投稿元:
レビューを見る
誰もが老いていく・・・
老いるということと向き合うために、一度読んでみたらいい本かなぁと思いました。
フレディ医師が「もし自分が認知症になったらならば」という視点で、描かれている絵本です。
私の祖母もです。この本を読んで、もっと理解してあげたいという気持ちになりました。
家族と一緒に、もう一度読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
私がまさかボケることはないと思われるかもしれませんが。先の事は私にもわかりません。
万一の時の為に、家族や、私の介護にあたってくれる方へ、次のようなことを今からお願いしておきたいと思います。
私が医者だったことを、まず忘れてください。
私は過去とは別の人間になってしまったのです。
「しっかりして!」っと大きな声で怒鳴られても、ただ恐ろしいのでおびえるだけです。
ですから私になにか言いたいことがあれば、笑顔で、優しく、簡単に話してくださいね。
きっと私は変なことを言うと思います。
例えは「蛇がいる」といったら、「じゃあ、追い払いましょうね」と私の要求をまず受け入れてください。
「ごはんまだか」と言ったら、「お腹がすいたのね」と優しくクッキーをくれれば満足です。
それから私は何をやってもすぐ忘れる病気の人だと思ってください。
もちろん目の前の人が、誰なのかもわかりません。
ただ、あなたが私の目をしっかりと見て、優しい声で話しかけてくれたら、きっとあなたが大好きになります。
他の人が言う事を嫌がっても、あなたなら聞こうとします。
笑顔が好きだからです。
私の頭の中は、モヤーっとしています。
だから、とても不安で一杯なのです。
夜は正直、何かが出てきそうでとても怖いのです。
そのために騒ぐときがあるかもしれません。そんなときでも叱らないで、優しく肩を抱いてください。
私の心が寂しいとき、私が若いころに大好きだった曲を聞かせてください。
どんなに知性が破壊されていても、その分感性だけは豊かなのですから。
私はこうしたことを ごく自然にしてくれる
心優しい人に囲まれて、余生を過したいと願っています。
投稿元:
レビューを見る
身近に忍び寄る老いとぼけ....
老人医療を専門に考える著者が,優しく分かりやすく書いてくれている。
誰もが子供で誰もが老いる、当たり前の事なのに...
優しいまなざし、笑顔、向かい合って会話....
あっという間に読めました。
何時かきっと「読んでおいて良かった」と思える一冊。
投稿元:
レビューを見る
最初は絵本のようで、認知症高齢者にどういう対応をすれば良いかがよく分かります。
また、後半では認知症やそれに伴う症状、対応の仕方などがくわしく説明されていて良かったです。
投稿元:
レビューを見る
著者は、長年老人医療にたずさわってきた医師である。“遺言”という題名になってはいるが、認知症の患者の胸の内を伝えることで、介護される側と介護する側、両方の心の負担を軽くしたい・・・
そんな願いがこめられていると思う。
将来の家族や自分に置きかえて、少しだけ考えてみる・・・そんな一冊にもなるのではないでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
湘南長寿園病院の院長フレディ松川先生が、もし自分が認知症になったとき、どう接してほしいかを書いた本です。誰もがいつなるかわからない認知症について、読みやすい文章とイラストで、わかりやすく理解できる本です。
投稿元:
レビューを見る
認知症という重いテーマだが、暖かい絵と分かりやすい言葉で読みやすかった。
私も認知症の家族がいるので、できる範囲で少しずつになるが、実行していきたいと思っています。
認知症患者さんと多く携わってきた医師のフレディ先生が「遺言」という形で認知症の方との接し方を伝えているのが新しいと感じた。
認知症は、当事者から状況を聞くことが難しいので、とても参考になった。