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シリーズ最終巻。ストーリーは興味深く、没入感の高いものであったが、少々プレイヤーを前面に推しすぎている気もした。
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興奮覚めやらぬ。本屋で新刊を見つけて、もう出てるんだ!という衝撃と共に購入。2巻までがすごく面白かったから、つまらなく感じたらどうしようと怯えた。恐いけど読みたい、つまらなかったらつまらなかったでそれだけだとページを開けば、最後のページまで手が止まらなかった。
有世さんのど天然っぷりは笑えたし、物語は笑いあり涙ありで切なくて感情を揺さぶられて止まらなかった。紅は最後まで主人公でヒロインだったし、アンちゃんは可愛いしビンタするし泣くし笑うし、紅はやっぱり紅だし。シーンごとに主体となるキャラクターが違うから、主人公と一体となって冒険したという感覚はないけれど、物語も人物の想いもすべてすべて感情を揺さぶられる物語だった。
読み進むごとに場面が目に浮かび、情景が頭に浮かんできた。ループを起こさせないと決心した紅の横顔、秋雨の去る背中を見る雨の中の紅、暗闇の中生命の樹のあった場所いる墓守とネズミ、疾走するアンゼリカ、ビンタして本音をぶつけ合う紅とアンゼリカ、地球を覆う生命の樹、最後の戦い、お墓の前でじゃれあう紅とアンゼリカ、マスターに必死についていくネズミ……こんなにも記憶に残る場面が、生き生きとした場面が、描きたくなるシーンがたくさんある。
裏切りが裏切りを呼ぶよく練られた設定と、有世さんをはじめとする個性豊かなPC、手慣れた進行と繋がっていくストーリーが非常によく親和した素晴らしいリプレイだった。
ダブルクロス、それは裏切りの名。誰かの願いが叶うとき、誰かの願いは破れている。それでも人は願い、できることをしていくしかない。信じて、前へ、進む。それが絆と力になるのだ。
世界中の誰が何を言ったって、私はアンちゃんが好きだよ。
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ダブルクロスは墓で終わる。
これまでの大がかりなギミックを考えるとラスボスのキャラは少し小粒感があったがプレイヤー間の物語が素晴らしくて問題なし。
ダブルヒロイン主人公が本当主人公していてよかった。
ダブルクロスという欲望と衝動の物語にひたすら博愛と献身で飛び込んでキャンペーンを完走した緋蜂紅という主人公に乾杯
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アカデミアと比べて3巻かけて大いに大仕掛けだった作品
1巻ごとだと繰り返すようなものかと思ったけれど
3巻すべてでみると
よくぞ収まるところに収まったものだと感心する
PCがどうであってもまとまる話であるようにも思えるが
リプレイとしてはきちんとキャラクタを立てているし
細かく見れば白く感じる描写もあるけれど
次回作も楽しみ