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山崎元さんと、インデックス投資のブログで有名な「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の水瀬ケンイチさんの共著。インデックスファンドの選び方、インデックスファンドからETFへのリレー投資についての考え方が参考になった。山崎さんの理論編は用語しか知らないことが多く、残念ながら内容を詳しく理解できるまでは至っていないので、もう少し金融用語を理解してから再読してみたい。
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出版されたばかりの旬の一冊。
経済評論家の山崎元さんと、人気ブロガー水瀬ケンイチさんの共著。
この本は「はじめに」でも書かれているとおり、「運用が仕事でも趣味でもない普通の人」むけに、インデックスファンド運用がなぜよいのか理解してもらうこと、インデックスファンド投資を始めるには実際にどのようにしたらよいのか、の2つに主眼が置かれてかかれている。
理論編は山崎氏が書かれ、運用ガイドや心構えなどは通称「普通のサラリーマンで投資家」の水瀬氏が書かれているので、プロの理論だけでなく、我々と同目線で使える知識もわかり、共著であることで「普通の人」にもインデックス運用の良さが腑に落ちる。
私がこの本を読んでお得だなと思ったことは(もちろんほとんどすべてなのだが)、特に以下の2点。
まず、「普通の人」にとってはインデックス投資がよいということがわかっていても、その理由を説明するのが難しかった。私も「市場がもっとも効率的でありそれに連動した運用だから」程度しか思っていなかったのであるが、そこを、山崎氏が「愛ちゃん」という架空の人物を想定して、「市場が効率的であってもなくてもインデックス運用は有利」であることをわかりやすく説明していただいたこと。
第2に、「日本版ISA」(年間100万円までの投資額で運用益に対して10年間非課税の投資口座の開設を認める)の仕組みが導入されたときの運用内容の考え方が触れてあるところである。
こうした内容は、山崎氏のような資産運用専門家でしか書けない内容であり、それだけでも買う価値大!である。
また、水瀬氏が実際のインデックス投資のガイドを書かれているが、初めての人にもこのとおり始めたらできるよう、金融機関の選び方、投資信託基本の「き」、積立投信、チェック&レビューの方法など、とても丁寧に解説いただいていている。特に、初心者は、ETFだけ、投資信託だけ、という運用方法をとりがちだが、両方のよさをいかせる「リレー投資」をガイドしていただいているのもとてもよいと思う。
ところで、私はインデックスファンドとETFを、コスト・純資産・販売会社からレーダーチャート化した図がたいへんわかりやすく、「普通の人」にはとても役に立つと思ったのだが、対象のインデックスファンドが、債券ファンドなのか、株式ファンドなのか、海外なのか、日本なのか、たぶんわからないだろうと思った。それは水瀬氏のブログを見て勉強してごらん、ということなのかと思い拝読したら、ちゃんとわかりやすい表が掲載されていた。さすがである。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1561.html
著書でも触れられているとおり、運用は配分がポイントであるので、実際にインデックス投資を始めようと思われる方はこの表を参考に、投資配分を決められるとよいと思う。
最後に。書いていただいてありがとうと感謝したくなる本です。ぜひ一読を!
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インデックス投資家に人気の山崎元さんとインデックス投資ブロガー水瀬ケンイチさんの共著。山崎さんの前著『超簡単お金の投資術』の実践編に位置づけられていると思うけど、既存のインデックス投資家にとって面白い点と新しくインデックス投資家を呼びこもうとした点が新書のページの中で収まりきらず消化不良の感も。インデックスマニアが読むとタマラナイ面白さなんだけど。
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インデックスファンドへの積立投資のはじめ方、及び運用の理論についてまとめられている本です。
読む順番注意かなと思いました。投資自体がわからない人は水瀬さんの実践編から読んだほうが小難しい話が無いので入りやすいかもでした。
理論編では、山崎元氏がインデックスファンドの利点をまとめています。インデックスファンドは市場の効率性に関わらず負けない、証券業界の裏(というか、売り手側の心理)等の話をした後にアセットアロケーション・資産配分計画の基本的な考え方が載っていました。書いてある内容は、今まで同氏が出されていた本と大体同じような気がしましたので、おさらいのような感じで読みました。(リスク・リターン・相関係数から最適配分を使う表がコラムにありましたが、何気に国内債券のリターンが1.0%で見積もられていました。自分も国内債券3.0%は無いなーと思っていたのですが、やっぱりこのくらいなのでしょうか。外国債券のリターンも1.0%なのは山崎氏の主張が現れていますね)
実践編では、水瀬ケンイチさんが証券口座の作り方から金融機関決めなど、始めるための手ほどきが書かれています。投信・ETFの話、積立、リレー、リバランスまで書かれていました。重要なポイントはメンタル面の部分かなーと思いました。
「普通の人に取ってほぼベスト」とありましたが、資産を証券で運用したいという人の導入書としては良いと思います。ただ、ほぼベストの名のとおり、それが最適では無いとは思います(そもそも最適な運用って解明されていないのでは?) 人によっては「これは誰が見ても...」という機会もあるでしょうし、課税関係で色々と変わることもあると思います。そもそも、証券による資産運用が必要かどうか? 時点も人それぞれ違うと思います。
自分も実際に買ってみてから、経済とか勉強し始めた身なので、まず1,000円からでも積み立ててみるのはアリだと思います。やってみてから色々と情報収集をして覚えていくってのがベターかなと思いました。
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経済評論家の山崎元さんと、インデックス投資ブロガーとして有名な水瀬ケンイチさんの共著。
僕もサラリーマン投資家なので、投資とのスタンスなど共感を持ちました。
欲を言うなら、もっと水瀬さんなりの考えをもっと読みたかったです。
http://kaeru.orio.jp/blog/2010/12/book_31.html
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水瀬さんは今でこそマネー誌でよく登場してセミプロ化しつつありますがブログや本著の内容通り自身で投信・ETFを積み立てる本物の個人投資家
その水瀬さんの処女作が今回の本なのですが自分の失敗談を惜しげもなく紹介しながらもインデックス投資に辿り着くところに個人的には拍手喝采なのです♪
今でこそインデックスファンドやETFも商品ガイド編を見ると選択肢が多くなり充実していますがインデックスの時代が到来する夜明け前は何も無いところからの始まりだし情報も少ない中だったので今は幸せであり効率的であり楽であり…見えない道を行くって意味では面白さに欠けてきたのかな…とも感じます
対して山崎さんのパートではフレンドリーな水瀬さんとは逆を行くマニアックな世界を展開します
その部分がたまらないと感じる読者もいれば内容を理解できない読者もいるかもしれません
それくらい2人のギャップ(理論の山崎さん・実践の水瀬さん)は大きく他の投資本では見当たらない魅力を感じることが出来ます
ここの部分を好きか嫌いかがこの本の評価を決めるところになりそうです
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(2010/12/16読了)山崎せんせーと水瀬さんの共著ということでワクテカで読み始めたのだが、、、ちょ、山崎先生のパートはかなり本格的で、これは入門書ではないということが分かりました(笑)既にインデックスファンド買ってて、ETFへのリレー投資を考えてるくらいの中級者向けの本。投資入門としては詳細にすぎるので、投資初心者の方は内藤忍著『60歳までに1億円つくる術』あたりから始めるべし。
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山崎さん執筆のパートはやや専門的知識が必要なため、投資を今まで考えたことがない人には難しいと思います。しかし、水瀬さんのパートは平易で実践的です。
それにしても、ある程度まとまったお金がある場合、インデックス投信と海外ETFどちらがいいのでしょうか?リレー投資で最終的にETFに移すということはETFの方がいいのか?
ETFは複利効果がないのでは?
信託報酬が海外ETFなみに低く、海外に投資できる国内発インデックスができればいいということでしょう。
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四六時中、個別株投資のことを気にしていた状態に陥っていっているならば、インデックス投資(投資信託やETF)で運用したほうがそんな状態から脱却できるよ、っていう主張。確かにそうかもしれない。
そういった姿勢で書かれているので、頭を冷やす参考になりました。
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インデックス最高っていう本ばっかりだな(笑
まあ、ウォール街の住人と正面から戦っても勝ち目はないからね。
そこで勝つには、別の方法を使わなければいけないわけだ。
運用割合についての詳細が書いてあるのは良かった。
が、国内の割合が大き過ぎはしないか…?
MSCI-コクサイも米国の割合が大きいし怖いな。
かといって、MSCI-エマージングはリスクも大きいし。ふむ。
国内割合を下げて、コクサイ・エマージングを割合を多めでやろうかな。
金やREITも組み合わせていきたいが、そこまで細かく突っ込まれてはいなかった。
まあ、REITの中身が先進国ならMSCI-コクサイで、新興国なら、エマージングで考えとけばいいだろ。
---気になった言葉---
信託報酬が1.5%という段階で、運用商品としては論外でしょう。(P63)
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昔、投資をしていた時は雑誌を読んだり、
して上がる株をあてようとおもって
投資をしてました。
その方法だとコストがかさむし、
何より日常生活への影響がよくないです。
(トイレはいって株価チェックしたりしてました(汗))
今は結構な額を運用していますが、
投資のことを考える時間はほとんど
ありません。
現在行っている投資方法はインデックス投資
という手法です。
詳細についてはこの本がおススメ。
実際に投資を行っている個人投資家と
元ファンドマネージャーの共著です。
一般人&プロの共著ということで、
よみやすいですし、理論的な部分もしっかりしています。
特別な方法というのではなくて、
投資に時間をつかえないサラリーマンに
ぴったりのやりかたです。
投資のスタイルとしては、
・サラリーマンを前提として、時間、労力をかけない
・投資に使う時間は月30分ぐらい
・「どれくらいもうかるか」よりもコストや安全性を重視
この本にであって目覚めた!というわけでは
ないんですが、投資初心者にとってはわかりやすく
おすすめの本です。
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・インデックス投信に対する最新の情報が書いてあるという点で有用。
・インデックス投信を実践しているブロガーのブログを紹介しているが、これも何気に役に立つ。
・アセットアロケーションの計算の一端が述べられているが、難しい。もっと勉強しよう。
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インデックス投資を勧める内容。インデックス型の投信やETFに投資することで個別株投資より労力をかけずに資産の運用を行い、その浮いた時間を仕事・勉強・趣味・家族との時間にあてQOLの向上を目的としています。
ただ入門書としては少し専門的で難しい印象。ある程度投資や資産運用について勉強をし、投資信託に興味を持った方におすすめしたい。
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とてもわかりやすく、合理的な説明。
投資入門者にぴったり。
普通に働いてる人にはこういうやりかたがいいと納得。
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インデックス運用を推奨する著名経済評論家の山崎元氏とインデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチ氏の共著で、それぞれの立場からインデックス投資について解説をしています。
理論編では多少小難しいことも書かれていますが、そのへん(*)は各人の趣味によっては飛ばすとして、経験談や実際の簡単な商品説明もありますので、一般のビジネスマンの方には参考になるところも多いのではないでしょうか。
下記の両氏のブログやコラムと合わせて目を通せば、内容的にもかなり補強され、必要なことは理解できるのかと思います。
(*)例えば、本書の前半にインデックスの指数についての結構詳しい解説がありますが、本は最初から順序立てて読みたい方はつまずく可能性がありますが、投資の実践にはあまり関係ないところかと思われます。
「インデックス投資実践ガイド」ですので、インデックス投資を実践しているブロガーの水瀬ケンイチ氏と理論面から啓蒙する山崎元氏がそれぞれの立場からインデックス投資の概要、利点、優位性、どのように行うか、各種インデックス商品ガイドまで、どういうものかの理解から実践できるところまで概ね網羅されています。
「ほったらかし」というのは、いきさつの詳細は本書内で書かれていますが、水瀬氏が長年個別株等で投資生活を送った末に最終的にインデックス運用に辿り着き、銘柄選定に費やされた膨大な研究時間が大幅に削減でき、「毎月インデックスファンドを積み立て投資しあとはほったらかしが基本」であるところから、キャッチーに付けられたタイトルと思われます。
ブログでの紹介記事:
http://money-learn.seesaa.net/article/185718948.html