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恋愛小説なの?なんだが詩的で哲学っぽい.そして読み終えてから気が付いた.コレ,三部作の完結編!!前作,前々作を読まないと話が繋がらないとか・・・ミスった.
以下あらすじ(裏表紙より)
恋人の七海と別れ、山崎隆二は途方に暮れていた。成人雑誌の編集部も辞め、校正者として無為に過ごす毎日。そんななか、七海の友人で行方不明になっていた風俗嬢の可奈を見たという噂を聞き、山崎は鴬谷へ向かう。彼女には会えなかったが、やがて「助けに来て」とすがりつく電話がかかってきた。山崎は囚われの身となっている可奈を救うため、海を渡った…。透明感あふれる文体で感情の揺れを繊細に綴った、至高の恋愛小説。
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久しぶりの恋愛小説。アジアンタムブルーを書いた著者の恋愛小説シリーズらしい。
最近思うに、男性の作家が書いた男性主人公の小説はあんまり好みではないかも。ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか分からない曖昧な終わり方をする。男の美学?いくつもの恋愛の上に今の自分がある複雑な作りのものが多い気がする。
一眼好きなのは男性の作家が描く女性目線の小説。予想がつきにくいストーリーに転ぶような事が多い気がする。
考察すると面白いかもしれないです。
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なんだこりゃ、としか言いようがない。かなりの大事件に発展しているはずなのに、緊迫感なくだらだらと恋愛しているか、過去の回想をしているか。面倒なへたれのポエムをずーっと聞かされている感じでしんどかった。
私には全く合わなかった。
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このタイトルにしてこの終わり方、それもありかなとは思うが。組織に立ち向かうハードボイルドにならないところが大崎善生なのだろう。
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だいぶ昔に読んだのがおもしろかったんだよなあと思って。あとは鶯谷につられて。
正直話はあんまりだったけど、描写とか、気持ちみたいなものはやっぱりきれいというか、昔におもしろかったと思った記憶のままだなと。
わたしもおそらくエンプティスターを知っている。人生の時間すべてが暇つぶしに過ぎないという諦念も。
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大学生の頃よく読んでた大崎善生さん。
比喩表現とか文体が相変わらず綺麗だった。傘の自由化とか、熱帯魚とか風俗嬢とかの話がそういえば多かったなーという印象だった。
友達の風俗嬢を救いにソウルまで行ったが、その子は窓から自殺してしまう。
悲しみや喪失の極地にある「エンプティスター」からの脱出を図るお話でした。