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川上量生さんの本と思って読んでみたけど、川上さんが書かれたのは序章のみで、この本には監修者という立場になっているらしい。なんだその監修者というのは。いっそのこと、他の章を担当した人の名前も表紙に書いたほうがよかったんじゃないかと思うのだけど(佐々木俊尚さんの名前があったら読んでみたいと思う人もいるだろうに)。
いろいろ炎上した騒動が紹介されてたけど、『みくみくにしてあげる』がJASRACに登録しただけで作者のブログが炎上した騒ぎはなんでそうなるんだよという感じだよなぁ。あの炎上騒動がなかったらもう少し作者はニコ動で活動を続けてたんじゃないだろうかと思う(ここ数年はニコ動でも活動してるようだけど)。
ネット的はどこからでもアクセス可能なオープンな環境と定義して、スマホのアプリはネット的ではなく、SNSは半ネット的としているのは新鮮だった。近年のネットといえばSNSを思い浮かべるけど、SNSは半ネット的なのか(もちろん、人によって考えは異なるだろうけど)。
炎上で攻撃に加わる人については、「炎上させる人」と「炎上させられる人」の二通りがあるらしく、炎上させる人は炎上しやすいネタを探り当てることを仕事にしてるんだとか。そういや、初期の痛いニュースは炎上させようとしている記事にたいして、コメント欄は管理人やまとめられたレスへの叩きばかりだったなんていうことが度々あったような気がする。
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川上量生監修。執筆者は他にばるぼら、佐々木俊尚、小野ほりでい、荻上チキ、伊藤昌亮ほか。
日本におけるネットカルチャーの歴史について。特にリア充と非リア充の対立、炎上、コピペ文化に頁を割く。既知の事が多いので斜め読み。90年代の忘れていたネット文化が思い出され興味深い。
小野ほりでいさんの章が少し浮いていて面白かった。文化史というよりはルサンチマンとの戦い方についての文章。インターネットで色々なものが可視化されるとルサンチマンが増大してしまいがち。それをいかに上手く発散させるかが最近の自分の課題でもある。
テーマが重複する章は不要な気も。
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ドワンゴの川上会長の編著作。ネット内部における社会的な動きについての解説。炎上、祭り、リア充、コピペなどネット特有の状況と思われていたものが、ネット原住民、新住民という考え方を用いることで、リアルでも(水面下で)存在する異なる価値観が表面化しているとしている。リア充はあくまで非リア充の対義語として存在しており、ネット原住民のアイデンティティの表出とする。また、祭り・炎上も単なる愉快犯ではなく、価値観を集団として試しあって、新たな社会を作るムーブメントの一部としている。
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川上さんの他にもいろんな人が書いてるので、いいとこもあればイマイチなとこもあり。
ただ、このシリーズはザッと目を通してみたいなと思いました。
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こういう本って、バランスを取るのがとてもむずかしいと思うんだけど、歴史がきちんと振り返られていたりしててなかなかよかった。
炎上は祭り。炎上をなんとか社会学のコンテキストまで引き上げようとしているところとかも刺激を受ける。
小野ほりでいの章が一番心を動かされたかも。かなり力が入ってて、人柄が感じられた(知らないけど)。社会学っていいよね。と感じられる本でした。角川で監修が川上量生ってことは、社長が監修ってことなんだねえ。それでこの茶色の本が大量に出版されているわけか。
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ざっくり、
・炎上、祭り
・SNS
・リア充と非リア
・コピペと二次創作
・嫌儲
・ネット論壇
・ネット的とネット原住民
こんな感じ。
歴史と背景を知ることが今のネット文化を知ることにつながる。
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ネットワーク文化
サブカルと呼べるのか?
誰でもアウトプットできるが
それは他のモノからの引用が大部分である
本当に価値のあるものは少ない
情報が多すぎる
リア充非リアとの境界を表現することが無意味になった
自分達は何に向かって進んでいるのだろうか?
そこにあるもの
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読了。2014年の本。長いこと積ん読していた。YouTubeでホリエモンと著者が対談していたのを見て読もうと思った。ネットの文化についていけてないので、あまり内容が古いと感じなかった。8人の著者が書いている。監修者の文章が一番面白かった。