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「逆引きリファレンス」というタイトルにはなっているが、個人的にはGPOの基本の基の部分の説明が非常に役に立ったと感じた。
特に自分のように、Windows Serverの管理者向けのバカ高い講習に行かせてもらっていないインチキ管理者にとっては。
GPOを扱っていて一番困るのが、本書の前書きでも書かれているが、GPOに関するネット情報が体系的に整理されていないことである(Microsoftの英語サイトとか見れば体系的にまとまっているのかもしれないが、見たことはない。機械翻訳で作られた日本語サイトは見る価値0)。
このため、わからないことがあった時にググルだけでは、正しい解決策が見つけられないことが多い。
GPOは特にそれが多く感じ、そのことが本書を読もうと思った大きなきっかけとなった。
結果としてその決断は間違っていなかったと思う。
個人的には以下の事項が勉強になった。ただし、設定法が書いてあるのみでトラブルシュートについてはあまり書かれていないので、そこら辺は実際に行うときはネットの情報」等で補足する必要がある。
・GPOの適用の優先順位(継承、強制、継承の回避等)
・特定のユーザー等への適用除外
・「ユーザーの構成」をコンピュータに対しても適用する方法
・ローカルファイルへのアクセス許可の構成
・リモートデスクトップのシングルサインオンの設定法
・アプリケーションの構成