投稿元:
レビューを見る
読み物としては、エンターテイメント通訳の世界が垣間見れておもしろかった。ただ、具体的にどうしたらエンタメ通訳になれるのかは書かれていなかったので、ただのおもしろい読み物として終わってしまった。
投稿元:
レビューを見る
同時通訳とエンタメ通訳は違う。
様々な有名人との交流や思い出を通じて著者が得たものとは。
通訳って大変ですが、すてきな職業ですね。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
著者はレオナルド・ディカプリオ、フレデリック・フォーサイス、フレディー・マーキュリーなど多数の海外著名人の通訳を務めてきた、エンタテイメント業界では知る人ぞ知る通訳。
「言葉の背後にあるものを意識する」「ポジティブないい加減さで困難を乗り切る」「自分を売り込まない」…。
これらは著者が「いつでもどこでも誰とでも」コミュニケーションをとるために、身に付けたものである。
人と付き合う上で一番大切なこと、それを感じ取りながら読んでもらいたい、幸せに生きるためのヒントが詰まっている。
[ 目次 ]
1章 通訳はみなフリーター-会議通訳とエンタテイメント通訳の違い
2章 「面」で進む先に待ち受けるものは?-ニュー・フロンティアへの道
3章 エンタテイメント通訳はよく笑い、よく食べ、よく寝る-笑いは万能薬!
4章 個性豊かなどんぐりさんたち-どんなに有名でも、どんぐりはどんぐり
5章 蚊取り線香トークからの脱却-日本語の精神構造
6章 すうちゃんの出汁巻き卵-マニュアルの是非
7章 アートとサイエンスの関係-秘められた日本の底力
最終章 ビジュアル・コミュニケーションへ-Seeing is Believing
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
映画スターや有名作家、アーティストの通訳をする著者による、仕事に対する心構えやスターのエピソード、日本人論をまとめたもの。
大学の時に会議通訳の人の演習授業を受けていて、通訳の仕事についての話も聞かされたが、会議通訳よりももっと幅の広い範囲で、言ってみれば泥臭くなりながらも何とか結果を出す現場の職人的な仕事として「エンタメ通訳」というのがあるらしい。現場感溢れる話が盛り込まれていて、特に前半は面白かった。とにかくその場を何とか乗り切ろうとする、笑いで乗り切る、というのは、おれが前やってた仕事にも似ているなあと思いながら、共感できた。後半は、若い人への愚痴、日本人や日本語的発想の特徴(というか欠点)、仕事が減少することの危機感、など、あんまり面白いと思わなかった。そう言えば、著者は学研新書の『フィンランドの教育力』の翻訳者だった。あの本よりもだいぶ充実感があった。前半は。(13/08/18)