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この人、そうとうな捻くれ者ですよね。冷笑的というんだか、何というんだか。人を小馬鹿にした笑いとか好きそう。でもね、それが面白いんですよ。
「なんだこの嫌なやつは!?」とは思わせない。まあ、思う人もいるんだろうけれど。てことは、作品が優れているんでしょうか。短編集なんですが、良くないものももちろんあり。しかし、こういう笑いって好きだなあ。
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【2008/6/14】
アイデア一発勝負の短編集。隠れた名作。「もしもこんなだったら・・・」の日常を描き、世の中を痛烈に風刺する。
・犬がもしも女王様だったら
→優越感と被虐感の入れ替わり
・おそろになりたがる女
→自己同一性を失った女
・女性専用車両
→「女性差別反対」という男性逆差別
・健康ファシズム
→野生を失った健康管理人間
・歩くが走るだったら
→センチメンタルな場面もがっかり
・心が通じ合う社会
→自己アイデンティティの喪失
・ヘイトウィルス
→マトリックス的な洗脳世界
・ボケクラブ
→男女関係をボケツッコミ関係にしてみると
・世界の真理はカメである
→日常の大事さ
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だいぶ前にビッグコミックか何かでやってた『アフターゼロ』って漫画にテイストが似てるけど、キャラに頼ってないし良作。
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ハッピーピープルを彷彿とさせつつ、古屋兎丸的なセンスも見せる、それでいて、なんといっても面白い!!!
全部いいテンポでいい長さで良作品という珍しく秀逸な短編集。
いいもんみっけた!!という感じ。
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世にも奇妙な物語でやってた
どつきどつかれて生きるのさ
この話が入ってる漫画
(小沢健二さんみたいや)
この漫画、短編集なんだけど
全部、設定がありえなさそうな話で
それが世にも奇妙な物語みたいで好きー
でも世にも〜よりも、オチのつけかたが私の好きな感じだなあと思った!
色んなこと含んでる漫画だなって思った
現代人に警告してるようだし、そうかと思えば普通にいい話だったりとか(まあそれでもどこか歪んでる)
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常識と非常識の間で生まれる矛盾を叩きだしてる!!
はちゃめちゃな設定なのにリアリティがあって、
説明無しに、いつのまにかこちらが漫画の世界に巻き込まれてしまいます。
「世にも奇妙な物語」が好きな方にはたまらないはず。
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なんか、怖い。
今、自分も含め人の心の汚いとこや闇な部分が凝縮な感じ。
時代背景は【今】ではないんだけど、話の潜在的なとこは【今】かもしれない。
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才能がつまった良作揃いの短編集です。
独特の世界観を独りよがりにならずに書ききれていると思いました。
設定はもしも~がというような発想が多いのですが、チープなコントにならずにしっかり社会風刺できていて読ませます。
うめざわ氏にはこれからも注目していきたいと思います。
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人間の闇や歪みの部分を逆手にとって作者独自の解釈で描かれる頭のいい短編集。面白い!!
「ボケ」を欲するツッコミが行くバーが特に。ツッコミにフラれたボケが足しげく通うボケクラブ。
「せやけどボケはな…ボケゆうのんはホンマに好きなツッコミにしか、つっこまれたないもんなんやで…」ボケバーにいるボケ(解り易く言うとホステス的にボケで相手してくれる)西本の言葉、奥が深い。