれたことの目論見、『ステーションの奥の奥』から改題された意図、舞台に東京駅が選ばれた理由、登場人物の名前や言動に隠された意味。
すべての描写がプロットに貢献し、伏線が回収される快感を味わえる。
無駄がないことの気持ちよさ。
ラストの余韻も心地よい。