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マンボウの名前が付けられたエッセーを集めた本。1967年から2009年まで幅広く集められている。最近のエッセーは、老人の愚痴っぽいが読みやすくておもしろい。
知らなかった、2018年に読み返したが、全く覚えていなかった。今回は色々教訓になる話が多かった。それだけ、人生を経験すると世の中の事が理解できるということか!
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この本は2015年8月26日頃に読了していますが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年6月9日)書いておきます。
著者、北杜夫さん。
どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
北 杜夫(きた もりお、本名:斎藤 宗吉(さいとう そうきち)、1927年5月1日 - 2011年10月24日)は、日本の小説家、エッセイスト、精神科医、医学博士。
祖父は医師で政治家の斎藤紀一。父は紀一の養子で、歌人で医師の斎藤茂吉。兄はエッセイストで精神科医の斎藤茂太。娘はエッセイストの斎藤由香。
で、この本は、著者が没後に刊行されたものなので、生前に書かれた作品を編集したものになります。
適当なところから、その内容をコピペしておきます。
マンボウ「うまく死ななきゃ」。
妻「死ななくてもいいけれど」。
娘「どうせあとはオマケの人生よ」。
マンボウ先生こと北杜夫三周忌。
躁鬱に負けず、死を恐れず、ユーモア溢れた生き方36篇。
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この人の功績の一つが、躁鬱病に対する偏見を吹き飛ばしたこと。著者は精神科医かつ躁鬱患者なので、自らの障害にまつわる悲喜劇を笑い飛ばしつつ、医師としての冷静な分析も忘れなかった。自分は小学生の頃からこの人の著作に馴染んでいた。いい影響を受けたと思う。