紙の本
カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語
2016/09/15 12:21
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投稿者:みすてり - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。
坂之上田村麻呂と鈴鹿山に棲む鬼女、鈴鹿御前との間に生まれた子孫の坂之上家は鈴鹿御前の夫だった陸奥国の悪路王高丸を裏切り討ったのち封印して「守り神」として祀りあげ守り続けてきた。
平安時代より悪路王が封印されていたお社に凶日もあり変化が現れた。
千年眠り続けた悪路王が復活した。
その場に居合わせた香澄は素早く寝惚けた悪路王に朧と名付け主従関係を結んだ。
詰まらない日々に退屈しきってきた香澄は朧と過ごす日常の変化に期待するのだが……。
紙の本
エロなし
2016/09/06 01:03
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投稿者:あっぴい - この投稿者のレビュー一覧を見る
オボロが弟みたいで可愛いです。悪路王なのに 笑
その悪路王のオボロとそれを祀っているカスミが、鬼退治?していく短編集です。
挿絵が表紙だけだったのが残念。
軽く読めるので、丸木さんの作品だから…と構えながら読まなくて大丈夫です。
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短編3作品、という感じ。
設定は好きな感じだけれど、全体一編で読みたい作品だったかな。
盛り上がる前にあっさり解決してしまう流れだから、本当に呆気なくて勿体無い。
香澄も朧(=鬼)もキャラ的にも面白いと思うから、話の構成は変わらないとしても、続編は読んでみたい。
表紙絵のTHORES様が素敵な人物像にしているし、これで終わってしまうのは勿体無いよ。
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丸木さんの作品にしては後味すっきり(うーん、これは褒めてないよ)
もっとドロドロだと思って読んだんですが、朧も香澄もチョロイと思ってしまった私。
続き出るのなら、トラウマできるぐらいの勢いでやってしまってくださいと思う私が問題かなぁ~。
でも、まあ、虎屋の羊羹につられる鬼だしなぁ。
面白いのは面白かったんですけどね。
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表紙のイラストの耽美な雰囲気に惹かれて購入。
美しいもの綺麗なものに心ひかれない少女カスミと
彼女に使役されることとなった悪路王オボロのお話。
全体的になんともいえない暗い雰囲気が漂ってます。
バットエンドというわけでもないですが、
グッドエンド、というわけでもないようです…
人の醜さ、家に縛られる女が秘めた熱情、恨みつらみ、鬼と女はおそろしや…
全体的にまさしく「鬼と女とは人に見えぬぞよき」
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■恐ろしいのは鬼か、人か…
時は大正。坂之上伯爵家の令嬢・香澄は、退屈な日常にうんざりしていた。そこへ現れたのは、代々祀ってきた悪路王。香澄は彼に朧という名を与えることで、主従関係を結んでしまった。少年の姿をした朧は、世の中にはびこる鬼を喰らって力を得るという。腹をすかせた朧のために、香澄は街へ出かけてみたのだが…? 煌びやかな華族世界を舞台に描く、あやかし事件簿!
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今まで、丸木さんを知らなかった人に、真っ白な状態で読んで貰った方がいいかも。感想違うと思う。
女学校の強かな同級生が嫌いじゃない。
お父さんの女関係の酷さが印象に残った。
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主人公の香澄と朧の、いや、主に朧の言動が軽快なので、表紙やタイトルほどおどろおどろしい感じはなかったです。
大正という時代の雰囲気も、キャラクターたちもとてもよかったけれど、今回は序の序という感じ。
もっと悪路王の過去のこととか突っ込んだ話が読みたかった。
続編の方にあるのかな?
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家で祀っていた鬼が目覚めてしまったのだが
まだ寝ぼけていたのに付け込んで、主従関係に。
この主人公、非常に女の子です。
好きなものの範囲はあれですけど、やってる事が
貴族のお嬢様よりはまだ可愛い感じ。
とか思っていたら、最後の最後で狡猾さが!
人知れず、も大事ですが、蹴落とし方が素晴らしい。
賞賛に値しますw
そんな主人公に使役される事になってしまった
羊羹好きになってしまった鬼。
これが偉大な…と疑ってしまいそうな、羊羹好き。
ここまで羊羹ひとつで一喜一憂するのも面白いです。
まぁ鬼なので無邪気です、といわれたら
そんな気もしなくもないですが。
1話目はともかく、2話目3話目となると
結局一番怖いのは人ですよ、と思います。
特に2話目…話よりも、先輩が怖いです。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2016/09/post-46d7.html
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作者さん目当てで買いました。
思ったよりずっといい意味で癖がなく、読者を選ばない読みやすさがあるけれど、ちょっとしたキャラクターの個性に作者さんらしさを感じて楽しかったです。