紙の本
軽い、だけど悪くない
2017/01/28 13:47
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投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
サラっと読める。その通りです。
いい人しか出てこない。その通りです。
フランシスと守り役のエピソードなんてもう少し書き込めば泣ける話になったかもしれないけど、ページ数の都合なのかレーベルの関係なのか、さらっとしています。
でも時間があるときに軽く読むには重宝するシリーズだと思います。
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医学生異世界召喚ストーリーの続編。今回は戴冠式からさっそく暗殺者に狙われ、王宮で殺人事件が起きて――と、ロデリックさん前途多難そうな感じ(;^-^) と思っていたら意外なストーリー展開で、ラストはちょっとうるっと。今月発売の雑誌cobalt9月号から連載がスタート。やっとこれで雑誌の方読める!!
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そうか、前作はシリーズ1作目だから後半が駆け足なのではなく、この作家さんの傾向として事件を後半に起こしたいのね!とやっと理解する。他の作品もそうなのかな。
あの時代に関して割と現実的な描写なのだが、闇や臭いを感じないので、逆にそこに違和感を感じてしまう。
リアルとファンタジーの境界がいまいち分からない。
ああでもやはり2作目だけあって、キャラクターが元気で読んでいて面白い。
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シリーズ2冊目
レーベルの制限なのかページ数的に物語がさらっと終わる
少し不器用な王様が弟君をきちんと思いやっているところはほろりと来た
このシリーズは人気が出たら主人公が現代と過去を行ったり来たりして男版王家の紋章みたいになったりして
とか思った(笑)
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2作目、飛行機乗ってる間に続けて読みました。
みんなの距離が近くなっていい感じ。
タイムスリップがこの過去の時代の人の意思っていうのは主人公が受け入れられるのになんとまぁ強力なチケットだろうか。
2016.5.4
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戴冠式がいかに厳かで絢爛だったかと生活様式の違いに悩む遊馬に力を入れすぎている気がする。
メインテーマだと思われる事件の推理と解決部分が駆け足気味だったけど、作者としてはそっちはより遊馬が生活や、各々の役割、国とはどういったものかなんてことをメインなんだと考えているのなら、十分な作品あのかな。遊馬は事件外でも悩みはつきないらしい。
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検死が犯人逮捕に全く生かされないのは相変わらず、どちらかと
言うと現代の医学知識を生かして中世での謎解き!ってコンセプトが
邪魔になってる気がする
今回は、医療器具の使えない状況で、身の回りの物を使い
医療行為をする辺りが「天才外科医 鳩村周五郎」っぽい
「仁」寄りになってしまうけど、未だこっちの方が、アスマの
能力を生かせるんじゃないかな?
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この本は続きがどれくらい出てるのかなー
と、思って、オソルオソルグーグル先生で調べてみたところ、案の定
他の方の書評を読み歩いてしまったよ・・・! ←書評好き
自分が書くまでは・・・! と、思うんやけどねえ。
他人さまの感想ってほんま面白いよね・・・。
ただ、そういうノリ(?)やったのか、あんまりいいようには書かれていなかったかな?
たとえば、
「○○シリーズのような専門的な法医学ではない」
とか(その「○○シリーズ」は、著者の別シリーズらしい)(なんで伏せてるのかっちゅうたら、タイトルを覚えてへんから)
謎解きものなのかファンタジーなのか中途半端
とか
前半が説明臭くて読みづらい
だとか・・・(おおいに私の言葉で書き換えてるけど、だいたいこんな感じ)。
個人的には「もっと法医学の専門知識が豊富」らしい著者の別シリーズも知らんし、また、謎解きものがこれ以上込み入ると若干敷居が高い。
でもって、ファンタジーはその世界観を説明せなあかんので、だいたいは前半が説明調でもっちゃりするわな・・・。
・・・と、思った(笑)。
なんかし、私はすっごい面白いと思うなー!
その「説明が多い」のも、シリーズ二作目とあって今回はスルスルと本題に入っていってくれたと思う。
もっと登場人物が増えるのかと思ったら、基本このメンバーでやってくのかしらね。
この、著者の
寡黙+誠実=ワイルド系
と
見た目草食系+精神的骨太=可愛い子
の、組み合わせは、テッパンなわけやな(笑)! べつに、ええけどな!!
だってこの話もラストシーンどうよ。
遊馬とクリスがいちゃいちゃして終わってるけど、大丈夫!? ええけど。
前回同様、全体の3分の2ほど読んでもまだ何一つ明らかになっていないので、
「えっ、この話、もしかして続く?」
と、思ったら完結した。
謎解きとしての筋はあっさりしてるし、わかりやすい(ミステリは苦手なので私にはほんまちょうどいい)。
じゃあほかは何を中心に話が進んでるのかって・・・・・。
料理? また?
今回は、みょうに料理の話が多かった(笑)。著者の料理ネタは大好きなので全然かまわんが、異世界の食べ物でもおいしそうに表現するんやからほんますごいと思った。
そりゃあ田舎のリストランテだとか、芦屋の食堂なんかもう、おいしそうでたまらんわなー。
その、田舎のリストランテといい、芦屋の食堂といい、著者の話って
「誰かに必要とされること」
が、根っこにあると思った。
そうだよね。誰だって、誰かに必要とされたい。
そして必要とされたら、それにこたえたい。
だって、それが、うれしいんですもの。
けれどいつの間にか、こたえないといけないというプレッシャーにだけ追われて、うれしいだとか胸がいっぱいになるだとか、そんな感情はどこかに置き忘れている。
��んなことはしなくても大丈夫だというのね。
必要とされている人に、いつだって何かをこたえないと、いつか、自分を必要としてくれなくなるんじゃないかなんて不安に思わなくてもいい。
だってわたしは、「あなたがこたえてくれる何か」だけを必要としているのではなくて、「あなた」を、必要としているのだから。
・・・と、いう本。
いやいや、そんな人に出会いたいですよねえ。笑
(2016.02.07)
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基本いい人しか出てこないので心臓に負荷をかけずに読める。疲れてるけどちょっと推理モノ読みたいなって時にちょうどいい。推理は難しくない。
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ついに新王が即位した夜、上から落ちてきたのは
他国の要人だった。
序盤、料理の相談までされています。
めでたい事があった状態なので、全編通して
やたらに料理がでてきたような。
無事に済んでよかった、と話は進んでいくので
一体どこで何が起こるのかと思ったら…。
王様って大変だな、というのがよく分かる内容です。
鎧ひとつとっても、そこまで考えられているのか、と。
今とは違うので、命の価値も身分も、なのですが
王族、という身分に生まれた者がどうするのか
何をするのか、を考えさせられてしまいました。
しかし前回も思ったのですが、姫王子ひ引き続き(?)
犠牲公という制度、すごいです。
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図書館で、3冊がまとめて返却されていたので、飛びついて借りたものの、タイトルが、どういった経緯で決められたのか、興味がある。
女の子がほとんど出てこない。若い男だけでそのうち一人は王子なのに姫しかも信念をもって女らしく振舞っていて、芯は女性化しておらず、男らしい。
面白い設定だった。
内容的には起承転結が明確だが、あまり大きな山場がなく、手に汗を握るようなことは、なかった。少し残念。
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即位式の夜に起きた招待客である外国の要人の不審な死の真相。遊馬と師匠になったクリストファーと三兄弟のやり取りが、殊更な特別さはないのに妙に魅力的で、過去のマーキス島の世界に引き込まれる。芋やパンの素朴な食事も良い。現代法医学の知識と死が絡むけれど殺伐とはせず、ちょっと暢気なくらいの柔らかいシリーズ。
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推理というにはちょっと物足りないが、遊馬が父との思い出を頼りながら、現代医学の道具に頼らず工夫と観察力で人を助け、真相を究明していく様子が興味深い。また、3兄弟を主軸にひとを思い合う気持ちがあたたかく、楽しく読めた。料理の話題もあって古代と現代のハーモニーが面白い。
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シリーズ第2作。
非常に読みやすい作品。
前作に比べると今回は殺人の経緯が少し意外だった。
子どものことを考えて殺人をしたお父さん。
だけど最後は国に迷惑をかけないように考えているのが真面目なんだなって思いました。
あとは最後に国王がフランシスを抱きしめるシーンも
素敵でした。
引き続き読んでいきたいと思った作品です。
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シリーズ2作目。作者の法医学の薀蓄が好きで手に取るので、器具などの十分にないファンタジー世界での話の展開はかなり歯がゆいものがありました。このシリーズはミステリ展開を期待するよりファンタジーとして単純に楽しむ方がいいのかもしれません。オレンジ文庫というレーベルがライト文芸ということなのでそのテーマには沿っているのでしょうね。まだまだですが主人公の成長物語でもあり悪くはないので、シリーズの続きを読むとしたらレーベルの色を意識してにしようと思います。