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未破裂脳動脈瘤の話興味深い
手術はしないほうがいい
コレステロールには年齢別の基準値が必要
数字
プラセボの割合と比較することが大切
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数字は鵜呑みにするのではなく、発表者側の意図や真意を見るようにする。特にパーセンテージは分母によって大きく変化するため、都合の良い数値発表になりかねない。
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社会人では数字で物事を伝えるのがわかりやすいけど、でもこの本を読むと本当にそれで合っているのかという疑問をもつことの重要性を学んだ。
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サンプル調査には統計誤差がある
統計誤差は数学的に評価する方法が確立している
コーデックス規格
非関税障壁
日米繊維交渉
沖縄変換
山田錦
フランスの出生率が高いのは婚外子が多いからだと。へー。
パクス法
トーます・パー 152歳
オールド・パー
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数字に騙されないためには、①数字を疑ってかかること②数字の根拠を調べること③数字は誰にとって都合がよいのか悪いのか考える。
コレステロールの投薬治療している群とそうでない群では、心筋梗塞や脳梗塞の発生率に差がないというのが印象的であった。
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類書(社会調査のウソ、だったか。)を読んだことがあるので、ざっと流し読み。
著者にお医者さんがいるので、医療系の話が半分くらいで、このあたりが面白かった。良かれ、と思った短絡的な補助金の制度のおかげで、都市部の大学病院が看護婦さんをかき集めた結果、地方がまわらなくなっている、とか。また、薬の効果の見せ方について、ウソは言っていないけれども、何を母数にするかによって、まるで印象の違う数字が作られる、という話は、いまやどの分野でもよくある話として考えて置かなければならない問題。その数字が何を意図されて算出された数字なのか、何を前提に作られた数字なのか、ということをに対するリテラシを高めることはかなり重要なことになっていると思う。数字を鵜呑みにしていると、脳外科医のための余計な脳外科手術、をやるはめになったり、必要のない延命治療をどんどんはびこらせる、ということになりかねない。
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医療の数字のウソはわかりやすいが、後半の社会の数字のウソはわかりにくい。メタボ症候群やコレステロール値の基準の甘さ、さらに脳ドックや癌検診の無駄を書いているが、医者の数が増えるほど、病気の基準があまくなり病人を増やす方向に向かいそう。
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健康診断の正常値、天気予報の的中率、テレビの視聴率、消費期限、失業率、有効求人倍率、平均寿命などの数値を取り上げ、検討していく。
タイトルからして「嘘を見破る」と、糾弾調を感じるのだが、何かはじめに結論ありきな感じ。
リサーチ・リテラシーを身に付けたくて読んでいる立場からすれば、説明が不親切なところがあって、惜しまれる。
例えば、1章のスタチン剤(心筋梗塞を防ぐ薬)の効果を検証するくだり。
プラセボ投与グループと比べ、スタチン剤投与グループは31%発症率が低かったというデータをまず紹介し、しかし発症率の実際の数字を比較すると2.4ポイントの差しかない、と説明されていく。
「31%」という結果だけが示され、どういう数字を踏まえて割り出したのか、読者も確認できる書き方のなっていない。
たとえそれが医者が患者に示している資料の中にある言い方だとしても、元の論文にまでさかのぼっていくのなら、そこも含めて確認できるようしてほしかった。
縦書き文書で、説明するのが面倒なら、表にしていちらんにすればいいのに。
そういうプロセスを踏まないと、結局読者のリサーチ・リテラシーが高まらない。
筆者の「結論」をただ拝見するだけになってしまう。
話題としては面白いものもあっただけに、もうちょっと論じ方を丁寧にしてほしかった。
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数字に振り回されている。日常生活で出会う数字が、どれだけ信ぴょう性があるのか。数字を提示する人たちにどんな意図があるのかによって、見え方は変わる。ひとつひとつの数字を疑ったらきりがないけれど、日々、こういう数字とともに生活していることは忘れないようにしよう。