紙の本
一粒で二度おいしい?
2002/06/17 23:39
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投稿者:やんちゃ青 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の「世界最強の仕事術」において紹介されたマッキンゼー式を、少し実践的に書かれたのが本書になります。前作と内容的には似たところが多いと思われるのですが、若干、プロジェクトのフェーズにあわせてポイントとなるコツをまとめてくれていること、ならびに前作で説明された事項についても簡潔にまとめられているため、「一粒で二度おいしい」一冊になっていると思われます。
マッキンゼーマインドは
・分析(構造の把握、計画、収集、解釈)
・マネージメント(チーム、クライアント、あなた自身)
・プレゼンテーション(構造、同意)
の3つの要素が完遂されてはじめて、クライアントに喜ばれ、かつそれに見合う高額な対価をいただいています。どの一つをとっても個人で培った技術ではなく、マッキンゼー文化がマッキンゼー滞在者とともに築き上げたものといえると思います。それは本書を執筆するにあたり75名以上のマッキンゼーOBに面接とアンケートをとったとのことですが、この事例を一つとってもマッキンゼーの文化を象徴しているのでは?と思われます。
経営コンサルタントでなくても、みなさまの人生・仕事の局面・局面で生かされるツールがあるように思えます。そんな最強術をつけたい人、「一粒で二度おいしい」を体験したい人はお読み頃です。
電子書籍
第1弾の方が良かったです
2017/11/30 20:31
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2弾は実践編とのタイトルですが、第1弾ほどのインパクトはなかったです。実践編は、コンサルの方以外はマストではないかと思います。
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ボスコンが個人の資質に依存しているのに対して、やっぱりマッキンゼーはテクニックで問題解決をしているんだなぁ、と思わされる一冊です。
問題把握から分析、プレゼンまでの流れのなかで何に注意してどのようにこなしていくかが書かれています。読んでみると実際にやってみようかなと思えるネタが見つかるかもしれません。
そのあとに、チームやクライアント、自分自身のマネジメントにも言及していますが、ここはこの本の本筋ではなかったような気がします。
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マッキンゼー式 世界最強の仕事術の実践編としての本。正直、どちらか一冊読めば十分な気がしました。06/06/02
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マッキンゼーのコンサルの仕事術が細かく書かれていて、それを自分に応用させるための本。基本的に対象が社会人なので、実感がわかなかった。
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マッキンゼー独自の考えや視点について書かれていて、参考にしたいが、そこまでいけない感じ。
「自分の現状は特別だと誰しもが思う」すごく深みのある言葉。
とにかく内容が濃すぎて、自分の中で整理するのはもちろん、実践にははるか及ばない。
けどいつかたどり着きたい。
ふとしたときに読み返し、記憶にとどめておきたい。
色々な教訓あり。
読みごたえ有り、読み終わったとき少し達成感有り。
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・ ブレーンストーミング
1. 悪いアイデアはない
2. ばかげた質問はない
3. 自分のアイデアを退けられることを嫌がらず、必要であれば自ら取り下げる
4. 会議が長引き、収穫が減ってきたら中止する。
5. 紙に書く
・ 一日の終わりに、今日学んだもっとも重要なことを3つ書き留める。
・ クライアントが変化を起こすことを手伝う。
・ 上司を引き立てる。
・ 上司にはくまなく報告する
・ ストレスとは、心では「嫌だ」と思っているのに、口では「はい、喜んで」と答えているときの感情。
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いやー微妙だろーあんまテクニック示せていないし、前回のTHE MCKINSEY WAY読めばだいたい書いてあることもう一回書いてあるだけだし。
むむむ
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タイトル訳が悪いでしょう。世界最強のテクニックって割りには、具体的な手法は示されていない。手順を紹介しているだけである。
本書の示すところは、目次だけで全て読み取れる。
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この手の本によく書いてあるようなことが、少ないページで網羅されている。ざっと、そのような知識の確認には良かったと思う。
◎構造を把握する。MECE
◎当初仮説を立てる。
1.悪いアイデアというものはない
2.ばかげた質問というものはない
3.自分のアイデアが退けられるのを嫌がらず、必要であれば自ら取り下げる
4.会議が長くなりすぎて収穫が減ってきたら、無理に続けないで中止する。
5.紙に書く。
◎分析を計画する。
キー・ドライバを探す。
大きな絵を眺める。
海の水を全部沸かすな。
解決策が姿を現すまで待つ事もある。
◎データを収集する
リサーチする事は出来るだけ多くの情報を集めるのではなく重要な情報を出来るだけ迅速に集める。
問題解決は『事実」から出発する。
外れ値に注目する。
初めての問題など存在しない。
◎分析結果を解釈する
一日の仕事の終わりに今日学んだ最も重要な3つのことは何だろうと自問する。→本には記載が無かったが、このことと関連し「毎日テーマを持って仕事に当たる」ということが想起された。
「だからどうなのだ」と考える。
◎最終結果をプレゼンテーションする。
エレベータテスト:言いたい事を短時間でまとめる。
思考をしっかりした構造で支える。
結論から始める。
◎クライアントをマネジメントする
売込みをしないで売り込む。
クライアントをはっきりさせる。
ニーズを押し付けるのではなくひきつける。
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この本は2002年に買ったが当時はあまり理解できなかった。
この本はこれからの自分にとても役に立ちそうだ。
しっかりと読み直ししよう!
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コンサルを目指し、友人から薦められた本。
しかし、コンサル志望者だけではなく、すべての自己成長したい人にお勧めだと感じる。
しかし、文章が翻訳のためか、少し難解な文章もあり。
その中でも、『問題構造をどのように把握していくか』というプロセスに焦点をあてれば、おもしろく読めると思います。
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前半部分の分析やプレゼンテーションに関する章は他の本で読んだことがあったので面白くなかったが、後半部分のマネージメントの部分は学ぶべきことが多くあった。マッキンゼー出身の上司の行動に納得がいく箇所がいくつかあり面白かったし、自分も身につけられるが実感できた。
・CEOフォーカス p.148
組織の優先事項の上位5つほどを頭にいれておけば、クライアントが最も必要としていることに考えを集中せざる負えなくなる。たとえその一部があなたの仕事に直接かかわってこないとしても。
・クライアントが変化を起こすのを手伝う p.154
・コミュニケーションは不足より過剰の方がよい p.206
・チームの士気に気を配る
ハードなプロジェクトに取り組んでいる最中、メンバーたちのヤル気と熱意が落ちていないか、逆に空回りしたりしていないか、その温度を敏感に感じ取れるようになろう。チームのヤル気を一定レベルに保つには、むやみに方針を変更せず、メンバーにはプロジェクトの進捗状況とメンバーの貢献を逐一報告し、全員に敬意を持って接しメンバーたちが互いに理解しあえるように手助けし、メンバーの辛さを感じ取れるように努力すること。
それにしても、ロジックツリーを論理ツリー、イシューツリーを問題点ツリーと訳しているのは、どうも気持ちが悪い。
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出版された時期にはおもしろく読みました。今はロジカルシンキングの本が多いため、必ずしもこの本をおすすめしません。
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目次
はじめに 本書について
マッキンゼーについて
問題解決プロセスについて
用語について
守秘義務について
【1】 問題の構造を把握する
1.構造を把握する
マッキンゼーのテクニック
MECE を貫徹させる
初めての問題など存在しない
クライアントは、それぞれが唯一無二
マッキンゼーでの教訓と成功例
構造がないと、アイデアに説得力がない
構造を利用して、思考を強化する
活用・実践ガイド
現実を構造化する
問題を構成要素に分解する
論理ツリーを活用する
論理ツリーは MECE であること
複雑な問題を単純な形で表現する
新しいフレームワークを考える
練習問題
フレームワークをチェックしよう
論理ツリーを作成しよう
MECE を構造化してみよう
2.当初仮説を立てる
マッキンゼーのテクニック
最初の会議で問題を解決してしまう
用意周到な準備が必要
白紙の状態から始める
その問題は本当に解決すべき問題なのか
マッキンゼーでの教訓と成功例
当初仮説は時間の節約になる
当初仮説によって意志決定がより効果的になる
実践・活用ガイド
仮説はクイック・テストにかける
問題点ツリーを作成する
練習問題
仮説を立証してみよう
クイック・テストをしてみよう
【2】 分析を計画する
マッキンゼーのテクニック
キー・ドライバーを探す
大きな絵を眺める
海の水を全部沸かすな
解決策が姿を現すまで待つこともある
マッキンゼーでの教訓と成功例
立てた仮説から必要な分析を割り出す
分析の優先順位をきちんと決める
絶対的正確さを目指さない
難しい問題は三角法で測定する
実践・活用ガイド
問題点をリストアップする
無用な分析を省く
練習問題
問題点ツリーを作成してみよう
【3】 データを収集する
1.リサーチの戦略とツール
マッキンゼーのテクニック
問題解決は事実から出発する
「見当もつかない」は暗号
具体的なリサーチの実践テクニック
マッキンゼーでの教訓と成功例
自分の組織のデータに関する方針を診断する
確かな事実が持つ威力を証明する
適切なインフラを構築する
実践・活用ガイド
戦略的なデータ収集とは
事実を重視する文化を築く
適切な情報源を探す
練習問題
データの妥当性をチェックしてみよう
データ収集計画を立てよう
2.面接調査のテクニック
マッキンゼーのテクニック
事前の準備−面接調査ガイドの作成
面接の本質−聴きかつ導く
面接調査を成功させる七つの戦略
面接の相手を裸にしない
面接トラブル対処法
必ず礼状を書く
マッキンゼーでの教訓と成功例
面接を構造化する
面接では聞くことに専念する
面接ではこまやかな配慮をする
活用・実践ガイド
面接前後のフォローに気を配る
練習問題
面接ガイドを作成してみよう
礼状を書いてみよう
3.ナレッジ・マネジメントを究める
マッキンゼーのテクニック
初めての問題など存在しない
マッキンゼーでの教訓と成功例
すぐに応える文化を創り出す
外部の知識を活用する
入力の質を管理する
活用・実践ガイド
知識を共有する
組織全体が参加する
練習問題
あなたの会社のナレッジ・マネジメントをチェックしよう
ナレッジ・マネジメントに担当者メモを書いてみよう
【4】 分析結果を解釈する
1.データを理解する
マッキンゼーのテクニック
80対20の法則
毎日一つチャートを作る
解決策に事実を当てはめるな
マッキンゼーでの教訓と成功例
「だからどうなのだ?」と考える
的外れでないことを確かめる
分析には限界があることを忘れない
活用・実践ガイド
事実が仮説と矛盾するときは、仮説を変える
80対20の法則を活用する
練習問題
「だからどうなのだ?」のチェックをしよう
自分の仕事を80対20の法則で分析しよう
自分の会社を80対20の法則で分析しよう
2.最終結果を生み出す
マッキンゼーのテクニック
クライアントに合った解決策を提案する
マッキンゼーでの教訓と成功例
クライアントの眼を通して見る
クライアントの能力の限界を考慮する
活用・実践ガイド
すべてを話してはいけない
クライアントが変化を起こすのを手伝う
練習問題
年次報告書を見てみよう
CEO が照準を合わせるべき5〜6つの問題点は何かを
考えてみよう
あなたが属している組織の強みと限界をリストに
してみよう
【5】 最終結果をプレゼンテーションする
1.プレゼンテーションの構造
マッキンゼーのテクニック
誰にでもわかる道順を示す
エレベーター・テスト
簡潔に−一つのチャートに一つのメッセージ
マッキンゼーでの教訓と成功例
思考をしっかりした構造で支える
活用・実践ガイド
プレゼンテーションも MECE で
結論から始める
事前にエレベーター・テストを実施する
添付資料はシンプルであること
練習問題
社説を論理的な構造にあてはめてみよう
プレゼンテーションをビデオに録画しよう
わかりにくいチャートを描き直してみよう
2.同意を得る
マッキンゼーのテクニック
関係者全員に事前通告する
マッキンゼーでの���訓と成功例
驚かれるようなことを避ける
プレゼンテーションを聞き手に合わせる
活用・実践ガイド
柔軟に対処する
練習問題
意志決定者の傾向を分析する
二つ以上のグループの差違を識別してみよう
【6】 チームをマネジメントする
1.チームを編成する
マッキンゼーのテクニック
最適なスキルと人材を慎重に選ぶ
マッキンゼー式採用プロセス
マッキンゼーでの教訓と成功例
示された能力だけでなく、相手の潜在的能力にも配慮する
多様性の価値を理解する
計画性を持って人材を採用する
活用・実践ガイド
誰を雇うべきか
どうやって探すか
多様性を忘れずに
練習問題
理想のチームを想像してみよう
人材採用の計画を練ろう
2.コミュニケーションを促進する
マッキンゼーのテクニック
情報をスムーズに流す
マッキンゼーでの教訓と成功例
耳は二つあるが、口は一つしかないことを忘れてはいけない
何を言うかだけでなく、どう言うかが重要だ
コミュニケーションは、不足より過剰のほうがいい
活用・実践ガイド
聞くトレーニングを利用する
練習問題
コミュニケーションの改善法を考えてみよう
3.きずなを育てる
マッキンゼーのテクニック
チームの士気に気を配る
きずなは、ほんの少しで十分だ
マッキンゼーでの教訓と成功例
いっしょに過ごす
十分に報いる
活用・実践ガイド
きずなを深めるメリットを示す
練習問題
報奨制度を検討してみよう
親睦イベントを計画してみよう
4.成長を促す
マッキンゼーのテクニック
マッキンゼーでの教訓と成功例
期待は高く
つねに働きぶりを評価する
活用・実践ガイド
野心的な全体目標を作る
目標を伝える
きちんと評価する
バランスに気を配る
練習問題
自己向上のための旅に出よう
部下の「改善すべき点」を考えてみよう
【7】 クライアントをマネジメントする
1.クライアントを獲得する 231
マッキンゼーのテクニック
売込みをしないで売り込む
あくまで到達可能な目標を設定する
マッキンゼーでの教訓と成功例
クライアントをはっきりさせる
ニーズを押しつけるのではなく、引きつける
活用・実践ガイド
クライアントが誰で、ニーズは何なのかを考える
練習問題
あなたの売り物は何だろう
2.クライアントとの関係を調整する
マッキンゼーでの教訓と成功例
クライアントを巻き込む機会を作る
活用・実践ガイド
クライアントと協力して成果を生み出す
練習問題
クライアントを巻き込む計画を作成しよう
3.クライアントを保持する
マッキンゼーのテクニ��ク
提案は厳しく実行させる
マッキンゼーでの教訓と成功例
責任を分け合い、そのあとに委譲する
クライアントをヒーローにする
活用・実践ガイド
協力してもらう範囲をあらかじめ明確にしておく
練習問題
クライアントを巻き込む活動を評価してみよう
【8】 あなた自身をマネジメントする
1.職場での生活
マッキンゼーのテクニック
自分だけのメンター(師匠)を見つける
シングルを打つ
自分の上司を引き立てる
自己主張するときはリスク覚悟で
よきアシスタントを確保する
マッキンゼーでの教訓と成功例
自分ができないことは他の人間に任せる
自分の人脈を最大限に活用する
2.個人的生活
マッキンゼーのテクニック
旅から旅の生活を楽しむ
自分の生活を手に入れたければ、何かルールを作る
マッキンゼーでの教訓と成功例
自分の時間を大切にする
自分の精神状態をチェックする
重荷は分かち合う
練習問題
人生をせいいっぱい生きよう
付録・データ収集のための情報源
謝辞
著者・翻訳者紹介