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紙の本
新章の始まりに向けてせっせと下準備をしている感じ
2010/07/13 20:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズの愛読者であれば、おそらく最もやきもきしていたであろう天草さんの「その後」を、本巻の最後の最後まで引っ張る作者はある意味ちょっと意地悪。しかし、それをひとまず脇に置くほど次の展開、その下準備に精を出した第7巻とも言えよう。再びの、そして本格的な『天草沙代編』の始まりである。
その下準備というくらいだから本巻は伏線ばかりである。天草邸(旧)の真相、雅人にまつわる親族(祖先?)の真相、天草一族の真相、そして天草沙代の今後。こうした事柄を時にチラ見せしつつ小出しにしつつ、次巻のメインとなりそうな天草一族の一大イベントへのとっかかりとして繋げている。これよって新キャラもいろいろと多数登場。ついでに言えば、前シリーズ『いぬかみっ!』の世界観がクロスオーバーし始めていることもあって、ファンにとってはサプライズとも言える登場人物もいたりする。この辺りは前シリーズを読み込んでいれば楽しさ倍増となろう。これらを一気に巻き込んでの大バトルを予感させる内容である。
また、幕間とも言えそうな第二章は二宮家の話。爽やかなヤンデレと化しつつあるニノミーの姿に二宮家の血筋を寒々と感じつつ、これに“高天の血”を加えた覚醒っぷりを見ると、もしかしたらシリーズ最強ってニノミーのことじゃね?と思えなくもない。今は静観の時だが、これが動き出したら怖いことになりそう。再度のモンスターと化した“ヤツ”でさえも霞みそうな気配である。
こうした諸々の事象が、どのように繋がり、どのように融合して、どのような展開を迎えるのか。キチの「これって、もしかしたら福の神の二次性徴?」と言いたくなる心と体(と衣装)のバージョンUP共々、いろいろと楽しみな要素がてんこ盛りとなっている。
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