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面白くはあったが……。
ミステリ的な観点で言うなら、これもまた「良くあるタイプ」であり、反面ファンタジー要素が織り交ぜられているので「例を見ない」ものになるのかもしれない。
探偵役がいて(しかし本物の探偵ではない)それに助言する人物達と、彼らが構えている店(本拠)があり。
謎が存在し、それを説き――というのがミステリ要素で、しかしながら最終的な謎解きが人外によって行われる――ところがファンタジー?
良く判らないな……。
が、読みやすい。それ程文章も難しいものではないし、横文字名がそれ程多くはないので、名前が覚えられなくて困る、ということもなかった。
短編? 三話――だったかな? 収録。
眠る竪琴については……なんだろうな? 謎のとっかかりが「それは本当に必要な行動なのかな?」と思う部分もあったりはした。
というか……恐らく根底に横たわっている謎の方が気になる。
が、あとがきで見たところ、この根底の謎については書くかどうかは判らない、と作者本人が仰っている。
20150301