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セカイの始まりの真実に、寒気がした。
ついに勇者と魔王が激突!
本当は一緒に旅をした事もある二人が争わなければならない悲劇…というわけでもなく、割と淡々、かつほのぼのと戦いは進んでいきます。
…どっちかというと、マオさんとアルシャの戦いより、ジェントルと姉さんの戦いのほうが面白いですね。真面目にやってんだけどなー、何でこんなに面白いんだw(ジェントルが紳士だからです)
ともあれ、戦いの果てで「神」に出会うことはできるのか、セカイを救うことはできるのか―
エピローグの書き下ろしもあり、読み甲斐は十分。特に最後のサービスはちょっと泣きそうになりましたよ。
…だけど。
ホントに、カバー裏の書き下ろしが恐ろしかった。
セカイの真実もさる事ながら、無駄な事は一切描かず、ただ容赦なく空虚感・絶望感を示していて…。
ひょっとしたら別の解釈があるのかもしれませんが…とにかく恐怖でしたね。
恐ろしい人だなぁ、双見先生。