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フィギュア入門書としてもOKであり、フィギュアファンの人にも読んでいただきたい一作。
男女ともにシングルに人気が傾きがちな日本のファンが読むと、視点がいっこ上がる気がする。というか、日本でフィギュア書くなら、シングルだよね、ふつー。という概念がこっぱみじんになったでござる。
そうだよ、ペアだってあるじゃん!てゆか、少女小説の題材だったらこれ以上ないほどの題材!!!とか思って目から鱗が落ちまくりだった。
衣装とか、演技とか華やかな部分ばかりをクローズアップせず、日本フィギュアが抱える問題点なんかもきちんと書かれてて、フィギュアへの造詣の深さと愛を感じた。
フィギュアファンは読むと良いよ!!マジで!!
「はっ!」ってなるから、きっと!
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スケート漫画はよくあるけど、小説はなかなか見当たりません。
20年ほど前に、いわゆるティーンズ小説とかいうので、読んだ後は、であってませんでした。
シングルにスポットがあたりがちなのですが、今回のはペアもの。といっても、まだ、ペアになるまではいかない、ほんとに、導入部な位置のお話でしたが、続き、どうなるの?と思わせるものでした。
読後感の良い作品というのはなかなかお目にかかることが少なくなってきたくらいに、多種多様なジャンルの小説がでてきて、自分も汚い読み方をしている自覚はあるのですが、純粋に、この後、この2人はどの様な経過をたどって、その才能を開花さしていくのだろうか、と、期待に胸が震えるました。
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特別フィギュアスケートに興味のある方ではないんだけど、なんとなくキラキラしたイメージで表紙買い。思ったよりしっかりした構成で、スケートってこういう一面もあるのかって認識が新たになったかも。フィギュアスケートのファンの方にも面白いんじゃないかな。
この作者の方、他にも著書があるみたいなので探して読んでみたい
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かつて将来を期待された若手フィギュアスケーターだった白井愛。だが、高1になった今では不調に悩み、昨シーズン、世界ジュニア2位に輝いた姉の華との差は開くばかり。愛は懸命に練習を続けるが、経済的な事情もあり、スケートを続けることすら難しくなりそうで・・・だが、そんな時、華をはじめとする周りの人たちが愛の持つ特別な才能に気付き始める
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巻末の解説をタマラコーチが書いててビックリした。
思わず最初に解説を読んでしまった(爆)
この作家さんは良く調べてるな。という印象。
経済状況、伸び悩み、コメントに対するマスコミの歪曲、第三者の心ない本音。
特に日本編はそういう場面が書かれてて結構シビア。
ロシア編ではアイスショーの裏側、ペアの選手の内面などが丁寧に書かれている印象。
主人公の愛は高校生にしてはおぼこい感じ。
初めは世界を目指すと言ってる割には姉の華しか見えてない、他の同世代の選手の事を全く知らないという視野の狭さが気になるのだが、ロシアに舞台を移すちょっと前からその愛が段々成長していく。
そして王子様・ユーリの存在。キラキラしてるよ、ユーリ(笑)
アンジェリカ・ユキさん・山瀬さん、周りの人達の存在。
愛の周りは良い人ばっかり。
初めと最後のインタで2人がペアになる事が示唆されているがこの本はそこまで書かれてなかった。
この先が少し気になる。
誰かの目線に変えて書かれても面白いかもしれない。
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正統派!!!なのかな?フィギュアスケートが大好きで、他の人の技をそのまま同じように演技することが抜きん出て上手な主人公。最初からこの話は出ているから、ペア競技に詳しい人はすぐオチがわかるかも。
あんまり恋愛とか挫折とかに道が逸れていかないから、1冊でとてもきれいに纏まっている感じでさくっと読めました。