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4作の短編集。リサ・クレイパスの名前に惹かれて買ったが、4作品ともなかなか良かった。クレイパス「愛の誓いはひとつだけ」には懐かしい”クレーヴンズ”とデレクが出てきて嬉しかった。安定の内容。キャサリン・アンダーソン「眼鏡の花嫁が愛を見つけるまで」は彼女らしい可愛らしくてほのぼのとしたハートウォーミングな作品。ロレッタ・チェイス「悩める伯爵と赤毛の魔女」が一番印章に残った。陰鬱なダートムアを舞台にダークな雰囲気なのに作品内容は暖かく、女性と医学の組み合わせも珍しかった。キャスリーン・ウッディウィス「巡り会うまで」短い作品ながらスピンオフの元ネタの「炎と花」を読んでみたいと思わせた。2015.4
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大好きなヒストリカルのスピンオフがこんなに揃うなんて、凄くお買い得。私の一番はロレッタ作品でした。
『愛の誓いはひとつだけ』"あなたを夢見て"のデレク・クレーヴンがちょい役で…。ヒロインがイマイチで、ヒロイン母のロマンスの方が好感持てそう。
『眼鏡の花嫁が愛を見つけるまで』スピンオフでは無い。
牧場主クリントと7人の弟に眼鏡の花嫁ドジッ子レイチェルが、ドタバタほのぼのの良い話。
『悩める伯爵と赤毛の魔女』"悪の華に口づけを"の脇役バーティ登場。その他の面々も消息が知れて、後日談としても楽しめます。精神の病で余命短いとされる伯爵と、「伯爵婦人の地位と病院建設の為の財産か欲しいから結婚しましょう」とハッキリ言うグウェンドリンのストーリー。
主人公カップルの好感度高く、凄く楽しめた。
『巡り会うまで』"炎と花"のブランドンの弟ジェフリー・バーミンガムが、一目惚れで花嫁を買う話。超短編。
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後から知って購入。
目的はクレイパスとウッディウィス。
クレイパスの話は、ヒロインの思いこみにうーんとなったかな。
ウッディウィスのは短いと思ったけれど
晩年だろうし書いてくれただけでありがたいかなと。
(このシリーズだと、息子ボウの話が一番好き)
一番げんなりだったのはキャサリン・アンダーソンのだな。
自分も超近視なので気持ちは分からなくもないけれど……
それだからこそ、却ってあかんと思った。
家事云々も、母不在の状況が招いたことだろうけども
当時の西部の保安官娘が嫁ぐことのできる家って、家政婦が当たり前なのだろうか?
やはり家事が出来ること、その上で女主人として使用人を取り仕切れることが、当時の女として必要なのでは?
一方、ロレッタ・チェイスのは読み応えあった。
実際家のヒロインが好き。
悪の華……の名前は知っていたけれど
レビューで賛否両論あったので読んでいない。
たぶんヒロイン弟(本作だとヒロイン従兄弟)にぐがー! と怒る自分を
容易く想像できる。