投稿元:
レビューを見る
気付いたら、結構たくさん持っていた蔵前さんの本。文面も好きだけど、私は彼の温かい絵が好きです。
投稿元:
レビューを見る
蔵前さんの旅の本は面白くて世界一周旅行中もけっこう読む機会がありました。いろいろな旅があるなぁと思うし、これからも沢山旅できる!と思える一冊。
投稿元:
レビューを見る
旅行専門雑誌「旅行人」に寄せられた旅のエピソードの投稿集。ただ「旅行人」読書の旅行の思い出が綴られているだけなのですが、中には小林紀晴さんや長田幸康さんの投稿もあり面白いです。「読書と旅にはタイミングがある」という話が印象的。
投稿元:
レビューを見る
一般の方々の旅行記をまとめたもの。もちろん「人生を変える」とタイトルにあるとおり、どの投稿も「ちょっとバカンスに」といったヌルい内容のものではない。「旅行」ではなく
「旅」もしくは「放浪」である。なかには「命がけ」といってもいいようなものもあり。
世の中にはいろんな物事がある。日本という国にいればそれらの情報は簡単に入ってくるし、現物を入手できることもある。しかし物事にはそれぞれの系譜があり、その要素として「人」と「場所」は絶対にはずせない。ゆえにそれぞれの物事を深く知るにはそれに関わった「人」と「場所」に接触することは必要不可欠である。誰もがそんな目的をもって旅をするとは限らないが、行った先でそれと似たような「意義」を獲得して帰宅することはよくあるのではないだろうか。本書に掲載されている「旅」の数々はそんな多くの「意義」を伴ったものが多い。
海外旅行は、日本国内での情報による既成概念が根強く作用することが多いように思う。例えば○○人はどうだとか、××国はこんな感じだとか。本書で登場する旅行者はそうした偏見が打ち砕かれるような経験をしているのも特色である。それゆえに「人生を変える」旅経験を披露しているのだろう。また日常との関連から旅を語っているのもおもしろい。あるきっかけで旅に出る、というシチュエーションはよくあることだが、ただ「ぶらり」と出かけて「なんとなく」帰ってきたといった旅行は本書の範疇外である。
生きていくことに行き詰まる。そんなとき「旅」をひとつの選択肢として持っておくことは、莫大なエネルギーを費やすだけの価値があるのではないか。
投稿元:
レビューを見る
読者投稿型のエッセイ集。一つ一つが短くタイトルの割に内容が薄い。旅とはとにかく「人間との出会い」。その印象が全てだと感じた。中のエッセイ集でもとにかく描かれているのは人との出会いの話ばかりだ。
投稿元:
レビューを見る
読書録「人生を変える旅」3
編 蔵前仁一
出版 幻冬舎文庫
p102より引用
“ 旅に出るとさまざまな人に出会う。もち
ろん幸福な出会いばかりではない。親切に声
をかけてきた人が、旅行者から金をだましと
る詐欺師だったり、または、(女性の場合)
ナンパだったりして腹が立つことも多いので
ある。当然のことながら、観光地でにこやか
な表情をして「ニホンジン、トモダチ」と声
をかけてくる奴に、本当のトモダチはまずい
ない。”
目次より抜粋引用
“カルチャーショックが物の見方を変える
生活を知る
人と出会う
旅立ち
人生は旅だ”
グラフィックデザイナーで旅人向けの雑誌
を作っている編者による、旅行者たちの体験
記を集めた一冊。他社刊行作「世界の果てま
で行きたいぜ!」「世界が私を呼んでいた!」
再編集、改題・加筆文庫版。
異文化との強烈な出会いから長期旅行者の
旅先での日々についてまで、イラスト・写真
を交えて構成されています。
上記の引用は、旅先での人との出会いにつ
いての体験をまとめた章での一節。
多くの人は自分の利益を求めて生きているで
しょうから、こういう出会いの方が多くなる
のは仕方ないのでしょうね。今の今まで見ず
知らずだった人が、自分のために無償で時間
と労力を使ってくれることなんて、そんなに
あるはずもないのではないでしょうか。そう
いう人に出会えた幸運な人が、旅に再び出る
のかもしれません。嫌な思いをしてなお旅に
出ようという人は、鋼の精神の持ち主なので
しょう。
せいぜい一年に一度、一泊旅行に行くか行
かないかの私には、自分で体験することは無
いであろう出来事が記されていて、少し憧れ
を覚える一冊です。
ーーーーー