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第1部〜第3部の感想をまとめて。
翻訳が良かった。
内容は、ところどころ次が気になるドキドキ感があり、ところどころつまらない日記を読まされてる感があるといった感じ。
終始開拓者達の人間関係が素晴らしかったのは普段は不自然と感じるけどこの作品では良かった。
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☆一億でも足りないくらい面白かった。
感想書いたら、ネタばらしすぎちゃうから、
ぜひ自分で読んで!
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ベルヌ『海底二万マイル』を初めて読んだのは小学生の頃。
文字の大きい、挿絵が沢山入っている子供向けの抄訳版でした。
中学生になってからは福音館書店古典童話シリーズの全訳版に挑戦。
その解説で、『海底二万海里』『グラント船長の子供たち』『神秘の島』が三部作になっていて『神秘の島』でネモ船長の正体が明かされている、と知りました。
これは読まないといけないと思って早速、旺文社文庫に入っていた『グラント船長の子供たち』に挑戦。何とか読み終えていよいよ福音館古典童話シリーズ『神秘の島』を読み始めました。
ところが、その頃には既に重度のうつ病に侵されていて、本を読むことができない精神状態に陥っていたのです。
字を覚える前から本好きだった私でも、うつ状態になると本を読む気力がなくなるのです。
その後30年以上、マトモな本が読めずに軽い本でお茶を濁すような時代が続きました。
最近になってようやく本を読む気力も出てきました。
うつ状態になる前に一番好きだった作家ジュール・ヴェルヌ。
創元推理文庫の目録を見て
「ヴェルヌの作品がこれだけ出ている!いつか読んでやろう!」
と心躍らせたヴェルヌの作品。
そしてうつ状態のため冒頭少しだけ読んで投げ出してしまった『神秘の島』。
この作品を読むことは私にとって、自分が自分でなかった30余年からの復帰を意味するのです。
少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
ヴェルヌ『神秘の島』ネタバレ感想会
https://sfklubo.blog.jp/archives/12884365.html
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『神秘の島』第三部
前半は海賊との戦い、後半は自然との戦いである。結局、開拓者たちは築きあげたものを失う。
タイトルに関係する「神秘」(ミステリー)の部分には、ダカール王子(ネモ船長)が関わっているのだが、こういう他の作品の人物が登場する手法はバルザックの「人間喜劇」に例があるとのことである(解説)。『海底二万海里』の謎もこの作品で解かれることになる。
読んでいて、営々と築きあげたものが奪われようとするときにわきあがる「はらわたが煮えくりかえるような怒り」というのは、頭の良し悪しは関係ないなと思った。これは宗教や哲学で癒やされるようなもんじゃない。「無為自然」や「諸行無常」などの「ありがたい教え」で慰められるもんでもなく、「汝の敵を愛せ」と言ってみたところでどうにもくやしい(裏をかえせば、こういう「教え」が奇跡的なんであろう)。「すべては自然からの借りものである」と平然としていられるのは、他人のあがりで食っている連中じゃないだろうか。生活というのは執着そのもんであり、執着がなければ生活などできんのだろう。
それでも命というもんはすごいもんで、これさえあれば、どんなにくやしくても再起できる。
難民とか被災といったことを内面を知ることができる小説であった。
ジュール・ヴェルヌ(1828-1905)については、誤解していたが、主要な作品の公刊は以下のようである。
『地底旅行』1864
『月世界旅行』1865
『海底二万海里』1870
『八十日間世界一周』1873
『神秘の島』1875
『二年間の休暇』(十五少年漂流記)1888
『十五少年漂流記』のほうが、後なんである。なんとく主人公たちが若いし、ヴェルヌも若かったのかしらと思っていたが、そうではない。生涯60作以上の小説を書いているのだが、『神秘の島』は46才のときの作品、作家として脂ののっていた時期の作だそうだ。
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「科学とは、人生で直面する困難に立ち向かうツールなのだ」ということを自分自身が認識したきっかけの本です。
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小学生の時に一度読んでいたものを、完訳版で再読。
科学の実用性がまぶしい19世紀の冒険小説。
まあでも、十五少年漂流記などは、明らかに自分の人格形成に関わっている。
ネモ船長がインド人だという設定など、改めて知ること多数。
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冒険小説好きな人は、とても楽しめると思います。
『海底二万里』とネモ船長ファンにも、読んで欲しい作品。