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2012/6/30 Amazonより届く。
2015/8/28〜9/2
阿刀田さんの知っていますかシリーズ。
イソップ物語は断片的にしか記憶にないが、日本にも古くから入っていたんだなぁ。安土桃山時代にはあったそうだから、秀吉やら家康なども読んで人生訓としたのだろうか?
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なんかマンネリなのかなぁ…。初期の「知っていますか」シリーズほどの面白さがない。
説教臭さが否めないのは、イソップの物語のせいもあるのだろうけど、なんだかなぁ、という感じデス。
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阿刀田さんの『知っていますか』シリーズは、古事記やギリシャ神話やら聖書やら、面白くてためになるので、新しいのが出るたびに読んでいる。
でも、これあまり面白くなかった。阿刀田さんのせいではなく、イソップ物語の説教臭くて、胡散臭い感じが好きになれなかった。
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少し前にその日読んで帰宅する予定の本を会社に忘れ、本屋に寄ったら発売されていたので購入。このシリーズも随分出ましたね。
イソップさんがBC5世紀だか6世紀の人だったとは知りませんでした。中世ぐらいの人かと思っていた。有名な寓話は知ってる、知ってると言う感じですがマイナーなお話はこんな話もあったんだ…という感じで多分またすぐ忘れてしまうのだろうな、と思います。それにしても面と向かって批判が出来なかったから狼だの狐だのになぞらえたのでしょうか。個人的に狐はいつもずるがしこい性格で描かれているがパンダだって結構獰猛な目をしている、というような一文にそうだよなあと強くうなづいてしまいました。面白かったです。
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イソップ物語は、多少知っている。
でも、イソップのことは全然知らなかった。
なんとなく、漠然とグリムより前かなぁ、と思っていたけど、
まさかBC6世紀ごろの人だったなんて!
ソクラテスよりも前だなんて!
日本はその頃、縄文時代ですよ・・・(^^;)
そして、イソップ物語が日本に入ってきたのも、明治以降かと思っていたら、
なんと、安土桃山時代だったなんて~~~!
この本では、イソップの紹介と、イソップ物語が日本で本になった「イソホのハブラス」(安土桃山時代)と「伊曾保物語」(江戸時代か?)から、いろいろな話を紹介している。
知っている話も、知らない話もたくさんあるけど、やっぱり全く知らなかったイソップさんの話が一番面白かった。
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あらためて知るイソップ物語。
紀元前の奴隷制度の中にいたイソップが、機知、とんち、あるいは詭弁で世の中を渡っていくさまが描かれ、もはや子供のための童話、とは趣が全く異なるところが興味深い。
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エッセイです。
イソップ物語について、うんちくのある楽しい読み物でした。
目の前で、阿刀田さんが、話しているのを聞くような口語調の文章でした。
昔から、それも大昔から、伝えられている物語は、人間の本質的な欠点や、陥りやすい弱点をついているものです。
あらためて見直してみるのはいいことのような気がします
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阿刀田高の古典もの。BC6世紀にギリシャで生まれたイソップの物語を、15世紀に日本に入ってきた「伊曾保物語」と「イソポのハブラス」の内容を中心にまとめたもので、子供のころからよく知っているものから、意外なものまで幅広く解説。よく知られているものと言えば、「アリとキリギリス」ですが、原典ではキリギリスではなく「蝉」らしい。蝉だとあまりに短命で、冬までは生きられないと思うのだが…。ちなみに毛利元就の「三本の矢」も元ネタはイソップらしい。この手の小ネタが満載の内容。
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そもそも、イソップ物語がBC6世紀頃に最初に作られた事も知らなかった。日本に伝わったのが、安土桃山時代。それまで、またその後、内容が若干変わりながら伝わってきた。小説なら、こんなストーリーの方がいいなど、著者の解説というかご意見に納得したり笑ったり。楽しく読める。2014.11.23
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大好きな「知っていますか」シリーズの今回はイソップ童話。
イソップ本人のことや、数多ある寓話の中から結構な数を紹介していますが、正直言って寓話自体はそんなに面白くありません。
とにかく面白いのは、寓話を紹介する度にいちいち脱線する部分。
時に小説家目線で論評を加えてみたり、古今も洋の東西も問わず小噺を紹介してみたり。知らないことばかりで脳がビンビン刺激されるようです。
まさに“知のそぞろ歩き”とも言える楽しい空間が広がっている本。
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久しぶりに「知っていますか」シリーズを読む。イソップ寓話のいくつかは子ども頃に親しんでいたが、そのイソップが紀元前の生没年も不確かな遥か昔の人だったとは知らなかった。本書は日本語訳として伝わる本を底本として書かれているので、原典との違いが宗教的、民俗的な影響を受けている様子も解説されていて楽しめる。そして採録された動物に因んだ話、ギリシャ神話の話など脱線話も良い。
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20200417
阿刀田氏の解説シリーズで今回はイソップ物語。北風と太陽や、ほら吹き羊飼いの話など断片的に知っている有名話があるが、全130話を通しで読むこと(解説版であるが)ができたのは初めての好遇であった。
紀元前ギリシャ付近で生まれて、キリスト教社会を通り安土桃山戦国時代の日本に渡ってきた古典である。時の試練を経ても色あせない教訓がある。
中でも、奢れるものは久しからずといった逆転の発送が面白かった。自分も小さい人間である事を再認識し、謙虚に、しかし、大きな夢を描きながら生きてゆきたい。
//MEMO//
古典解説シリーズ。
イソップ物語は断片的に記憶しているが、それぞれの寓話の面白さ、メッセージの意味を大人になって再考したい。
加えて、阿刀田氏の面白い解説で読み疲れ気味の心を潤したい。
イソップ=生存はBC6世紀頃。トルコあたりのフリギュア地域の奴隷だったが知恵でヨーロッパを渡り歩いた。
日本には安土桃山時代に伝わった
→『イソポのハブラス』、『伊曾保物語』
地位的弱者と言えども、知恵を使えば見返す事ができる。逆も然りで奢っているものは久しからず。
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「イソップ物語」って、本当はこんな話だったの?「アリとキリギリス」「狼と狐」をはじめ超有名な寓話から無名の寓話まで、安土桃山時代と江戸時代に日本語に翻訳されたイソップ物語をもとに、130余のストーリーを紹介。二千年以上の歴史をもつイソップ物語に秘められた、厳しい世間を生き抜くための智恵とその魅力を阿刀田流に読み解いた、大好評の「知っていますか」シリーズ。