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唯我独尊肉食系893×生真面目バリスタ。
あれこれツッコミどころ満載な893モノでしたが、読み始めたら止まらなくなる面白さでした。
バリスタの広末は、理不尽な言いがかりをつけレイプまがいの行為をしようとした893の我妻に「満足することのできる最高の一杯を淹れる」ことを盾にして阻止しようとしますが。
我妻はマッチョで男前だけど、乱暴で自分勝手で本能に忠実な男です。まさに893設定が大正解な攻です。
だけど、なんか憎めません。…ふつうなら受に対するあんな極悪な襲い方はNGですよね。でも、ゲイでもないのに快楽のためなら相手が男の広末でも気にしない単純さが、893的な怖さを通り越して呆れるというか…あんまり深く考えてない??
そんな我妻に一杯のコーヒーに全てを賭け、受けて立つ広末の気丈な態度も心強く感じました。ちょっと天然入ってるし…ww
身体から始まるラブの展開がすごく上手く描かれていて、萌ツボにヒットしました。
我妻は愛とか恋とか、そんなデリケートな感情は持ち合わせていなくて享楽的な考えの持ち主で893にぴったりの性格の男だったのですが、広末と出会ってひ弱な彼が自分の仕事に対する強い矜持を見せたことに衝撃を受け考えが変化していきます。
愛したり優しくしたりすることと無縁だった我妻が、ひとつひとつ学習していく様子がツボ!
そして、広末も怖がってばかりだった我妻に対して愛が芽生えていくのにも萌えました。
エロ的には、まあ乱暴なHで広末の身体にダメージもあったりしますが、何しろ彼が気丈なので心強く痛さもそこそこ。
それより、Hシーンになんだかすごく萌えました…
特に、広末が怯えてるからス○タHで…ってところの流れ!
やさしいし、えろえろしいしでドキドキ。
思ってた以上にエロ甘いシーンがてんこ盛りです。
893モノとしては展開的に物足りないところがあるけど、ラブとHでは妄想爆発で楽しめました!