投稿元:
レビューを見る
レスリングの知識がなくても面白い!そして最後の最後まで読者を騙し、アッと言わせるところが相変わらず横関さんらしい。いろんなキャラクターからの視点でストーリーを進めることによってよりスピーディーに読めた気がする。
個人的には横関さんの他作品からの要素(ピザアルバトロスやサンタクロース事件など)が細かいところに散りばめられていて嬉しかった!
投稿元:
レビューを見る
レスラー流小次郎の事件をきっかけに、ファイアー武蔵はプロレス興行自粛を決める。
アメリカのリングで戦っていたファイアー武蔵が自粛から10年後、日本に帰ってきた。
流小次郎も、刑期を終えて出所した。
ファイアーと流が、事件に巻き込まれながら話は転回していく。
最後の終わりかたは、かなり予想外でした。他の終わらせかたはなかったの?
プロレスラーが、主役の物語は珍しく、子供の頃に夢中でプロレスを見ていた事を思い出しました。
著者はプロレスファン?
投稿元:
レビューを見る
壮大なギミック。
決してつらいだけじゃない楽しみながらの雰囲気伝わります。
十年かけたSHOWというか本当に大きい花火だなぁ。
プロレスわからなくても好きになりそう。
投稿元:
レビューを見る
プロレスが廃止されてしまった日本で、元プロレスラーたちが活躍する物語。誘拐事件あり、冤罪事件あり、謎の「レスラー潰し」なんてのも現れて、わくわくさせられっぱなしの展開。そして笑いあり涙あり……だけどとある部分で騙されていたことに気づいたときは驚くというより腰砕け状態で。「……感動を返せ」って思っちゃいました(笑)。
とにかく熱い! プロレスにはぜんっぜん興味ないのですが。それでもぐいぐいのめり込んじゃう熱さです。なんだかんだいってもカッコいいんですよねこの人たち!
投稿元:
レビューを見る
#読了。
世間の非難を浴びプロレス団体は活動停止を決定し、プロレスは「下品で野蛮」の代名詞となる。それから10年、元プロレスラー狩りが始まり、原因の一端となったコンビニ立て篭もり犯人のレスラー流小次郎が刑務所から出所してくる。再びプロレスが陽の目があたるよう、ファイヤー武蔵らが立ち上がる。
壮大なるギミック・・・といえばいいのだろうか?おそらくプロレス好きで、応援する意味合いも兼ねてこのような物語にしたのだと思う。が、ここまでくると、薄々感づいていること以外にも何かあるのでは?と本来のプロレスまで疑う人が出ないことを祈る
投稿元:
レビューを見る
誰々ぽい、という例えは、二番煎じ的なよくない意味にも取られ得るが、横関大は、よい意味で伊坂幸太郎の作品の根底にあるものに近い流れを感じさせる。
登場人物が個性的で、事件は起きるが解決し、悪は懲らしめられ、あっと驚く結末がある、ザッツエンターテイメント。
本作はプロレスが題材。個性豊かな元プロレスラー達とともに、並行して進む複数の話が最後に繋がり…!?
※大半の女子同様プロレスには興味のない私でも、最後まで一気読みでしたので、ご心配なく。
投稿元:
レビューを見る
★2016年6月11日読了『炎上チャンピオン』横関大著 評価B+
今回は、プロレスラーたちを主人公にいつもの横関ストーリーがダイナミックに展開する。
私自身は、実家でプロレス観戦が禁止されていたこともあり、あまり造詣は深くないのだが、プロレス好きの人にはちょっと胸が熱くなる話ではないだろうか?
この物語ほどではないが、ここ30年のプロレスの凋落はひどく、私の世代が大学生くらいまでその隆盛を目にした者にとっては寂しい限りの現状ではある。この作品では、横関氏のプロレスへの愛が感じられた。
流小次郎とファイヤー武蔵は、日本プロレス界の宿敵のライバル。10年前に流小次郎が起こしたコンビニでの立てこもり事件がダメ押しとなって、プロレス興行は自主的に中止。プロレス団体はスポンサーを失い解散に追い込まれ、プロレスラー、プロレス関係者はみな失業して生活苦に陥った。実は立てこもり事件の時に、流小次郎は何一つ記憶がなかったが、真相は冤罪だったのだ。それから9年間、刑務所に服役、ようやく流小次郎は出所してきた。そして、流小次郎とファイヤー武蔵はプロレス復活のための一大博打を打つ。
投稿元:
レビューを見る
【ネタバレ】「プロレス自粛」を宣言した日本で起死回生に挑む元プロレスラー達の活躍劇。凝った仕掛けと練られたストーリー&驚きのエンディングは、正にプロレス的です。
投稿元:
レビューを見る
作者がもしプロレスファンならプロレスが嫌われ、廃止されている世の中になっている話にするとは何とも自虐的だなと笑ってしまった。誘拐に立てこもりにとプロレスのイメージが良くなったり悪くなったりと怒涛の展開が起こることで読者を惹きつけ、気づくとプロレスの面白さを少しでも知れた点は作者の術中にハマったということだろうか。ラストはたぶん賛否あると思うが。
投稿元:
レビューを見る
伝説のチャンピオン・ファイヤー武蔵のライバルレスラー流小次郎が、立てこもり事件を起こし捕まった。世間のバッシングを受けてファイヤーが下した決断は「プロレスの自粛」。数年後、元プロレスラーたちが何者かに襲われ…。
横関大のプロレス愛に溢れた作品。自分も小学生の頃プロレスファンだった時期があり、微笑ましく読んだ。作者の他の作品にも出てくる宅配ピザも忘れず登場。本作のラストのオチもプロレスファンならニヤリとさせられる、秀逸なモノだった。
(A)
投稿元:
レビューを見る
プロレスが禁止された日本で元プロレスラーが次々に襲われる事件が発生。そして事件を起こしてプロレスを禁止に追い込んで収監されていた元プロレスラーが出所。
同じ時期に舞台をアメリカに移して活躍を続ける伝説のチャンピオンが帰国。
レスラーを襲った犯人は?プロレスの未来はどうなる?
帯に大人のジュブナイルとありましたが、うまく行きすぎなきもしますけど大人も楽しめる娯楽小説でした。
投稿元:
レビューを見る
プロレスのことはよくわからないが、わからないなりに楽しめた。
もう一度、プロレスを復活させるためなら、これだけ準備をして人にも動いてもらうか。
最初から何もかも仕組まれていたなんてね〜。
投稿元:
レビューを見る
2016年最後の読了本(^^)♪横関大さんは今年出会った一番のお気に入り作家さん!すんごく楽しめました(*´∇`*)プロレスが禁止された日本で男たちが10年をかけて、復活に導く!(^o^)誰がどこまで筋書きを知っていたか判らないけれど、読んでいる方も最後は一緒に熱くなれた!(*≧∀≦*)プロレスはこうでなくっちゃ!
投稿元:
レビューを見る
2月-3。3.5点。
プロレスラーの犯罪により、プロレスがなくなった日本。
一人のスターが来日するが、同時にレスラーに対する
襲撃事件も。
相変わらず上手いが、短い。もう少し長くして欲しい。
ラストもちょっと消化不良。
投稿元:
レビューを見る
着地点がどこなのかさっぱり分からず読み進める後半まで。何がどこまでギミックでそもそもこの物語の本筋はどこにあるのか…なかなか見えてこないながらも、テンポの良さはさすが横関さん。振り回された人達には気の毒だし、そもそもプロレスを封印させた所から全てが始まっていたとは驚きました。最後の最後、これもまたギミックか!となって、あーやられたー、で読了です。涙を拭く準備…の帯はおおげさかな、とは思います♪