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精巧な描写は栗本氏らしいと思いました。シリーズ物を考えての作品だと思われ、すっきりしなかった・・・。
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六道ヶ辻シリーズ5作目。前の4作が戦前の出来事を書いていたのに対して今作は戦後のバタバタした時代を、満州からの復員兵を中心に書かれている。
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戦後間もない東京を舞台に、満州からの復員兵の西郷、戦争孤児の未知夫、踊り子の朱里の3人が疑似家族となる。そこに猟奇殺人鬼の影が差し、その生活も終わりを迎える。
戦争で総てを失い、自ら死臭を纏っていると感じる生者、ひたすら前を向いている真っ直ぐな生者、この両者の精神的な暗さの対比が痛々しい。予想外の結末に、復興する街から外れてしまった者の淫靡で暗鬱な内面が見えてくるようだった。
ところで、大導寺竜介の謎は深まるばかりなんですけど…。現代の静音や直顕も出てこないし。
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六道ヶ辻シリーズ第五弾。
大導寺、ならず大道寺?!
意図的に描かれるパラレルワールドストーリー?
そして、タイトルにあるように死者たちの饗宴が?!
意外な展開に心が引きこまれる魅惑の怪奇小説登場!!
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戦争の後の日本。
西郷将則
未知夫
朱里
大道寺雅臣
の4人が登場し、人間模様を編み出して行く。
連続殺人事件の裏に何があるのだろうか。
栗本薫は何を描きたかったのだろう。
人間の心理、人としての生き方、人間の限界。
一度読んだことがあり,手にも持っているが,単行本は表紙が違うので間違えて図書館で借りて来てしまいました。
内容は,暗いお話なので,暗いお話が嫌いな方は読まない方がよいでしょう。
文章は,栗本薫らしい,流れるような,すばらしさがあります。
登場人物の薫という人については,本作品だけ読んでいては分からないかもしれません。
シリーズものなので,「六道ケ辻」のほかの作品も合わせて読みましょう。
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P120辺りで、「またお前かーー!!」という感じになった。
実際の殺害の手口は不明だが、茜と朱里は薫が殺ったのでいいのかな。
ということは? 西郷はスケープゴートだったのか?
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栗本薫っぽい本
戦後の日本の焼け野原の中、人を殺してバラバラにするという凄惨な事件が何件も起こっていて、復員してきた人がなんとなく巻き込まれていく話。
黒幕は以外でもなんでもなく、栗本薫ならそうだろうなーって人が真犯人なので、やっぱりねーなんだけど、尻拭いって、あれがなんで?
ってのが不思議