投稿元:
レビューを見る
五帝、戦国、始皇帝、項羽と劉邦……中国の歴史が30分でわかる!
中国4000年の悠久の歴史の原点を、どんな本よりわかりやすく!
神々の時代が終わり人間の歴史が始まると、数々の国が生まれては消え、ついに中原の覇者・始皇帝が現れる。
しかし始皇帝が興した国もはかなく滅び、項羽との争いに勝った劉邦の国、漢の時代へ。
その漢の皇帝にすべてを奪われた男が、執念で書き残した中国最初の正史=『史記』には、無数の人間たちが織りなす極上のドラマが秘められている。
中国4000年ともいわれる悠久の歴史を後世に伝えるため記された歴史書『正史』。
そのはじめの書である史記は、人代の祖から前漢の武帝の時代までを司馬遷がまとめあげたものである。
自らの境遇も重ね、歴史に「正しい天の道」を求めた司馬遷が見出した古代中国の姿とは?現代においても元祖「歴史書」としての地位を誇る古典を漫画化。
黄帝から漢の武帝まで約二千数百年に渡る中国王朝の変遷と、「史記」を著すことになった司馬遷の事情を描いている。
司馬遷自身も宮刑に処せられているが、中国の歴史の中にも、時の権力者に肉体を傷つけられたり、自由を奪われたりする人々のなんと多いことか。
「幸」という字は、幸いにも手枷をはめられる刑を免れたという所からできている、と聞いたことがあるが、まさにそんな世界だと感じた。
司馬遷はそのような中で、歴史を貫く「天道」の是非を問う。その答えは出ないが、自分の命の使い所を見極め、宮刑を選択し、「史記」を書いたのだった。
投稿元:
レビューを見る
史記がそういう本だからか、中国の歴史を漫画でサクッと眺めることができます。
いつの時代にもいい王様と悪い王様がいたということがわかる。
宮刑を受けた屈辱から史記執筆が始まった経緯がきちんと触れられています。
わかりやすい。
投稿元:
レビューを見る
まんがで読破を読破するシリーズ。
中国の正史の最初、「史記」。
司馬遷がなぜ史記を編むことになったかのいきさつを添え、神話の時代から漢の武帝の時代までを描く、ポケット版「まんが中国の歴史」。
古典の授業とかで聞いたことのあるエピソードや故事成語の由来があったりと興味深い。
天道是か非か?
省かれている部分も知ったほうがいいんだろうな。