電子書籍
人生の再出発の物語
2019/01/31 01:30
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投稿者:ちび - この投稿者のレビュー一覧を見る
はらだみずきさんの本を読むのはサッカーボーイズから始まり、この「スパイクを買いに」で10冊目です。
主人公の41歳の岡村は、出版社に勤める。しかし、突然の異動で社内では居場所を失いつつあった。
そんなとき、息子の陽介は続けてきたサッカー部をやめると言う。あんなに好きだったサッカーをやめるということに驚き、なかなか話せないでいた年頃の息子の気持ちを知りたい岡村は、元コーチの真田に誘われ、自分自身が草サッカーをはじめる
はらだみずきさんの本は、ほんとうに読みやすく、この一冊も素晴らしい作品です。
会社だけではない、草サッカーのチームで得るものは多く、家族を思うあたたかさも感じられた。
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主人公41歳ですが、ある意味青春ものだと思います。
気持ちが良い方へ変わっていく様を見るのはとてもあたたかくなりました。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-1061.html
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大好きなはらださんのシリーズ。感情描写、人物の魅力的な動き、ストーリー展開など、どれもぐいぐい引き込まれる。仕事に疲れたパパが、息子の辞めたサッカーに触れ、そこから日常や家族の関係に変化反応が起きていく様子がとてもリアルだし、読後に希望を持てる。
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サッカーをやめた息子と慣れ親しんだ職場を離れる父親。父親は息子のサッカーをやめた原因を探るためにコーチがやっているサッカーチームに入るってお話なんだけど、まさに青春小説ッて感じ。
動機付けが若干弱い気もするけどリアル感は感じる。なかなかか読後感さわやかな作品でした。
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20150531
はらたみずき氏の代表作であるサッカーボーイズシリーズは、中三でサッカー部の長男が読んでいて、いつも面白いと言っていた。
そこで、はらだみずき氏の新しい文庫本だなぁと思って書店で手に取ってみたら、今度は41歳のサラリーマンが主人公で、その子どもが中三のサッカー部という、自分自身と同じような設定にすっかりはまってしまった。
ほとんどが作者の実体験に基づいた話のようで、経験してきた事も作者によく似ていて、情景や感情が手に取るように理解出来た。
しっかりと練られた展開はありきたりのものではなく、サラリーマンとしても、親としても大人が充分に楽しめる内容で、最後まで本当に面白かった。
年とか関係無く、サッカーかフットサルかでも初めてみようかと本気で思わせられた。日々の仕事は忙しいし帰りも遅いけど週末ぐらいなら出来るかな。
はらだみずき氏には、どんどん大人向けの作品も書いて欲しい。
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サッカーを辞めた息子の気持ちを知るために草サッカーを始める41才のおじさんの物語。本の後ろのあらすじの時点で興味が湧いて読みたくなりました。
仕事のこと、子供のことで悩むおじさんがふとした切っ掛けで草サッカーに嵌まって行く。サッカーの内容もしっかり描かれていてスポーツものとしてもおもしろく、また他の登場人物との関係もぐっとくる場面が多くありました。
最終的にハッピーエンドと思えるところも良かったです。
休みの日にのめり込めるものがあるから色々なことを頑張れる。仕事も趣味も頑張ろうと思える良書でした。
―学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない。(P122)
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「いちばん大切なのは、信じられるかどうか」
「サッカーのチャンスは信じる者、ボールは強い気持ちを持った者に転がってくる。」って誰かが言っていたっけ。
サッカーから野球にシフトした少年が大きくなり、
子どもを育てるようになって、その子がサッカーをしていると、
改めて、サッカーの楽しさ、素晴らしさを実感している今日この頃。
この本には導かれるように手に取ることになりました。
作者の想いは、スポーツをする親の想いに似ている。
この本を読み終えて、そう感じました。
”生きている限り、活躍できるチャンスはある。”
思春期の子どもを持つ、サッカー初心者の父親。
大人の草サッカーを通じて、子どもの気持ちに近づいていく・・・。
子どもたちが思春期になるとこういう気持ちになり、
そして、一つのことに熱中する素晴らしさを
一緒に享受できることを教えてくれました。
また、子どもが小学校高学年になったら改めて読みたいと思います。
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はらだみずきは「帰宅部ボーイズ」を読んで知っていた。とても好きになった。3年後、ガキがオイラの机にこの本を置いていった。ガキは高2でサッカーをやめた。普段は口もきかないのに、その時ばかりはオイラの部屋に伝えに来た。あいつと真剣に話をしたのはその時だけかも。やめた理由のホントのところは今でもわからない。そのうち、酒飲みながら話せる時があるのかな。いまはオイラがやるオヤジ同士のフットサルに顔を出している。ガキからメッセージなのかな。やっている者同士でしかわからないこと。嫁はそんなオイラたちにヤキモチ妬くから内緒だな。
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何かを始めるという事はきっかけなんでしょうね。
この場合はサッカーでなんですね。
ほのぼのした感じがします。
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読み初めはなんだかテンポが合わないなと感じたけど、中盤からは一気に読んだ。フレンドリーマッチの章がお気に入り。
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何かを始めることに、遅いということはない。決断に時間がかかっても、その時がベスト。
そんな励ましをもらえるような一冊。サッカーボーイズと少しリンクしています。
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小規模な出版社の編集者だった岡村は慣れない営業へ異動となり、少々ヘコタレ気味。長男陽平は中2にしてサッカー部を辞めてしまう。
ある休日、缶ビール片手に眺めていたサッカーの試合終了後に真田から誘われて草サッカーを始める。齢41、季節はゆっくりめぐり、人生もゆっくり好転して行く。劇的なことは何も無いけれど、一生懸命にやってれば良いことあるさって話し。人生いくつになっても何か始められるし、決して遅すぎることは無い。
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辞めた理由を知りたくて。
実際にプレーしてみれば、応援の為に訪れた時とは全く違う景色が広がるのだろうな。
昔からのやり方に拘るのもいいが、変わってゆく時代についていけなければ売れるものも売れないだろうな。