紙の本
伝えたい相手の笑顔がゴール! そうして笑顔も伝わります
2018/03/10 14:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミュニケーションディレクターとして活躍中の佐藤尚之さん。
以前は広告代理店の電通でCMプランナーやウェブ・プランナーなどをされてました。
さとなおさんの呼び名でも親しまれています。
私は彼のブログやうどん本の大ファンです。
で、広告業界における、伝わらない時代の「伝わる」方法が伝授されているわけなのですが、
いろんなところで大共感しました。
さとなおさんの「伝える喜び」の方法が分かりやすくて、ぐいぐい引き込まれます。。
まずゴールを「伝えたい相手の笑顔」と決めます。
ここで、これいいわぁと思う。
そうしてスタートが「伝えたい相手を知ること」なんです。
当たり前すぎて気づかなかった。そんな気になりました。
伝えたい情報を伝えたい相手に!
この情報過多の時代、伝えたい情報、伝えて欲しい情報、
どうでもいい情報、聞きたくない情報、いろいろありすぎです。
その中から、どうやったら伝えたい情報を伝えたい相手に届けるか!
最強メディアは友人知人!
友人知人からの「オーガニックな言葉」!
彼らが本音でこれいいよ!と生の声で教えれくれる!
それが「ファンベース」という考えなのだそうです。
詳しくは本書をじっくり読んでもらうとして、
私がこの本を読んで特に響いたのは、有名ブログ「小鳥ピヨピヨ」に紹介されたある心温まるエピソードなのです。
スターバックス赤坂店で、咳き込みながら注文したら、
カップにマジックでお大事に!と書かれていて、
そのブロガーさんはこう綴っているのです。
ごめん、悪いけど惚れたわ!
これが『おもてなし!』ってヤツか…。
この一人のとんでもなく素晴らしい体験は
人に伝えたくなるし、聞いた人もうれしくなるし
この時点でいくつもの笑顔が、さらに伝わることでもっと笑顔が増える、
さらにそのお店の評価も上がるし、そのお店のファンが増える…。
なんて素敵な連鎖なんでしょ。
伝えたい相手の笑顔がゴール!
なにか行動したくなる気分になりますよね。
そう、だからこの本を知ってほしくて、このレビューを書きました。
そうして、笑顔も伝わります。
紙の本
世の中、まだまだネットだけではない
2016/08/21 14:08
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投稿者:北の自然児 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日、インターネットを利用し、頻繁にネットショッピングを利用していると、世の中のほとんどの人がネットを活用しているような気になります。
しかし、ネットやSNSをほとんど生活に取り入れていない人も、まだまだ無視できないくらいいらっしゃるようで、広告を考えるには、このような人のことも意識すべき、ということですね。
以外にネット系の広告屋さんにとっては、広告はネットがすべて、と思いがちです。
この勘違いに気付かせてくれたのが、この本です。
人に伝える、ということはどういうことなのか、広告の原点を考えるための良書だと思います。
紙の本
「送り手」と「受け手」のマリアージュとは?
2015/08/15 07:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:turbo0828 - この投稿者のレビュー一覧を見る
グルメサイトで名高い“さとなお”さんの、本業である広告関連での著作である、「明日の~」シリーズ第3弾です。
「明日の」シリーズでは、広告などに使うコミュニケーションメディアの多様化と、その中で如何にターゲットである層と、濃密なコミュニケーションを図って行くか、ということを一貫して扱われていますが、本作では、SNSの爆発的な拡大を受けて、拡散される情報量の爆発的な増加と、情報の送り手・受け手双方の情報の取り扱いの難しさを冒頭で語られています。
「送り手」側の困難はイメージとしてよく理解できて、情報を伝えたい相手に情報を受け取ってもらうのが極めて難しくなっているということはわかるのですが、逆の「受け手」も、あまりにも情報が多すぎて、本当に必要としている情報を適切に探すことが難しくなってきている、というのは驚きでした。
そこで、「伝えられたがっている」受け手に十分な情報を提供するための最後にして、最強の方法論というのが、“ファン”になってもらって、コミュニティに参加してもらうということだ、ということです。
川上徹也さんのストーリー・ブランディングとかで、ファンになってもらうための方法論とかは読んでいたのですが、“過不足なく無く”欲しい情報を受け取るためにも役立つというのは、ホントに目からウロコでしたね。
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見城徹が北風なら、さとなお氏は太陽かな。おめでたいほどに。
まあ今の時代、広告業界は大変なんだろうけど・・・
砂一時代とかファンベースとかオーガニックリーチとかの言葉は新鮮だけど、消費者目線で読むと特別なことが書いてある感じはしない。
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"ファンから「オーガニックな言葉を引き出す力」こそがプランナーの大事な能力になっていく。"というところが、今のプランナーに求められていることのど真ん中だな、と。
《ロマンシング•佐賀》という事例を頭に思い浮かべながら読むととても腑に落ちる内容になっていました。
本全体としては、どーんっと突き落として、ジワジワと救いの手を差し伸べる、宗教のような印象。つまり、「さとなお教」ですね(笑)
"わかりあえないからこそ、わかりあえるはずがないからこそ、たまたまわかりあえたときに強い「共感」が起こるのだ。"という部分は、深いインサイトにたどり着くためのヒントが隠されているのではないかと思います。
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広告がスルーされてしまうこの時代、どんなプランニングをしたらいいか。また、インターネット流行だが、まだまだ、マスも捨てておけないと。ファンベースとマスベースでのコミュニケーションプランニングの方法を説く。さとなおさんの本は、発見があり、説得力があり、勉強になる。
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ファンベースの考え方は、昨今弊社でもよく言われているが、実際に実行できている人はほとんどいないのが実状だ。大切な考え方であるが、一般の企業の社員がこのレベルのプランニングを考えたときにコミットすることはかなりハードルがあると思うが、ブレイクスルーしていかないといけないのだろう。
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情報量が「ゼタバイト」=世界中にある砂粒の数の単位にまで増大した現代において、まず「情報は伝わらない」ところからスタートした「伝えかた」に関する本。
別に広告関係の人間ではないのだけど、さとなおさんの本に興味があったのと、世の中に広く伝えるということにはもっと力を入れていきたいと思っていたので読んでみた。
ファンベースで考え、ファンからファンへオーガニックリーチする。砂一時代とそれ以前でアプローチ方法を分ける。
考えてみれば当たり前なんだけど、その理由、背景が丁寧に書かれているので深くうなずけることばかりだった。
あと、共感を引き出す方法も。
「情報が多すぎて伝わらない。耳目に入ってもスルーされるし、伝わったとしてもすぐ忘れられる」ことを前提に、誰に何を伝えたいのか、その結果どうなってほしいのかを改めて整理する必要があると感じた。
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マーケティングや広告に関わっている人はなんとなく気づいていたり、感じていただろうことを、丁寧にまとめてくれている一冊。
なので特に新しいことはないけれど、頭の中や考え方を整理するきっかけになる。実践にどんどん繋げていきたいと思った。
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生活者を2つに切り分けてプランニングする
マイルドヤンキー TVは効く
情報砂の一粒時代
情報が多すぎると人は友人、知人に頼る
情報への共感ではなく、友人知人への共感
興味関心がない人をも振り向かすマスベースとファンに伝えるファンベース
ターゲットからパートナーへ
人は同じ所を探すために読む、聞く、会う。なぜなら、人と違うことは寂しいから
「共感」は個人の話から起こる
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生活している中でなんとなく感じていた、「CMが昔ほど話題にならない」とか、「ネットで何でも探せるのは本当か?」といった感覚をうまく説明づけていると思う。情報が多すぎて、本当に自分がほしかった情報がどれかわからなかったり、相手に伝えたいことがうまく伝わっているのか自信がなかったり、現代のコミュニケーションの不安を解説して、どう伝えるべきかを提言している。コミュニケーションは難しく考える必要がなく、結局は相手の気持ちになって、周りを大切にできるかどうかだと思った。
販売業をしているので、お客さんが私たちに求めているものについて考えさせられた。情報がたくさんあり簡単に手に入れられるということは、知識がたくさんつく一方で、情報洪水におぼれてどの情報が自分にとって合っているのか、編集する技術を求められがち。そんななかで販売員として、ベストな提案ができることが大切。
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電通出身で、現在は独立してウェブやマス媒体を横断的に活用する「コミュニケーションデザイナー」として活躍する著者が、情報過多の時代にあって、潜在顧客にメッセージが確実に”伝わる”ための手法をまとめた一冊。
著者はウェブの急速な発展により、日々発信される情報が世界中の砂浜の砂一粒ほどのインパクトしかない「情報砂一時代」においては、企業の熱心な「ファン」が友人知人に対して本音(オーガニック)で拡散する情報が最も伝わりやすいと説く。ただし日本には実はネットをそれほど利用しない人も相当数いるので、それらの人には既存のマスベースの広告が有効であり、企業はこれらの手法を使い分ける必要があるという。
情報を伝えることがこれほど困難になった時代はないが、伝えることが不可能になったわけではない。著者はあくまで前向きにコミュニケーションというものを捉え、情報の出し手と受け手がWin-Winとなるような手法を提案する。マーケティング担当者に限らず、今の時代の顧客との関係を考えるために有意義な示唆を得られる良書。
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砂一時代とそれ以前を明確にわけてプランニングする必要性。
「ファンベース」「オーガニックリーチ」が肝。
イマのプランニングに必要な最大公約数を導いてわかりやすく言語化してくれている本。
結論、早く仕事したい。
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現代マーケティングの方法論はよくわかった。この手の本にはよくある話だが具体性がとても薄い。業界ごとに合う/合わないはあるだろうに。それと、話がくどい。冗長。これまでの著作のほうがおもしろかった。
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「砂一時代」とのとらえ方は共感できた。ただ、テレビ等のマスメディアからネット(民)が反応することに関しての説明がなく、もやもやっと。