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はやみねかおるの『卒業』を読んだあとすぐに、これを読んでしまった。素敵な思い出に満ちた虹北学園卒業生が、この本のような騒ぎを起こしたら厭だなあ。『アルバムをひらく猫』のほうの高校の卒業生たちは、20年目の同期会前後に泥沼のような連続殺人に巻き込まれるのであった。若さとは実に残酷であり、心の傷は時を経ても癒えない。起こるべくして起こった事件なのかもしれないけれど、次の同期会には誰も出席しないんじゃないかという気がしてきました。
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トラ猫ミセス・マーフィーシリーズ第8弾。
高校卒業20周年の同期会にからんで起こる殺人事件。相変わらずの、どろどろ人間関係(^^; ミセス・マーフィー達、動物目線のせいもあり、「ニンゲンって・・・(-_-;)」って思っちゃうことの多いシリーズ。
みんなの飼い主ハリーも、決して欠点がない女性ではないけど、元夫の浮気相手と、ちゃんと顔を突き合わせてるのは充分偉いと思うけどなー。狭い街だから、どうしても‘和解’は必要なのかな。狭くたって関わらないで済む方法もありそうな気がするんだけど。元夫フェアとよりを戻すのは、私はオススメしないんだけどなぁ。
お気に入りのブレアがあんまり出てこないパターンの時は、好きになれない話のことが多いんだけど、今回は面白かった。しかもブレアがあんなんだし・・・。ちょっと見損なった。
今回も、ミセス・マーフィー達が大活躍♪
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8弾
とうとうブレアが。フェアが。
最初の印象がどんどん変わっていくね、こんなに薄っぺらい人だったっけ?こんなに気が使える人だったっけ?
今回は人が死にすぎて、途中でうんざりしてしまった。この小さな町でこんなに。。。ジェイソンじゃあないんだからさ。。。
新しいトレーシーがすごく良い。
働きものたちが相変わらず清々しい。
けど、そんなに牧場を維持するのってお金がかかるものなのかな〜。
「“命あるものは簡単には諦めない”ハリーは瀕死の傷を負ったポプラのしぶとさを賞賛し、大きな声でいった。」
バージニアに行ってみたくなる!
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高校卒業20周年の同期会の準備の最中に同期生たちに謎めいた手紙が届く。
やがて同期生たちが1人、また1人と犠牲になっていく。
と言うことで、今回は同期会が舞台。
日本と違ってアメリカの同期会がかなり大掛かりなことにびっくり。朝から翌日の朝食までイベントがびっしりだったり、様々な企画を考えて実行したり。
ただ馴染がないものだからイマイチぴんとこなくて、作品の世界に入り込めなかったのが残念。
準備の大変さを主人公のハリーが嘆いたり、そのせいで周りが険悪になったりというのが、ね。
ミステリ部分は途中で犯人の目星が付いてしまうあたりが惜しいかな。
ミスリードされてるんだけど、素直に釣られない程度ではあった。
何より本作はハリーの3匹のペットたちが普通の動物に戻っていたのが嬉しい。
事件を捜査しながらもご飯に誘惑されたり、あれこれ遊んだり。
前作は3匹がポルシェを運転すると言うありえない展開だったので本作を読むのを躊躇っていたのだけど、以前の雰囲気に戻って一安心。
コレで安心して次作も読めそう。よかった。
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まず、ハリーとマーケットが同期だったということに驚いた。今までそんな記述あったっけ? 考えてみれば、スーザンの子どもは高校生なのだから、大学生の娘を持つマーケットがハリーやスーザンと同い年でも不思議ではないけれど、ちょっと年取った、気のいいハゲおじさんのイメージがあったので。それにしても、生まれた時からずっと同じ土地に住み続け、子供の頃からの友達や知り合いや、オムツしてたころから自分を知っているおじさんおばさんが周りにぞろぞろいる環境で暮らすって、どういう気持ちだろう? 今回の犯人、どんでん返しはなかなか良かったが、相変わらず誤植が多い。図書館で借りた本なので、誰かが校正(赤でないのが幸いだが)していた(笑)。しかも、1カ所校正漏れを見つけたぞ…直さなかったけれど。(2015-05-03L)
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一作目だと思って読んだら違った……。
普段海外小説をあまり嗜まないこともあり、カタカナの名前を覚えるのに悪戦苦闘。
陰惨な殺人現場を想像して「うへぇ」となりながらも、動物たちのやりとりが可愛らしくて和みました。
最後はどんでん返しがあり、面白かったです。