紙の本
投資指標のわかりやすさ
2016/01/23 10:04
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投稿者:koo - この投稿者のレビュー一覧を見る
株式投資を始めて1年経ちます。チャートの見方等初心者向けの本の内容は一応わかっており、もう一歩進んだ内容を知りたくなりました。本格的に詳しく書いた本だとあまり理解できなかったので、わかりやすい本を探していたところ本書に出会いました。この本は投資指標について一つずつ例をまじえて説明されており、非常に参考になりました。電車通勤の間読み込んでいます。
電子書籍
アナリスト=あとリスト
2016/05/28 23:50
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投稿者:ザッツザウェイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一章のとっぱじめに「高い利益をあげるとても簡単な投資法」として、
割安なPBR、30銘柄を毎年、年末の大納会に購入する方法を過去30年間検証し
高い収益率になっていると結論づけている。
その舌の根も乾かぬ内に
「なお、厳密に言うと、大納会の時点でPBRの低いほうから30銘柄を、大納会の日のうちに買うことはできません」って・・・・・。
だったら検証の意味あるのかよ!!と突っ込みを入れる間も無く、
「この本ではこれから扱う分析はこういった手法が多いので、ここで確認しておきました」と著者。
後講釈とはよく言ったもので、アナリストのためにあるような言葉だと実感できた。
正直者とい う評価もあろうが、読む価値なし、と早くわかって、良かったという書であった。
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著者は日経ヴェリタス人気アナリストランキング・クオンツ部門で2002年から2015年まで14年連続1位を獲得した有名アナリスト。
投資指標の見方は短・中・長期によっても業種によっても違う。
Fスコアについても詳しく説明されている。
数値だけではなくあらゆる方面から考慮し、地味ではあるがとても信用性がある。
優良銘柄をじっくり選ぶ際の重要な目安を知ることができた。
図書館で借りたが直ぐに購入。
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投資期間を決めることが最初。
1年未満、3年以内、7年以内、7年以上の長期。
単純な手法が高い成果を生む。
年末に低PBR銘柄2割に投資する。話題を追わない。
ハーディング=人と同じような行動をすると安心感がある=その分、高いものを買うことになる=安心感の見返りに見えないコストを払う=単純な手法ほどブルーオーシャンになりやすい。
低BPRの銘柄。
投資利回り、クイックコンセンサスと会社発表の利回りを比較する。
PER=株価利益率。
短期投資は場面で使う指標が違う。
低迷期~上昇期はPBR、拡大期はPER、拡大の後半は高ROE、下降期は低PBRと自己資本比率。
リバーサル投資とモメンタム投資。今の傾向が続くか反転するか。アメリカでは1年間ならモメンタム。
中期投資ではPERを中心に=リバーサル
バリュートラップ=株価が下がって低PERでなくなること=に注意。
超長期投資は低PBRで。0.8倍以下、自己資本比率が業界2割以下を除く、黒字予想、配当利回り2%以上。
3~7年以内。
低PBR銘柄でFスコア戦略。7点以上のもの。
1,ROA=予想営業利益がプラスなら1点。
2,ROAの改善=予想ROAが実績ROAを上回っているか
ROA=営業利益/総資産
3,予想営業利益率(売上高利益率)が前年実績より高ければ1点。
4,予想営業利益+予想減価償却費がプラスなら1点。
5,キャッシュの改善=総資産に対するCASHの割合が前年より予想が高いか。
6,予想と前年実績で、有利子負債/総資産が改善されていれば1点。低くなれば改善されている。
7,予想資産回転率(予想売上高/実績総資産)が改善されていれば1点。高くなれば改善されている。
8、営業キャッシュフローが営業利益を上回っているか。
9,前年度に普通株を発行したか。発行していなければ1点。
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良書。単なる指標の解説ではなく、背景にある考え方なども解説。
景気循環の各局面において、役に立つ割安指標(PER、PBR、PSRなど)が違ってくる、という第2章の話が、とくに役立ちました。