投稿元:
レビューを見る
タイル上に写真が並べられたジャケットに惹かれつい手に取った一冊です。小説を書くための南米取材で感じたルポルタージュです。観光で南米を一度は訪れたいと思っていますが、その楽しさも怖さもかいま見せてくれる一冊です。さらりと読めてしまいました。
投稿元:
レビューを見る
サルサをやっているのでつい手にとってしまった本です。
自分なりに、体と心の声はしっかり感じてるつもりですが、
本能に従って生きて、それが許される環境ってやっぱり素晴らしいなぁと思いました。
投稿元:
レビューを見る
ワイルド・ソウルを書くために南米を放浪した3ヶ月。
彼の旅に共感を覚えるところが。
やっぱりどうしてもブラジルに行きたくなってきた!
投稿元:
レビューを見る
ワイルド・ソウルの取材記である。
簡潔な文を書く
垣根涼介のエッセイであることに加え、
一つの回が短編であるため読みやすい。
取材記のため、
現地ガイドブックとしては不足であるが、
コロンビア、ブラジルの人間味を
体感するには打ってつけの作品である。
投稿元:
レビューを見る
「みんなさ、パパイやママイを助けるためにこうやって小さい頃から働いてるんだよね、
早く大人になってママイを楽させてやるんだって、こう言う子ども達はよく言うよ。
でもね、大人になるにつれ疑問が沸いて来るんだよね、
なんで俺達の家は貧乏なの?なんで食べる物さえないの?世の中っておかしい?ってね。」
「“うそをつけ、盗んだんだろう。お前の家の様な貧乏人に買えるわけがないだろう!”
少年時代教師にそう言われた昔話をして2人で腹を抱えて笑った。
この感覚分かるだろうか?
あまり金の苦労を知らずに育ってきた人はこう言う話を聞いた場合
怒るか同情するかの二通りしかない。
だが実際に貧乏だった人間は別にそんなことなく普通に笑えるのだ。
高みから臨んだ同情や義憤が彼らをより救いようの無い存在にしてしまうのだ。」
南米人の人と人の距離の近さに驚く。道でバーで乗り物で、そこで会った著者と現地人が普通に会話し打ち解けあい食事や観光に行く。それはフィリピン人と同じ。
またチビ、デブ、白、黒、びっこなど日本では使うべきでないとさせる悪口を平気で使う。
にも関わらずそう言った言葉に敏感な国よりはるかに差別意識がないのかもしれないと
言われ言葉自体でなくその言葉の裏にある考え方こそが大事であると言うことを示してくれる。ある一面において人間的に完成度が最も高いのはラテンの人ではないだろうか。
ただ筆者の自己中心的な強者の感性は少し苦手・・・
投稿元:
レビューを見る
ちょっとだけ、自分も南米旅行している気分になれました。
危険すぎて怖すぎて実際にはできないからね。
彼らと私では、生き方も価値観もまるで違うんだろうなぁ、と思った。
投稿元:
レビューを見る
現地で数カ月、小説のための取材の話。
南米本は数が少ないのでとても貴重だし、エピソードが面白い。
でも、これを元に書いた小説ワイルドソウルはもっとおもしろかった!
投稿元:
レビューを見る
小説家の垣根涼介氏が著書『ワイルド・ソウル』を書くために、ブラジル、コロンビアを取材して回った時の事を綴った旅行記。
南米の町や村、そこにまつわる様々な事情。地球の反対側に生きる人々について、良い面も悪い面も含め、作者が目にし、感じた、まさに「ありのまま」の南米がここには書かれています。
現地の南米の人々の気質というものが全編に渡ってとても生き生きと記されていて、観光記などでは得ることの出来ないリアルが伝わってきました。
知らない国に思いを馳せながら、愛ってなんだ? 日本ってなんだ? 色々な事について楽しく、深く考えさせられる一冊でした。アモール!!
恥ずかしながら、垣根涼介氏の小説を一度も読んだ事がないので、今度はぜひ『ワイルド・ソウル』を読んでみようと思いますw
投稿元:
レビューを見る
垣根さんの小説を読み漁るようになり彼の紡ぎだす世界観に魅力され
いつしか彼自身にものすごく興味を抱くようになりました。
これは小説の舞台になる南米の取材をまとめた紀行文!
いわば彼の初となるエッセイ集なわけです。
私が喉から手が出るほど読みたかった一冊で本屋で見つけた時は目が輝きました!
内容はもうほんとによかった!
引き込まれてあっという間に読み切るほどです。
私の文章力ではこの感動を伝えきれないので心に響いた一部を抜粋させてもらいます
『あたしはこの世界を愛しているよ。ぜんぶ、全部好きだよ。
だからあなたもそうすればいい。』
『あんたがもし今が楽しかったら、その楽しかった思いを、いつか誰かに分けてあげればいい。
そういうふうにして、世界は繋がってゆくもんだよ。』
南米の人の温かさや大きな愛が伝わってきました。
『大事なものほど明確な言語にはなりにくい。なぜならそれは意識の彼岸にあるものだから。』
垣根さんが南米で感じた心の何かがひゅっと抜け落ち、代わりに新しい何かが入ってきた、あの感覚。
私は読み終えたあとこの本から同じような感覚を味わうことができました。
さらに垣根さんが好きになったのは言うまでもありません。
投稿元:
レビューを見る
気軽に読める南米旅行記という程度。
南米に行くときに読むと少しは参考になるかも。取材旅行を本にするなんて、よっぽど南米が好きなんだなって思う。コロンビアの女性は皆同じ顔してスタイルなのは皆整形しているからだっていうのは驚き!!
垣根氏の小説は外国それもアメリカや欧州というメジャーじゃないところが多いが、それもちょっと飽きてきた。異文化の新鮮さをネタの武器にするのはもう止めたらとも思う。
投稿元:
レビューを見る
ワイルドソウル執筆のための取材旅行記。
自由で素直なブラジル人の気質が伝わってくる。
ブラジル人の多くは、自分が住んでいる町が一番好きだということを素直にアピールするそうで、このことに垣根涼介は「単純に羨ましくて良い人生だと思う。」と感じている。
自分も同じく、そう思いながら生活をするのっていい人生だなって思った。
また意外と短気なようで、日本語で現地の人にブチ切れしたり(数回)していて笑った。
投稿元:
レビューを見る
「ワイルド・ソウル」や「ゆりかご~」で覚えのあるシーンがあったり、この人があの人のモデルになったんだろうか、とか思いつつ、本の中のお話だと思ってたことがほぼノンフィクションだった。もっと心して本を読まねば!と思わされた一冊。
投稿元:
レビューを見る
気軽に読める南米紀行。垣根さんの人となりが垣間見られるエピソードの数々。他の作品を読んでいて「この人南米好きだなぁ」と思ってたら「こんな風に好きだったんだ…」と妙に納得。
投稿元:
レビューを見る
ワイルドソウルの取材日記。
たなぞうに書いたかどうかは失念したけど、ワイルドソウルは名作です!日本から南米へ移民した人々が約束された土地もなく、ジャングルを一から開墾し、病で倒れ、生きるために何をしてきたか・・・そして、日本の政府の驚くべき棄民政策。知らなかった自分を恥じました。
まあ、そこらあたりのことは「ワイルドソウル」にかかれていて、この放浪記には詳しくはかかれていないのですが、でも、日系移民の方の言葉にはいいつくせない苦労は伝わります。
放浪記の方はなんというか、南米の人たちのおおらかさや土地の空気のようなものが垣根さんは好きなんやろうなーと思いました。なんか、垣根さんの人柄が伝わってきて、私は好感もったけど、苦手な人もいるかも???
投稿元:
レビューを見る
ワイルドソウルが面白かったので取材記であるこちらも読む。
この国のこういうとこはどうかなー、って突っ込みがまれに入るが、基本的には南米は最高で日本はどうもね、っていう本だった。
南米の自由奔放さが色んな地域に行って確認する記述が繰り返される。
日系人の話は忘れた頃に出てくる。
ワイルドソウル、君達に~、借金取り~とかなり楽しんで読んできたが、この本はあんまり好きではない。