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伏見戦争から五稜郭までの土方歳三を書いた作品。試衛館時代や池田屋騒動などがとっくに終わった時点から始まるのが珍しいです。
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ぶっちゃけ帯の「幕末一のモテ男」に惹かれて買いました(笑)。近藤さんの処刑を信じることができない土方さんが切ないです。
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これが土方歳三にて候。
藤森の近藤勇狙撃事件からという珍しいオープニング。
やっぱり女性視点だからか、土方さんかっこよすぎる!!!
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正直言いましょう。すっごく期待していました。まず第一印象は女性作家さんにありがちな恋愛模様を全面的に盛り込んだ内容。美乃がそこまで出しゃばってくる理由がいまいち理解できず。恋愛ものというのは構わないんですが、土方歳三が書きたかったのか、それとも戦乱に身を投じた男女の悲恋を描きたいのか、どっちつかずな印象。しかしながら、衰退の場面から始まる本著の土方歳三像に対する切り込み方は面白いかつ秀逸。また、独自の解釈で、薩長に対する思いの筋の通り方はとても好きでした。ただ、話としては入り込めず。
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この作家さんが好きで読みましたが、もっと新撰組のこと調べてから読んだらもっと楽しめたのにと思います。感想は幕府のほうを応援しちゃうな。
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■幕末一のモテ男 新選組副長・土方歳三
新選組副長にして幕末一のモテ男・土方歳三。賊軍とされて京を追われ、江戸から末期の地となる蝦夷(えぞ)へ敗走しつつも、歳三は常に信じる道を突き進んだ。命を削る戦いの中で女を泣かせ、だが多くの女を惹きつけた志士の生き様を、鳥羽・伏見の戦いから慶応5年5月のその日まで、情感豊かに描く傑作長編時代小説。
■■さらりとした印象しか残らなかった。ってか戦闘シーンとか仲間を失って哀しみを乗り越えるシーンとかほとんどない。かなりあっさり。流山の近藤さんの決別シーンはまあまあ可愛かった。けど訃報を知らされたときに悲哀と女を秤にかけるシーンはちょっとなぁ・・・。っていうか、う~ん、物足りない。歴史的背景描写ばかりが多くて、土方さんの内面が軽い。つか、テーマは土方さんと女の交流。函館にまでついてくるとは。伊庭さんが出張ってて、かわいかったです。
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これが土方歳三にて候。
藤森の近藤勇狙撃事件からという珍しいオープニング。
やっぱり女性視点だからか、土方さんかっこよすぎる!!!
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物語は鳥羽伏見の戦いあたりからはじまります。
いきなり局長近藤勇が銃撃されるシーンです。
多摩時代や、新選組が京で活躍する場面はあえて描かれず、
衰退していくところから始まります。
だからか、自分の中の映像的イメージは全体的に薄灰色。
ここの土方さんは男度・クール度高めです。
冷静、自分の信じた道に真っ直ぐに生きる、という感じ。
優しさが滲み出る、照れる、といった土方スタンダードはもちろんあり
お美乃さんという女性が登場します。
あらすじのイメージよりはそんなに登場場面は多くないです。
初めはお美乃さんに嫉妬心でいっぱいヽ(;´Д`)ノ の私ですら、後半の雪のシーンはじんときました。
二人が素直じゃないのが余計に切なくて・・・
戦の場面もたくさんあります。
そこはさすが土方さん、いちいちかっこいいんです
――歳三は全身に返り血を浴びていた。皆斬って捨てた。斬り、走り、おめいてはまた斬るすさまじさに、怯えて逃げようとする自分の従者をも大喝して斬った――
なんて場面もあり。ぞく・・・・・。
医師の松本良順がいい味だしていて、歳三とのやりとりが好きです。
張りつめた場面が多いだけに、良順の前では気が休まるような歳三の気持ちが会話から伝わってきます。
それから京時代からの隊士、蟻通勘吾とのシーンもいいです。
池田屋のときから、敵を前にすると怖くて怯えていた勘吾。
新選組に入ったのが間違いだったな、と言う歳三に、
逃げたいと思ったのが間違いだった、逃げては歩いてきた自分の道を消すことになる、そんなことはしたくない・・・と蝦夷まで共に戦い続ける。
――最後に箱館で会った勘吾の顔からひ弱さが消えていたことに気づいた歳三。
「よかったな」
思わず言った歳三。脈絡のない言葉だったが勘吾には通じたようだ。
「よかったです。有難うございました」――
ラストシーンもかっこよかった。
潔くて男・土方の人生が表れているようで好きです。
そしてそして、最期のセリフ。
「新選組副長、土方歳三」
他のどんな肩書きでもなく、彼はずっとずっと“新選組副長 土方歳三”として戦ってきたのです。
ありがとう。
(私のツボも押さえてくれてありがとう・・・)
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新選組関係は難しい。著者には初挑戦だったらしいこちらは、残念ながら史実の取捨選択と並べにあっぷあっぷという感じを与える。謙遜とはいえ、ご本人も後がきでそう言ってるからあながち間違いでもないと思う。
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鬼の副長として斬り捨てまくっていた土方歳三ではなく、潮目が変わり負け組になりつつ北へと活路を見出だす時代が描かれて、新しい土方歳三を知れた感じだ。ある意味悪役でもある彼が今も人の心を惹き付けるのは、自分の中で筋を通しまくって散っていく生き様が魅力的に映るからなのでしょう。
もっと幕末の人物や歴史を掘り下げたい気持ちにまりました。
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新撰組本、図書館でゲット。
土方歳三と新撰組の話だけど、結構フィクション混じりかつ、最初から伏見戦争。新撰組滅亡の道。
土方歳三が「賊軍の汚名を灌ぐため」に時代を駆け抜けるのだが、なんでか読みにくくて時間がかかった。どうもこの辺は体制が変わる時期だから時勢を追うのが大変だ。
あと、美乃という女キャラクターがかなり出張っていてドラマチックだし嫌いなキャラじゃないけど、新撰組モノとしてはどうかなぁとか。さらっと局長や沖田が死んだ割にね。
松本良順先生がすごくいい人だったのはナイス。
結構知らない人がたくさん出てきてWikipedia片手に読みまして、コロナが落ち着いたら、改めて五稜郭に行きたいですなぁ。
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残念ながらまったく内容の記憶がない。(2021.9.24)
※2006.2.15購入@東京駅構内の書店
2006.3.6読書開始
2006.3.12読了
2007.12.9売却済み
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あとがきに、はじめて書いた長編に加筆したものだとあるのを見て、なるほどそういうことかと納得。そうと分かれば、北原さんにもそんな頃があったのかと、それはそれで貴重な体験になった。
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本当に久しぶりに新選組物を読んだ。
筆者が土方が好きだと公言されていたと思うが、好きなんだなあと伝わり、本当に優しい土方歳三が書かれています。あと、伊庭八郎嫌な奴だと思っていたが、ここの伊庭はかっこいいです。