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「なにか打算的に聞こえるかもしれませんが、好かれるというのは、つまり自己実現するための一番の早道じゃないでしょうか。いわば生活力ですよね。」p.22
「・・・言葉は注意して吐かなくちゃいけない。言葉のとおりになってしまうからです。長い目で見れば、人間はウソなんてつけないのかもしれませんね。言ったその言葉を実現するように体が努力していく。そんな気がします。」p.33
「口癖の力って大きいですよ。だから、どうせなんかの口癖を言うなら、自分を『楽』の方へ連れていく口癖にしなくちゃいけないんです。」p.45
「人間の遺伝子がじつは三パーセント程度しか目覚めていない・・・『すでに与えられているすべて』というのを遺伝子として考えて・・・自分になにか辛いこと苦しいことが起こった場合でも、それを乗り切る力はすでに与えられていると信じてほしいんです。私は、自分に乗り切れないようなことは決して起こらないと思うことにしています。そして苦労してそれが乗り切れたということは、もしかすると新しい遺伝子が目覚めたってことじゃないでしょうか?そう考えると、起こった事態に対して幸・不幸を考える必要もないですね。」p.215
「つまり将来への希望を次々に叶える生き方をしてきて、もうある程度叶っているんでしょ。だったらそろそろ希望を持つのをやめたらどうかと思うんです。そう言うとなんだか夢も希望もない、と受けとるかもしれませんが、そうじゃないんです。これまでは周囲のことを二の次にして、十分で勝手に限定した自己を実現しようとしてきた。だけどこれからは、周囲の希望に応じてみてはどうか、とうことなんです。自分では希望が持てなくなっているかもしれませんが、周囲にはきっとあなたを待ち望んでいる人がいるはずです。その人の希望に沿ってみるんです。」p.223
「そういう人(苦手な人、嫌な人)が存在して、しかも自分に出逢うことの意味は、おそらく二分にとってもっとも気付く必要のある自分の一部だからだと思うんです。・・・その人のどういう部分が嫌なのか・・・きっとそれは、今まで意識したくなかった自分の姿だと思います。無意識でいるとそのまま変化しないことでも、意識化できたときにはそれは自立的に変化し始めます。」p.226